企業と経営者へのリスペクトから誕生した、新世代M&A仲介会社の創業ストーリー。関わる全ての人の“輝く未来のために”

2024.03.28 10:41
スピカコンサルティングは、2022年8月23日に創業したM&Aコンサルティング会社だ。
「自らが星のように輝きプロフェッショナルファームとして世界を熱狂であふれさせる」をアンビション(企業理念)とし、真の意味で企業の発展に貢献し続けるという強い想いを持ったメンバーたちが集い設立した。


業界特化のM&A仲介コンサルとして、現在は7業種(2024年3月時点)での事業承継支援を実施。また、企業価値を最大化する「バリューアップコンサルティング」を通じてM&Aありきではない経営コンサルサービスも提供している。


2022年8月23日設立と、創業から日の浅い会社ではあるが、創業までの想いは長年にわたる。この記事では、スピカコンサルティングの創業までのストーリーと実績、そしてこれからの展望をお伝えする。
経営者である父の背中をみて育ち、事業承継の本質に触れる
スピカコンサルティングの代表取締役である中原 駿男(なかはら・としお)は、化学品中間体製造業を商いとしていた父のもと福岡で育つ。中原の父は、家族と社員とその家族の生活を守るため、昼夜問わずに働く中小企業の社長だった。幼い頃から父の背中をみて育ち、ビジネスを存続・発展させる経営の楽しさと苦しさを知った中原は、自然と“会社経営”に興味を持つようになる。
<幼少期の中原>


慶應義塾大学経済学部を卒業後、後継者として父の会社を継ぐことも考えたが、これまでとは違った世界での活躍を夢見て大手金融機関に就職。法人営業に従事し、銀行内、様々な賞で表彰される実績を積んでいった。


その頃、後継者不在となった中原の父は、会社を第三者へ承継(M&A)し、経営者を引退。跡を継がなかったことに申し訳なさを感じながらも、父とは違う形で中原自身「やり切った」と誇れる仕事で生きていくと決意した。


配属された支店の管轄には社歴の長い企業が多く、中堅・中小企業の2代目・3代目社長が支店長のもとへ会社の譲渡について相談する姿をよく目にした。銀行での経験、なにより父が事業承継の当事者であったことが「後継者不在も一種の経営課題、この課題解消に尽力したい」と、それまで意識してこなかったM&Aのニーズを感じた。そして2014年、中原は日本M&Aセンターの門を叩く。
業界特化とバリューアップコンサルティングへの想い
2社のM&A仲介企業で事業承継支援の経験をつむ中、従来のサービスにおける課題と限界が見えてきた。


ひとつ目は「業界への専門性」という観点。
日本M&Aセンター時代は、地方の金融機関と一緒に企業の事業承継を手伝うなど、感謝されることも多く得難い経験だった。一方で、「支援企業の業界を最初から深く知っていればもっといい紹介ができたかもしれない」と、申し訳なさのような感情が芽生えていた。その頃、新規のM&A仲介会社設立の話を聞き18年に転職。2社目のM&A仲介会社で最初に手がけたLPガス事業の案件以降、中原は“LPガス事業専門のM&Aコンサルタント”となった。


日本で最も多くLPガス事業のM&A仲介を担ったと言えるようになってきた頃、業界特化の支援をしてきた中原だからこそ感じる頭打ち感があった。それは「M&Aありき」だという点だ。M&A仲介を提供する会社なのだから、M&Aの実行が前提で支援する。この必然性を頭ではわかっていながら、中原の本音はそうではなかった。会社を残す、あるいは成長させる手段はM&Aだけではない。あくまでもM&Aは様々ある手段の一つなのだ。


長年の歴史がある会社を残し、家族と社員とその家族までを守ってきた経営者と、会社に関わる全ての人が幸せな人生を送るための支援をしたい。この想いが根底となり、中原は2022年にスピカコンサルティングを設立した。
3人の社員と複数の協力者から始まった「星の会社」
ひとりのコンサルタントが一つの業種のみを担当する「業界特化型M&A」と、M&Aありきではない企業価値を最大化する「バリューアップコンサルティング」の提供を実現するため独立した中原だが、志を同じくする3名の社員と設立準備を進める。


社名は、企業とそこに関わる人々が長く輝いて欲しいという想いを込めて、星から名前を貰うことに。スピカは乙女座の一等星で、春の到来を象徴する「春の夫婦星(めおとぼし)」と呼ばれていて、M&Aはよく縁談に例えられることから、「スピカコンサルティング」と命名した。


創業日は、8月23日。星座に詳しい人ならピンとくるだろうが、8月23日は乙女座の始まりの日である。会社ロゴにもスピカとその夫婦星とされるアークトゥルスがモチーフとなっている。
誠実さ、倫理観、起業家精神を柱に、自らも輝く星となる
M&A事業者の登録数も年々増加し、M&A件数も多少の増減はあるものの右肩あがりになっている。実際に後継者不在による優良企業の倒産・廃業は、世界で最も少子高齢化が進む日本にとって大きな問題であり、国家としてもM&Aに関するルールの整備や税制緩和に取り組んできた。


一方でこの業界を取り巻くイメージは、「赤字経営」「怪しい」「ハゲタカ」というネガティブなものが未だに残っている。さらには、最大手の仲介会社である日本M&Aセンターの営業93名が処分された、契約書の偽造による売上の前倒し計上(不正会計問題)が発覚したことで、業界全体のコンプライアンスが疑問視された。そして昨今、M&A仲介は「稼げる仕事(平均年収が高い仕事))」として知られるようになっている。


M&A仲介が「稼げる仕事」として知られるようになったことで、これからのM&Aコンサルタントはより一層の倫理観、使命感、謙虚さのような「人間性」が重要になるとスピカコンサルティングは考えている。そのため、創業当初からアンビション(企業理念)と共にスピリッツ(行動指針)を掲げた。この行動指針「7 STARS」には、高品質のM&A仲介を提供するために、そして何より社員一人ひとりが仕事や自身の人生で輝いて欲しい、という願いが込められている。
また、スピカコンサルティングには日本M&Aセンターを卒業したコンサルタントが複数在籍しているが、彼らは会計不正に加担していない部署に所属していたメンバーだ。高いコンプライアンス意識と、ビジネスや経営者へのリスペクトを持つ彼らが、中原の想いに共感し集っていることが、スピカコンサルタントの誇りである。
創業1年で唯一のM&A会社へ、これまでの成果とこれからの展望
経営者の皆さまにお役立ていただける情報の提供や、業界の発展に貢献すべく、スピカコンサルティングは業界特化M&A仲介で日々専門性を磨いてきた。


しかし、創業1年で東証グロース市場に上場している、株式会社GA technologies[3491](以下、GAテクノロジーズ)と経営統合を実施。GAテクノロジーズの資本傘下に入ることに。GAテクノロジーズは、「テクノロジー×イノベーションで、人々に感動を生む世界のトップ企業を創る。」を理念に掲げ、不動産をはじめ、さまざまな産業のビジネス変革に取り組むインダストリーテック(ITを駆使した産業変革)企業だ。2013年の創業から5年後の2018年に東証グロース市場(旧東証マザーズ市場)に上場。上場後16件のM&Aを実施し、2023年度は売上高1,466億円を超える急成長企業である。


GAテクノロジーズとの経営統合を決断した要因は複数あるが、スピカコンサルタントは経営統合を通じて、ある種の“時間”と“リソース”を手に入れることができた。なによりも、M&A仲介会社で唯一、自身がM&Aで売却した当事者になったのだ。これまでとは違う“実体験(当事者)”としてのアドバイスや提案ができることはスピカコンサルティングの新たな強みになった。
そして真の意味で企業の発展に貢献し続けるためには、ITやAIなどの最先端技術活用が不可欠だ。専門性を有するコンサルタントとITの力を融合させた、高品質なM&Aサービスを提供するため、GAグループの開発力と知見を活かし「M&A仲介DX」を研究・開発するチームを新設。M&Aコンサルタントがより高度な提案を実現できるように支援している。
スピカコンサルティングは、高品質なM&Aコンサルティング会社であるというプロフェッショナル意識をもち、まずは日本でトップのブティックになることを目標としている。だがそれは単に成約数や売り上げなどの数値的な話に限らない。


長年の歴史がある会社を残し、家族と社員とその家族までを守ってきた経営者や、会社に関わる全ての人が幸せな人生を送るための支援をしたい。


関わる全ての人の“輝く未来のために”。


根底にある強い想いとプロフェッショナル意識で、企業の価値を最大化するコンサルティングと、M&Aサービスを提供し、品質を含めた総合的なNo.1ブティックを目指していく。




執筆者
株式会社スピカコンサルティング
ブランドコミュニケーション部
広報・PR/コピーライター
近藤英恵

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