【そごう美術館】再興第108回 院展

2024.04.01 10:42
株式会社そごう・西武
再興第108回を迎えた 日本画の研究団体、日本美術院による公募展

会期:2024年3月30日(土)~4月21日(日) 23日間  ※会期中無休
会場:そごう美術館 (そごう横浜店 6階)
開館時間:午前10時~午後8時   *入館は閉館の30分前まで。


再興第108回を迎えた日本画の研究団体、日本美術院による公募展


日本美術院は、横浜出身の岡倉天心を中心に、横山大観、菱田春草、下村観山らが加わり、
1898(明治31)年に創立された日本画の研究団体です。日本美術の伝統を維持しながら、
次代の新しい美術を樹立することを目指して意欲的に活動し、日本画壇に清新な息吹を与えました。
1906(明治39)年から1913(大正2)年の間、日本美術院の研究所は上野・谷中から茨城の景勝地・
五浦に移りますが、1914(大正3)年、前年に没した天心の志を受け、谷中に再興。「藝術の自由研究
を主とす。教師なし先輩あり、教習なし研究あり」と高らかに宣言しました。
その後、安田靫彦、奥村土牛、小倉遊亀、片岡球子、平山郁夫らを輩出し、今なお日本画壇の先導的・
中心的な役割を果たしています。
毎年9月の東京展を皮切りに全国巡回する再興院展。
第108回の本展では、同人作家の作品33点をはじめ、受賞作品および神奈川県出身・在住作家など計85
点を一堂に展覧いたします。現代日本画壇で活躍する巨匠から若手までの力作の数々をご覧ください。

【出品作品内訳】・同人作品…33点
【受賞作品】・内閣総理大臣賞…1点・文部科学大臣賞…1点
 日本美術院賞(大観賞) ・東京都知事賞・…1点・奨励賞…14点
【神奈川出身・在住作家】40名

本年度受賞者
内閣総理大臣賞:番場三雄《上杉家御廟所》
文部科学大臣賞:武部雅子《影立つ》
日本美術院賞(大観賞)・東京都知事賞:水野淳子《きのうのきょうとアシタ》
那波多目 功一《日月の桜城》
那波多目 功一《日月の桜城》
   青森の弘前城での写生を基に作画しました。
   弘前城の入口の橋の上での写生なのですが、大変な人、人、人の中、写生帖をひろげての
   写生には相当な勇気と覚悟がいりました。


料金:
事前予約不要
一般800(600)円、大学・高校生600(400)円、中学生以下無料
*消費税含む。
*( )内は、前売および以下のカードをご提示の方の料金です。
【クラブ・オン/ミレニアムカード、クラブ・オン/ミレニアムアプリ】
*前売券は、3月29日(金)まで、そごう美術館、または、セブンチケット、ローソンチケット、
チケットぴあにてお取り扱いしております。
*障がい者手帳各種をお持ちの方、およびご同伴者1名さまは無料にてご入館いただけます。

日本美術院
ホームページ
Twitter
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※コラム(日本画Q&A、寄稿、同人コラム)、作品検索ページなど、充実した内容のHPです。


作家区分
同人
展覧会の開催(公募展の審査、賞の決定など)、同人の推挙などの日本美術院の運営に携わる。
招待の中から、人格・芸術を特に重視し、同人全員による推薦投票により推挙される。
招待
再興日本美術院展覧会(院展)において、日本美術院賞2回受賞、または日本美術院賞1回に加え
奨励賞10回受賞で推挙される。*再興日本美術院展覧会、春の院展ともに無鑑査が適用される。
特待
再興日本美術院展覧会(院展)において、20回入選、あるいは、奨励賞4回受賞、
または日本美術院賞1回受賞で推挙される。
*新特待は、再興日本美術院展覧会、春の院展ともに無鑑査が適用される。
院友
研究会員であることを前提に再興日本美術院展覧会(院展)に3回入選で推挙される。
研究会員
再興日本美術院展覧会(院展)及び春の院展入選者のうち、本人の申請を受けて同人会で
推挙される。
手塚 雄二《双樹》
手塚 雄二《双樹》
2つの樹をとりまく「空気」を描きたいと思いました。
西田 俊英《瀧の洞窟・禅》
西田 俊英《瀧の洞窟・禅》
嘗て、雪舟の「慧可断臂図」の部分を模写したことがありました。
奥に滝が流れる仄暗い洞窟の中で、何日も篭って写生をしていた時、私自身もまた、
この洞窟で座禅をしているかのような錯覚に陥りました。
村上 裕二《先生といっしょに》
村上 裕二《先生といっしょに》
平山郁夫先生のご縁で更正保護の小冊子12カ月分の表紙絵を担当した。2005年ぐらいの事。
犯罪を経験した未成年者の社会復帰。親身な保護司の方々。希望を捨てない人間の和。
ぼくはその頃から子どもを絵に描きはじめた。
子どもは居場所を選べない。だから先生、よろしくお願いします。
齋藤 満栄《晩秋の朝》
齋藤 満栄《晩秋の朝》
福井城の堀の石垣の木には、夜になると鷺が集まるという。
朝はやく、夜明けとともに飛び立つ様を描きたかった。
宮北 千織《雛の宵》
宮北 千織《雛の宵》
赤い色にエネルギーを感じます。
今回お雛様を描くにあたり、久しぶりに雛飾りを出しました。姉と私が幼い時に、
祖父母が買ってくれたものです。成長と幸せを願ってくれたと思います。
段飾りのお雛様は、6畳の子供部屋いっぱいになり押し寄せてくるようで、
子供心には少し怖く感じたものです。
番場 三雄《上杉家御廟所》
番場 三雄《上杉家御廟所》
内閣総理大臣賞
山形県、米沢市内に祀られる上杉家御廟所を制作致しました。鬱蒼とした杉木立の中、
初代上杉謙信公の御廟を中心に、12棟の御廟が建立されております。
これまで幾度となく取材に訪れ、その神韻な空間が表現できたならと務めました。
武部 雅子《影立つ》
武部 雅子《影立つ》
文部科学大臣賞
影の色は何とも彩度が高く、透明感があり美しい。
夏の影色の抜けた、つきぬけた美しさを表現してみたいと思い制作いたしました。
水野 淳子《きのうのきょうとアシタ》
水野 淳子《きのうのきょうとアシタ》
日本美術院賞(大観賞)・東京都知事賞
「接続詞を一つ間違えた「きのうのきょう」という言葉を聞いた時、考えれば考えるほどに、
自分がどこにいるのかわからないような不思議な感覚にとらわれました。
この時空間が混乱して、脳がフワッと記憶の中を彷徨うような感覚を表現したいと思い描きました。
加来 万周《水陰》
加来 万周《水陰》
奨励賞
川の流れに立つ大岩の陰が水に映り、それが水の陰となり、その陰の中に別の世界が
広がっているような、不思議な雰囲気をかもし出します。
それを白黒の色調で表現いたしました。

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