『設置してほしい暗さ対策』として、照明灯の２倍超え。キャンプ場実証実験で高輝度蓄光が高評価獲得。

ユーモラス
非電力サインを活用した空間装置を設置し、宿泊利用者100人以上に調査を実施。夜間の施設運営に照明灯以外の新しい選択肢が登場。東京・丸の内にて本日より２週間限定で特別展示。

テクノロジーとエンターテイメントの融合で新たな価値を創出する株式会社humorous（ユーモラス、東京都目黒区、代表取締役：田村勇気）は、高輝度蓄光を利用した非電力サイン『ナイトコンシェルジュ(R)』の開発・運用を進め、東京都の「多摩イノベーションエコシステム促進事業」における令和5年度リーディングプロジェクトに選定されています 。

夜間の安全性・快適性向上と維持管理の容易さを目指し、地面に直接設置が可能な立体形状の空間演出装置（特許出願中）の効果を検証する実験を実施しました。

東京都あきる野市にある人気アウトドア施設『自然人村』のキャンプサイトエリアを実証フィールドとして、暗闇での来場者の移動をサポートする高輝度蓄光プロダクトを通路に配置しました。

自然環境下での電源確保が難しい状況において、照明灯に頼ることなく、安全かつ快適な場内誘導を実現。宿泊利用者100人以上のアンケートにより、『設置してほしい暗さ対策』として60%が本製品を支持。照明灯と回答した25%の2倍を超える結果となりました。

また、「雰囲気が良い」「明るすぎず良い」「環境への配慮が見られる」といった肯定的な意見が多く寄せられ、利用者の85%が安全性や快適さを感じ、94%が施設に対する好感度が向上したと回答。暗闇対策として、あるがままの自然環境を生かした新たな選択肢の可能性が示されました。

現在の暗闇対策は、暗いまま放置か、照明灯設置の事実上の２択となっています 。後者の場合、無条件に照明設備や電気工事、高騰する電気代や維持管理など、費用的にも運営的にも施設事業者の負担となっており、また、CO2削減の観点からも環境に不要な負荷をかけ、世界的潮流からも逆行する側面もあります 。

『ナイトコンシェルジュ』は、避難標識などに使われてきた蓄光素材をもっと創造的に活用するプロジェクトです。2022年に国土交通省のモデル事業として社会実験が実施され、9割の利用者から継続設置を希望する声が上がり、その後実用化されました。4年ぶりに開催された隅田川花火大会の会場運営にも採用されるなど、多様なシーンで展開されており、暗闇対策の新ジャンルとして、今後も多くの場面での活躍が期待されています。

株式会社humorous、および連携事業者の株式会社国際開発コンサルタンツ（東京都文京区、代表取締役：牧田博之）、株式会社オサマジョール（東京港区、代表取締役：和田圭弘）は、今回の実証結果をフィードバックし、さらなる改良と実用化を目指して参ります。

なお、今回の実証に使用された新型プロトタイプは、2月14日（水）より28日（水）までの２週間、東京都が本年５月に本格運営を開始するスタートアップの支援拠点「Tokyo Innovation Base（東京イノベーションベース、TIB）」の一般開放に合わせて期間限定で展示される予定です。

⚫︎実験概要
実施場所：東京都あきる野市深沢『自然人村』
調査期間：１９日間
有効回答者数：１０１人（キャンプエリア宿泊者）
年齢：２０−５０代
男女比：６：４
聞き取り方法：無記名アンケート方式

⚫︎東京都事業「多摩イノベーションエコシステム促進事業」
東京・多摩地域で、イノベーションを起こし続ける好循環（エコシステム）を作ることを目指して、中小企業や大学・研究機関、スタートアップ等の多様なプレイヤーが交流し連携を強める取組を展開しています 。
関連サイト

⚫︎高輝度蓄光ソリューション『ナイトコンシェルジュ』
関連サイト

※『ナイトコンシェルジュ』はオリジナル空間演出法として特許出願済、商標登録済

⚫︎株式会社 humorous（ユーモラス）（東京都目黒区、代表取締役：田村勇気）
広告代理店にて多くの映画やドラマなどの製作に携わってきた代表の田村が、エンタメのアプローチで社会課題を解決する企画会社として2022年創業。エンタメの演出を活用し課題空間を変身させるR&D事業『ZONE(R)︎』など、コンテンツ開発を推進。
『あそびゴコロが、世界を救う』をミッションに、既存にない組み合わせやユーモアを有効活用し、心にゆとりある社会の実現を目指します 。

⚫︎Tokyo Innovation Base（東京都千代田区丸の内3-8-3）
世界中のイノベーションの結節点を目指す東京都のスタートアップ支援拠点。多様な人々がつながりあい、革新的なアイデアやテクノロジーで社会を前進させる挑戦者を生み出す場です。

ユーモラスのプレスリリース一覧

id/117911