道路でよく見る「あの」製品をDX化、安心・安全なまちづくりを目指す。エコモットDX事例インタビュー:積水樹脂さま

2024.02.14 10:00
北海道札幌市に本社を置き、2007年の創業以来IoTソリューションベンダーとして、センサー・自社開発通信デバイスの提供をおこなうとともに、あらゆる「モノ・コト」からセンシングを可能にするソリューションを提供するエコモット株式会社(本社:北海道札幌市、代表取締役 入澤 拓也、以下「エコモット」)は、積水グループの中核として都市環境・交通安全・景観・スポーツ・住建・総合物流・アグリ事業などの事業を展開し、社会に広く貢献している積水樹脂株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長 兼 CEO 馬場 浩志、以下「積水樹脂」)の製品であるオプトマーカーのDX化を進めています。
今回のストーリーでは、積水樹脂の第一事業本部交通・標識事業部開発室長(兼)IoT推進室長である髙木一誠氏とエコモットのプロジェクト担当エンジニアである菊池翔太氏にDXプロジェクトの進捗と今後の展望をインタビューいたしました。




■DX事例インタビュー(動画)×
<積水樹脂の研究開発部門は滋賀県にあり、性能確認試験走路「道夢道」も持つ>


― まずはオプトマーカーについてお聞かせください ―
髙木氏:自動車のドライバー向けに開発された、さまざまな分野で活用されているLED情報板になります。たとえば、温度情報をもとに低温になったら凍結注意、風が強い時に強風注意など、文字を点滅表記することでドライバーに対して注意喚起または必要な情報を伝達するために設置されています。
このオプトマーカーは、今はひとつの製品で完結しているような製品構成になっています。道路上にたくさんのオプトマーカーが付いたとしても、その個々の情報は分かるような仕組みにはなっていますが、設置されたオプトマーカーを複数同時に制御したり、各々の設置位置やセンサーで取得したサマリーデータなどを「見える化」したりするところまでは現状できていません。
<風速計と連動しているオプトマーカー>


― 現在進めているDXの内容についてお聞かせください ―
髙木氏:積水樹脂の交通安全製品というのは、例えばポールコーンなど世の中の道路に同じような製品が一定の間隔でたくさん設置されている特性があります。
その特性を活かしながら、センシング機能や通信機能を付加することで、いま課題となっている情報収集や監視・管理業務を、DXにより省力化・見える化・簡素化することができ、皆さんがより快適で安全で安心できる、まちづくりに貢献できます。現在、オプトマーカーのDX化にて共同開発をすすめさせていただいております。
<積水樹脂で交通安全製品などの開発をおこなっている髙木氏>


― DX開発を進めるにあたってエンジニアとして気をつけているところはありますか? ―
菊池氏:(積水樹脂から)ひとつひとつの製品に対しての情熱や思いを普段働いていく中で強く感じています。そのため、製品の不具合がおきた時の対応や責任の重さを常に感じながら仕事をしています。不具合がちょっとでもおきたら「やばい」「大変だ」というのを常に感じていて、不具合に対応できるかというのはプレッシャーではありますが、やらなくてはいけないところだと思っています。
<エコモットの担当エンジニアとして積水樹脂で働いている菊池氏>


― エコモットのエンジニアの印象は? ―
髙木氏:菊池さんは、非常に明るい性格で数日いたら、もともと積水樹脂にいたんじゃないかというくらい溶け込みが早かったです。今回のDX化というのは積水樹脂にとって初めての試みで、「積水樹脂の製品とエコモット社のDX技術をどのように組み合わせ付加価値を高めるか」というところをエコモットのエンジニアとコミュニケーションをとりながら進めることが重要だったので、細かいエンジニアとしての技術というよりは、積水樹脂の製品を知ってもらい、エコモットの持っている技術を組み合わせるコミュニケーション作業が重要であったので非常に助かっています。
<DX開発は円滑なコミュニケーションを図ることが重要>


― 今後の目標と展開をお聞かせください ―
髙木氏:積水樹脂の製品というのはオプトマーカーだけではなく他にもあります。その製品にIoTの機能を付加すると、遠隔で情報を感知、提供することでもっともっと世の中が便利で暮らしやすく、働きやすい職場環境を構築できると思います。
現在共同開発は交通安全をメインで進めていますが、今後は積水樹脂がビジネス展開している他の製品にIoT機能を付加することによって、より便利な社会環境・労働環境を構築できるよう、これからも継続してタッグを組んで開発を進めていきたいと考えています。
<世の中にたくさんある積水樹脂製品をDX化することで、より便利な社会環境・労働環境を目指す>


■積水樹脂株式会社について
1954年の創業以来、複合技術を活かし安全・安心・環境保全に貢献するモノづくりによって、公共・民間の幅広い分野で事業を展開しています。
URL : https://www.sekisuijushi.co.jp/


■エコモット株式会社について
エコモットは2007年の創業以来IoT専業のソリューションベンダーとして、センサー・自社開発通信デバイスの提供を行うとともに、多様な顧客ニーズに応じたカスタマイズ、現場での設置ノウハウを提供し、あらゆる「モノ・コト」からセンシングを可能にするソリューションを提供しています。2017年6月に札幌証券取引所アンビシャス市場、2018年6月に東京証券取引所マザーズ(現グロース)へ上場。2019年1月にKDDI株式会社と資本業務提携いたしました。


所在地 : 〒060-0031 北海道札幌市中央区北1条東1丁目2番5号 カレスサッポロビル7階
代表 : 代表取締役 入澤 拓也
設立 : 2007年2月
資本金 : 6億1,787万円(2023年8月末現在)
事業内容: IoTソリューションの企画、およびこれに付随する端末製造、通信インフラ、アプリケーション開発、並びにクラウドサービスの運用・保守に関する業務のワンストップでの提供
URL :

あわせて読みたい

企業から自治体まで23社1自治体と共に、DX推進の想いや経験を紹介した一冊『ウェルビーイングのための最新DXケーススタディ2024』を2024年3月7日に共著出版!
PR TIMES
社会インフラ化を目指す次世代街灯『Secual Smart Pole』東京都初のPark-PFI事業「都立明治公園」に導入
PR TIMES
焙煎所移転を機に併設されたSingle O Ryogoku Caféをグランドオープン
PR TIMES Topics
ワランティテクノロジー、アストロラボと協業 「備品管理クラウド」に登録された備品の自然故障を「無償修理プラン」で提供開始
PR TIMES
当社子会社の株式会社ライトスタッフによるPayment Technology、ソニーペイメントサービスとともに理美容業界向け請求書サービス「請求書クラウド for Beauty」の提供開始のお知らせ
PR TIMES
「Re:EDIT」と雑誌「STORY」のスペシャルコラボ&セレクトアイテムを発売開始
PR TIMES Topics
積水樹脂プラメタル、サトウキビ由来原料と再生材を使用した環境に優しいパネル資材“プラメタルスマート アートパネル“ を新発売
PR TIMES
創業300年の老舗菓子メーカー 丸芳露本舗 北島、 ハピクロ提供の食品製造業向けDXソリューション「FOOD CAPTAIN」を導入
PR TIMES
母の日期間限定の新作チョコレートを販売開始
PR TIMES Topics
マクニカが軽量で曲げることもできる「ペロブスカイト太陽電池」と次世代蓄電技術の「半固体電池」を実装した新型の空気質センサーを開発
@DIME
Sollatekが、グローバル展開する商業用冷蔵システムに IoTプラットフォームSORACOMを採用
PR TIMES
「Q SKIP」で楽しむ!東急沿線1日お散歩旅
antenna
AIを活用した手荷物管理高度化のための実証実験を開始
PR TIMES
空調IoTソリューション「exiida遠隔監視・予兆診断」のオプション部品「exiida遠隔監視通信ユニット(側面設置タイプ)」を販売
PR TIMES
「KAJITA 」新しい季節を彩る新作コレクション発表
PR TIMES Topics
正興電機製作所|IoTソリューション展示会に出展
PR TIMES
【アドインテ】池袋サンシャインシティ・横浜ビブレ・京阪京橋駅・三条駅・守口市駅でサンプル配布ができるAIICO(アイコ)自動販売機の運用を開始
PR TIMES
新TVCM「アニメとススメ!」篇放送開始
antenna
次世代通信規格「sXGP」に対応したプライベートLTEシステムの販売を開始 ~次世代PHSサービスとして病院・工場等の効率化・DXを支援~
PR TIMES
【アドインテ】新たに白樺広小路スクエア・上尾ウエスト・コスメショップMOMOでサンプル配布ができるAIICO(アイコ)自動販売機の運用を開始
PR TIMES
昭和レトロな「アデリアレトロ」とコラボした「アデリアレトロ シーリングスタンプ」販売!
PR TIMES Topics