「多様性の時代」のコンテンポラリー・アートを考える。『美術手帖』4月号は、「世界のアーティスト2024」特集。

2024.03.06 09:00
美術出版社
『美術手帖』4月号
株式会社美術出版社(東京都 品川区)は、『美術手帖』4月号「世界のアーティスト2024」特集を2024年3月7日(木)に発売。85組のアーティストから「多様性の時代」のコンテンポラリー・アートを考えます。
特集「世界のアーティスト2024」

「多様性の時代」のコンテンポラリー・アート
2020年代、コンテンポラリー・アートのグローバルな拡大が進行するとともに、ヨーロッパ、アフリカ、中近東、東アジア、北中米、南米など、それぞれの地域や歴史に根差した活動を続けるアーティストが目立ってきている。そして、その作品や活動を再評価する展覧会や国際芸術祭も数多く開催されている。
それぞれの作品にも、ポストコロニアリズム、戦争、先住民、移民、神話・伝承、ネーション、エコロジー、ジェンダー、ケア、資本主義、人工知能、仮想現実など、多くのテーマが見られ、その在り様や価値基準もますます多様化・細分化していると言えるだろう。
本特集では、その多様化する世界のアートシーンで活動するアーティスト85名を、テーマや地域を横断し幅広く紹介する。「多様性の時代」と呼ばれる現在を生きる様々なアーティストを見渡すことで、コンテンポラリー・アートの現在と未来を考えたい。
さらに、多様性を受容する社会への大きな変化の潮流のただなかにある世界のアートシーンで求められる、アーティストやキュレーター、美術館の役割とはなにか? 様々な地域のアートシーンに関わり、グローバルにそしてローカルに活躍するキュレーターの片岡真実(森美術館館長)とウンジー・ジュー(サンフランシスコ近代美術館キュレーター)に、コンテンポラリー・アートの現在について語ってもらった。
また、アーティスト・インタビューは、1980年代末から既製品や写真を用いた大規模なインスタレーションを制作し、その後は短編映像や立体作品、絵画など、様々なメディアの境界を超えながら制作を続けてきた白井美穂。府中市美術館での個展「森の空き地」に合わせて、作品と言葉の関係やその背景にある構造について沢山遼が話を聞いた。
【目次】
特集「世界のアーティスト2024」
「多様性の時代」のコンテンポラリー・アート

ソフィア・アル・マリア/イブラヒム・マハマ/
アヨン・キム/ニュー・レッド・オーダー/
ジェシー・ダーリング/シモーヌ・リー

ジュマナ・マナ/ローレンス・アブ・ハムダン/
タオ・グエン・ファン/ハジラ・ワヒード/
プレシャス・オコヨモン/マイケル・アーミテージ/
マーティーン・シムズ/アレイ・コレクティブ/
クリスティン・スン・キム/コラクリット・アルナノンチャイ/
キャロリン・ラザード/セコラ・マイン・ワヤン(SMW)/
プラジャクタ・ポトニス/ディネオ・セシー・ボパペ/
メリエム・ベナーニ/セシル・B・エヴァンス/
エイヴリー・シンガー/アレクサンドラ・デイジー・ギンズバーグ/
タリク・キスワンソン/アンネ・イムホフ/エドガー・カレル/
ウェンディ・レッド・スター/カプワニ・キワンガ/
アンドリウス・アルチュニアン/タラ・マダニ/栗林隆/
ペポン・オソリオ/タウス・マハチェワ/オープン・グループ/
サルマン・トゥール/毛利悠子/タレク・アトゥイ/マルグリット・ユモー/
イアン・チェン/ジョン・ラフマン/ジュリアン・シャリエール/
ルアンルパ/ジョナタス・デ・アンドラーデ/フィレレイ・バエズ/
サオダット・イズマイロボ/イキバウィクルル/チャヌーパ・ハンスカ・ルガー ほか

SPECIAL TALK
対談:片岡真実×ウンジー・ジュー
ローカルな知を世界の全体像につなぐために
山本浩貴=進行 中野勉=構成・翻訳

アーティスト索引、執筆者紹介/編集協力
========
ARTIST IN FOCUS
寺内曜子
渡部葉子=取材・文

今村源
楠本愛=取材・文

照屋勇賢
池上裕子=取材・文

WORLD REPORT
New York/London/Ipoh/Taipei

ARTIST INTERVIEW
白井美穂
沢山遼=聞き手

REVIEWS
高崎恵「Studio Nest II」展
椹木野衣=文

城戸保「駐車空間、文字景、光画」展、野村浩「Painter」展
清水穣=文
書誌情報

美術手帖2024年4月号 3月7日(木)発売
特別定価|2,000円+税
発行|カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社
発売|美術出版社『美術手帖』公式サイト
Amazonサイト
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美術出版社
1905年の創業以来、一貫して良質な美術図書の出版を手掛けてきました。『美術手帖』『ワイナート』などの定期雑誌、『カラー版美術史シリーズ』をはじめとする美術・デザイン・建築などの芸術全般にわたる書籍の出版、美術展のカタログ制作のほか、アートと人々をつなぐ多彩な事業を行っています。

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