これぞナンバープレートの日本代表!? 登場したての「東京都の地方版図柄入りナンバープレート」を社用車「ジムニー」に着けてみた

2024.03.25 07:00
東京都民ならみんな選べる図柄入りナンバープレートが登場!
  さて。前回の記事では、「図柄入りナンバー」の種類が続々と増えており、2025年に開催される大阪万博の記念図柄入りナンバーも登場したことを紹介した。
  この記事を書いていて思ったのが、「せっかくなら図柄入りナンバーを自分でつけてみたいな……」といううっすらとした欲望。とと言うのもじつは昨年、全国版図柄入りナンバープレートというのを弊社の社用車であるアクアにつけている。しかし、この企画は当時新人であった清家に「新人として勉強がてらやってみろ!」と命じて装着させた企画。筆者はそれほど携わっていない。
  しかし、再度この企画をやるにも最適なクルマがない。前述のアクアで……と一瞬思ったが、じつはこのボディカラーも相まってか、全国版図柄入りナンバーの評判が社内外から好評で、これを外すのはなんとも惜しい。そうこう悩んでいるうちに月日は過ぎていったのだが、なんと運がいいことか、「これにつけてくれ!」といわんばかりの新車が、社用車として突然導入された!
  それが、登場から5年以上経った今でも約1年待ちという大人気の軽自動車「スズキ・ジムニー」だ。個性的かつ愛嬌があるスタイリングや、アウトドアにぴったりな超本格的な4WD性能を持つ本格クロカン、カスタマイズパーツが豊富という点などから幅広い層に支持されているモデルだ。WEB CARTOPの読者諸兄には、もはや細かい説明は不要だろう。
  そこで早速会社に「また図柄入りナンバーをつけさせてくれ!」と頼み込む。すると、「保険とかの手続きがいらないような面倒ごとでないなら大丈夫」と無事に承諾。そう、ナンバーの数字は今回変更するつもりがないので、保険などが関係する面倒な手続きは不要なのだ。この手軽さが嬉しいポイントでもある。
  さて、会社の許可が出れば次は装着するデザインだ。弊社のクルマは品川の運輸支局が管轄となる地域なので、選べるデザインは以下の3つとなる。
・全国版図柄入りナンバープレート
・⼤阪・関⻄万博特別仕様ナンバープレート
・東京都の地方版図柄入りナンバープレート
  1番上は既に社用車のアクアで装着済みなので今回はパス。2番目の大阪・関西万博の特別仕様は赤い水玉が可愛い感じで、ジムニーと相性も良さそうなのだが、弊社のそばには国会議事堂をはじめとする国の代表機関が多く密集しており、それらの関係車がよく装着してる。ゆえに意外にもこのデザインは筆者的にはよく目にしており、やや新鮮味に欠けるのでこちらもパス(可愛い感じが捨て難いが……!)。
 と、なればもう最後の「東京都の地方版図柄入りナンバープレート」となる。じつはこれ、昨年の10月に導入されたばかりの新デザインで、まだまだ普及していないもの。新車と組み合わせるにはもってこいの逸品なのだ。それに、「東京タワーとソメイヨシノ(桜の品種)」という組み合わせも、いかにも日本らしくてとてもいいではないか。埼玉で生まれ育った筆者から見てもどこか惹かれるデザインだ。
  と、いうわけで今回は納車されたばかりの社用車のジムニーに、登場したばかりの「東京都の地方版図柄入りナンバープレート」を装着していく。ちなみに新車で納車された弊社のジムニー的には初のカスタムとなる!
東京都民でなくても欲しいデザインに!
  申し込みは、最初に図柄入りナンバー申し込みサービスというサイトにアクセスし、このページ内の「インターネットで申し込みを行う方へ」という箇所をクリック。
  ページに入ると「交換」「希望番号」と選択できる画面に繋がるので、自身の車両が該当する箇所を選択し、手続きを始めるといった流れ。それぞれの区別は以下のようになっている。
「交換」
  現在ついているナンバーの番号をそのままに、図柄入りに変更する場合の手続き

「希望番号」
  自身の好きな数字を使用してナンバーを発行する場合
  ただし、希望番号で申し込む場合は以下条件に当てはまるユーザーとなる
(1)新規登録を行う場合。
(2)管轄変更を伴う名義変更(移転登録)または転居による住所変更(変更登録)を行う場合。
(3)現在のナンバープレートが紛失、破損、汚損して番号変更を行う場合。
(4)ご当地ナンバーへの番号変更を行う場合。
  現在所有しているクルマのナンバーを変更する場合の多くは上記の「交換」が該当。「希望番号」は、新車や中古車の購入時に使用することが多い。今回はすでに納車されているジムニーを使用するので「交換」を選択した。
  そのあとは、画面に沿って必要事項(氏名や住所など)を入力して手続きを進める。この際、車検証に記載されている情報も必要になるので手もとに用意しておこう。
  必要事項の記載が終わったら、決定ボタンを押して完了だ。ここで不備があると申込内容が戻ってきて、再入力が必要になる。ちなみに交換の場合、車両情報は翌日の午前9時頃に照会される仕組みなので、1度不備があるとすぐに直しても翌日の確認(土日祝や年末年始は除く)となるので、急ぎの人は注意が必要だ。なお、図柄入りナンバー全種類は字光式ナンバーには対応していないのでご注意を。
  費用に関しては地域によって多少前後するが、編集部が籍を置くエリアは「品川」なので、登録車の交付料金が8200円(前後2枚1組)、軽自動車は8300円となる。ちなみに「図柄入りナンバープレート」には2種類存在しており、1つはモノトーンタイプで、もう1つがフルカラータイプだ。前者は8300円のみを支払った人に発行されるモノとなっており、後者は1000円以上の寄付金を納めた人が選択可能となる。聞くところによると、「寄付はするけどモノトーンがいい!」という声が男性ユーザーに多いという。この場合も対応可能とのことなので、寄付をしてモノトーンという選択肢も粋かもしれない(寄付金なしでフルカラーはもちろん不可)。
  さて。諸々の手続きが終わったらついに交換だ。
  今回使用するジムニーは軽自動車なので、「東京運輸支局」ではなく、軽自動車を専門に扱う「軽自動車検査協会東京主管事務所」に向かう。ナンバーの発行は支払いから約2週間後となるので注意が必要だ。期間は装着可能となった日から1カ月となる(今回の場合は令和6年2月14日から令和6年3月13日までとなっていた)。平日しか対応していないので、その点も注意が必要。
  事務所に到着したらまず機械に、メールに記載された「受付番号」を入力し、申し込み証を発行する。出てきた紙に必要事項を記入して提出する流れだ。
  受付が済んだら、「番号標交換申請書」と「車検証」を持って別の窓口へ向かい、そこでもう1度手続きを行う。そこで確認の認印を貰ったら元の窓口へもう1度向かい、先程の書類と車検証を提出。
  不備などがなければ、領収書と引換証をもらい、装着されているナンバーを外して提出。すると図柄入りナンバーが出てきて手続き完了だ。
  新品ピカピカで袋に入っているナンバープレートは非常に輝いて見える。このような状態でナンバープレートを受け取ることがないので新鮮だ。
  所要時間は混んでいなければ30分程度、混んでいると最長で90分ほど掛かるそう。
  ナンバーを受け取ったら、数字などに間違いがないか確認して装着だ。今回は軽自動車なので封印などはない。よって受け取ったら自身で交換する。事務所にはプラスドライバーが用意されていることが多いが、念のため自分でもっていくと安心だろう。
  装着が終わったらそのまま帰れるのだが、付けてみて開口一番に出たセリフは「めっちゃいいじゃん!」のひと言。このデザインとジムニーの組み合わせは文句なしではないだろうか!?
  格好よさと可愛さが絶妙にマッチしたジムニーに、東京らしさがバランスよく詰め込まれたこのデザインのナンバー、着けない以外の選択肢はないのではないだろうか!? 東京に馴染みの薄いひとでも惹かれるデザインで、図柄ナンバー日本代表といっても過言ではなさそうだ。さりげないドレスアップ効果も持ち合わせているのも魅力ポイントでもある。ちなみに、これは軽自動車用なので枠が黄色くなっている(普通乗用車であれば枠はなし、事業用であれば枠が緑となる)。
  さて。このナンバーをつけたら1つやってみたいことが筆者にはあった。それが「聖地巡礼」だ。昨年の全国版図柄入りナンバーでは花柄だったこともあり、聖地のようなものはなかったが今回は違う。そう、東京タワーが書かれているのだ! 桜は時期的に難しかったが、東京タワーならすぐ行ける! と言うわけで、日を改めて早速東京タワーに向かってみた。
 東京タワーのそばに着いて、「東京都の地方版図柄入りナンバー」とジムニーを一緒に眺める。「これがやりたかった……!」と、叫ばずにはいられない。
  そしてこのナンバー、これまでの地方版図柄入りナンバーにある「ナンバーの地域名毎」という縛りがないのが大きな特徴。なので、今回は「品川」ナンバーでやったが、東京都内の「世田谷」「足立」「江東」「葛飾」「練馬」「杉並」「板橋」「多摩」「八王子」でも同じ柄を装着できる。
  この「各都道府県全域で選べる図柄」の地方版図柄入りナンバーは「秋田県」「栃木県」「群馬県」「沖縄県」、そして今回の「東京都」で交付しており、今後も種類が増えることが期待される。
  ちなみに、今回手続きに携わってくれた担当の方に話を聞いたところ、東京都の地方版図柄入りナンバープレートは2024年2月28日の段階で600件以上の申請があったそうで、評判はいいようだ(軽自動車検査協会東京主管事務所内のデータ)。
  編集部に戻ると、「可愛くていいじゃん。ジムニーに似合ってる」と評価は上々。社用車での移動が今後さらに楽しくなるはずだ。

あわせて読みたい

【柏市】3/23(土)~テガチャリ土日営業再開!タンデム自転車に乗ってみませんか?
PR TIMES
2023年の軽自動車販売トップはダイハツ! 年末に発覚した不正の影響は限定的だが2024年は……
WEB CARTOP
哺乳びんのプラスチック素材を再利用したジュエルリング「stone ring (baby bottle version)」販売
PR TIMES Topics
「ナンバープレートでかっこいいと思う栃木県の地名」ランキング! 2位「宇都宮」を抑えた1位は?
All About
「ナンバープレートでかっこいいと思う茨城県の地名」ランキング! 2位「水戸」、1位は?
All About
「Re:EDIT」と雑誌「STORY」のスペシャルコラボ&セレクトアイテムを発売開始
PR TIMES Topics
郷土愛を示すもよし! ドレスアップに使うもよし! 図柄入りナンバーの種類が続々と拡大中
WEB CARTOP
【解説】地方版図柄入りナンバープレートに「新種」が追加になった!
ドライバーWeb
「Q SKIP」で楽しむ!東急沿線1日お散歩旅
antenna
富士山に朱雀……どころかくまモンにみきゃんってゆるキャラまで! 続々増える「図柄入りナンバー」の人気ランキングをチェックしてみた
WEB CARTOP
盗まれやすいのは1・3・8・9! いまナンバープレートの盗難が増えていた
WEB CARTOP
爽やかな初夏を彩る「Green」な季節限定商品
PR TIMES Topics
いつ届くかはわからない……[リコール]は他人事じゃない 自分の愛車が対象になったら
ベストカーWeb
「TOKYO AUTO SALON 2024」でジムニーカスタムのトレンドを探る!
&GP
昭和レトロな「アデリアレトロ」とコラボした「アデリアレトロ シーリングスタンプ」販売!
PR TIMES Topics
世界を見渡したってこんなに可愛い車名はない!? 後ろが荷台の軽ピックアップ スズキ「マー坊」こそ現代に蘇るべき!
ベストカーWeb
小は大を兼ねる!?  やっぱり日本人には「5ナンバー」が絶対いい! 
ベストカーWeb
持ち運びに便利なハンドルタイプのモバイルバッテリー「700-BTL054シリーズ」発売
PR TIMES Topics
ぶっちゃけ高い!! 「自動車税」っていったい何に使われているの?  滞納するとどうなる?
ベストカーWeb
名車キャロルにR360クーペもあったのに撤退!! マツダの軽全車OEM作戦は結果的に正解だったのか!?
ベストカーWeb