人と野生動物が共生できる社会を目指して。個人キャンパーが手軽に設置できるクマ対策電気柵「デンキリン」を開発した背景とは

2024.04.01 07:10
#アウトドア #キャンプ #開発ストーリー


株式会社道新サービスセンターは、北海道新聞社グループの広告会社です。当社は、「自分だけのキャンプ地を持ちたい」という人に向け、山林を貸し出すサービス「レンタリン」を2021年にスタート。多くのキャンプ愛好家にご利用いただき、お客さまが思い思いの方法でキャンプを楽しむ様子に接してきました。
そのなかで、「個人でキャンプや野営をするときに手軽にクマ対策をできるアイテムがあれば、より安心して好きなキャンプを楽しめるのではないか」と考え、2023年に個人向けのアウトドア用電気柵「デンキリン」の販売を開始しました。


このストーリーでは、自身もキャンプ愛好家で「レンタリン」事業責任者兼「デンキリン」の企画も担当した田村より、商品誕生のきっかけとデンキリンの魅力をお伝えします。
「デンキリン」企画担当の田村
クマ出没エリアが拡大する中、簡単に設置できるアウトドア用電気柵を企画
当社は、広告業を中心に保険事業、旅行業など様々な事業を通じて地域の発展に貢献する企業です。2021年、コロナ禍で密を避けながら楽しめるレジャーとしてアウトドアブームが高まるなか、利用されていない山林をキャンパーに年間で貸し出すサービス「レンタリン」を、新規事業として開始。現在北海道に6エリア、茨城県に1エリア、全116区画を展開し、多くのキャンプ愛好家の皆さまにご利用いただいています。


北海道のキャンパーにとっての悩みの一つがヒグマ対策。特に近年は出没エリアも拡大し、危機感を持つ方が増えています。レンタリンでは、食べ物やゴミの管理など基本的な対策をお願いするのはもちろん、クマの目撃情報があるエリアでは電気柵を設置し、少しでも安心して楽しんでいただけるようにしています。


一方、レンタリンとは別の場所で野営やキャンプをするキャンパーさんももちろんいます。そんな方々に、少しでも安心してアウトドアライフを満喫してほしいとの想いから、個人が簡単に設置・撤去できるアウトドア用電気柵「デンキリン」を企画しました。
当製品はキャンプ以外に、家庭菜園を行っている方のクマやイノシシ対策として利用することもできます。
知床五湖の遊歩道や旭山動物園に設置実績を持つ、電気柵システムの専門家集団に製造を依頼
企画のポイントは
1.個人が簡単に設置・撤去できること
2.人と野生動物との共生のために、互いに傷つけないこと


この二つをかなえてくれたのは、知床五湖の遊歩道や旭山動物園などに電気柵を設置した実績を持つ、ファームエイジ株式会社。1987年にエゾシカ防除に成功して以来、野生動物共生システムの普及に努めてきた、畜産動物・野生動物をコントロールする電気柵システムの専門家集団です。
電源確保とポール設置の難しさをいかに解決するかが課題だった
打ち合わせでは、主に電源の確保とポール設置の難しさをどのように解決するかが課題となりました。現状、電気柵が多く利用されているのは農家の獣害対策ですが、その場合の電気柵の電源は主にコンセントかソーラー充電型バッテリー。また、ポールは常に立てっぱなしにするため、打ち込みに時間がかかるタイプが一般的です。加えて、ポールにはワイヤーを通すためのクリップを別途付ける必要があり、これも手間のかかる工程です。


今回重視したのは、「個人が簡単に設置・撤去できること」。これを実現するためには、前述の電源とポール設置の2点を解決する必要がありました。
検討を重ね、本体の電源は充電の手間や充電忘れを防ぐため、乾電池式のものを活用することで解決。ポールは、地面への埋め込みが簡単にできるよう足で踏んで押し込むためのステップと、ワイヤーを通しやすい爪付きのものを採用しました。
デンキリン内容一式
試行錯誤の末、乾電池2本・設置15分の手軽に使える電気柵セットの開発に成功
試行錯誤を経て完成した電気柵は、最大で外周約50メートルを囲うことができ、必要な電力は乾電池(単一)2本。特別な工具は必要なく、慣れれば10~15分ほどで設置できます。

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設営動画
「デンキリン」で、野生動物を傷つけず安心してアウトドアを楽しめる社会に
電気柵は、慣れることのない電気ショックを動物に経験させ、その警戒心により柵に近寄りにくくさせる“心理柵”です。障害物を簡単によじ登ることができるヒグマには、電気柵での対策が特に有効とされています。
電気ショックといっても、電線に流れるのはパルス電気。人が触れても強めの静電気が流れるような感覚で、子どもが触れた場合もケガや火傷をしにくい程度のものです。


この電気柵をうまく使い、人と動物が互いに傷つけ合わず、少しでも安心してアウトドアレジャーを楽しめる社会に近づけられたらと考えています。


北海道のみならず、昨年は全国的に広範囲でクマが人の生活圏に出没する事例が増えています。この「デンキリン」が、皆さまの楽しく安全なアウトドアライフに役立つことを願っています。
アウトドア用電気柵「デンキリン」商品概要
<クマ・イノシシ対策用レンタリン×FAR夢オリジナルセット>
・商品名:アウトドア用電気柵デンキリン 乾電池仕様50m
・仕様: 最大電圧5800v、単一乾電池2本、電気柵周囲最大50m、3段張り、支柱間隔4m、最大約35日間連続使用可能
・価格 : 55,000円(税込み・送料込み) ※沖縄及び離島を除く
▽▼ご購入はこちらから▽▼
お知らせ
2024年4月30日まで、割引キャンペーン及びSNS投稿キャンペーン実施中。
【割引キャンペーン内容】
販売サイトご購入画面でクーポンコード『CRJ58SFN』を入力すると10%オフ


【SNS投稿キャンペーン内容】
商品の設置画像をハッシュタグ『#デンキリン』と共にInstagramでアップすると図書カード1,000円分プレゼント
(プレゼント送付に関してはInstagramのDMにてご連絡します)

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