イオンデジタルアカデミーが「exaBase 生成AI」を採用

2024.02.13 08:30
株式会社エクサウィザーズ
イオングループ全業態90社・約1000人で利用開始店舗運営、商品開発、マーケ、市場調査、人事、顧客対応など幅広く活用を検討

株式会社エクサウィザーズのグループ会社である株式会社Exa Enterprise AI(東京都港区、代表取締役:大植 択真、以下Exa Enterprise AI)は、法人向けChatGPTサービス「exaBase 生成AI powered by GPT-4」を、イオン株式会社(以下イオン)に提供開始したことを発表します。イオンのデジタル人材育成プロジェクトである「イオンデジタルアカデミー」の活動の一環として、イオングループの全業態90社、約1000人で生成AIの利用を開始しました。それぞれの利用者が生成AIを利用して、各事業で効果的な活用方法を探求し、事業課題の解決に寄与する効果を期待しています。
☑イオンデジタルアカデミーについて~全従業員がデジタルを学べる場を提供~
 イオンデジタルアカデミーとは、グループ全体がデジタルの力でお客さまの満足を高め働き方をよりよくするため、誰もが当たり前にデジタルに触れて活用する文化の醸成を目指して活動しています。デジタルに興味を持ってもらうための”気づく場”、楽しみながらデジタルを学べる”学ぶ場”、そしてデジタル技術を使って新しいものを創造する“創る場”をテーマに様々な取り組みを行っています。

☑生成AIの活用形態 ~exaBase 生成AIをベースにセキュアな生成AIの試用環境を提供~
 これまでイオングループ各社向けにイオンデジタルアカデミーとして、生成AIに関する勉強会などを実施したところ、生成AIを利用してみたいという声が多く寄せられました。また同時にセキュリティの懸念に関する声も多く寄せられました。これらの要望と懸念事項を受け、グループ内の機能会社やデータ専門チームと複数案を検討し、セキュアな生成AIの環境であるExa Enterprise AIの法人向けChatGPTサービス「exaBase 生成AI powered by GPT-4」(以下exaBase 生成AI)をベースに「AEON DIGIACAお試し生成AIサービス」として、グループ各社の利用希望者に対して提供を開始しました。
 生成AIを試用しながら、業務の生産性向上や事業に役立つ有効な生成AIの活用方針の創出などにつなげていくのが目的です。
AEON DIGIACAお試し生成AIサービス利用画面。exaBase生成AIに独自の情報を追加した

☑exaBase 生成AIの現在の利用状況について ~全業態90社の現場における活用事例~
 現在、ホールディングス(HLD)、総合スーパー(GMS)、スーパーマーケット(SM)、ディスカウントストア(DS)、サービス、専門店、ヘルスケア&ウェルネス(H&W)、金融、機能など全業態の90社約1000人が利用しております。
 具体的な利用状況は下記となります。
☑利用促進に向けた施策 ~社内ポータルの活用と利用者同士の情報交換の場を提供~
 イオンデジタルアカデミーでは、社内ポータルサイトを運用しており、デジタルに関する取り組み事例や定期的に開催するウェビナー情報、PowerPointやExcelの便利な技を紹介するTips動画など、各種コンテンツを配信しています。この度、AEON DIGIACAお試し生成AIサービスをさらに活性化させるため、社内ポータルサイト内に特設ページを開設しました。
 生成AIの業界内外における動向や勉強会の動画なども取り扱っており、生成AIサービス利用者が学べる環境を整備しています。また、個々での活用だけでなく、利用者同士が教え合い、助け合いながらスキルを向上させていく組織文化の醸成を目指すため、生成AIサービスの活用に関する情報交換の場として、ポータルサイト内に「コミュニケーション掲示板」も設置しました。最新の生成AI技術の動向、便利なプロンプトや失敗事例などについて、情報交換を実施しています。
 実際、この掲示板で交換したプロンプトを基に、生成AIから業務で役に立つ回答を得られたという報告が複数あり、効果が出始めています。
イオンデジタルアカデミー独自の「コミュニケーション掲示板」。生成AIの特設ページで情報を提供

☑安心・安全に利用する施策 ~生成AIの利用ルールを策定し、事前確認を利用条件に~
 利用者が安心・安全にご利用頂くため、AEON DIGIACAお試し生成AIサービス利用ルールを策定しています。入出力のデータに関する注意事項(個人情報・機密情報の入力禁止、正確性の確認)や著作権問題、商標権、意匠権侵害、名誉棄損などに関する内容を記載しております。今回の生成AIサービス利用希望者は事前にAEON DIGIACAお試し生成AIサービスの利用ルールの確認を必須とし、ルールを徹底しております。
今後の法改正や利用状況も加味して随時更新する予定です。

☑AIリテラシーの向上施策 ~レベル別の勉強会を開催し、伴走やハッカソンの開催も検討~
 利用者のAIリテラシーを向上させるため、2024年1月からレベル別(初級・中級・上級)の勉強会を定期的に開催しています。生成AIの最新技術動向やグループ内外の事例を共有し、実際にAEON DIGIACAお試し生成AIサービスを使って、学びを深めるプログラムを提供しています。今後、業務課題の解決に向けた伴走企画やハッカソンなどのイベントも検討しており、様々なプログラムを通じて、業務生産性の向上や新規ビジネス創出などに繋げていくことを目指しています。

☑データ連携機能の活用について ~社内データを基にした生成AIの活用を開始~
 社内データを基に対話・生成ができるexaBase 生成AIの「データ連携機能」を一部の利用者に絞って、利用環境の提供を開始しました。利用用途や回答の質などの課題を洗い出し、改善を図りながら、蓄積した社内の知識を利用した生成AIの活用促進も視野に入れています。

☑イオン株式会社ICT推進 担当 吉田 俊介氏、ICT企画チーム 江頭 陽介氏のコメント
 生成AIは生産性向上や新規ビジネス創出における有効的なツールだと認識しており、試用環境を提供する際、複数案を検討しましたが、セキュアな環境かつスピーディに展開できるメリットがあるexaBase生成AIを選定しました。現在も定期的に機能が追加されており、今後の拡充にも期待しています。イオングループ各社の各業務など、様々なシーンで生成AIを使っていきたいと思っています。

☑︎Exa Enterprise AIの提供体制とexaBase 生成AIについて
 今回、Exa Enterprise AIとして、AIコンサルタント、エンジニア、カスタマーサクセス、カスタマーサポートによる体制を組みました。各担当が連携し、イオンデジタルアカデミーにおける、exaBase 生成AIをベースとした独自のサービス構築・運用、生成AI活用の教育も含めた定着に向けたノウハウや実地による支援を提供いたしました。
exaBase 生成AIは2023年6月の有料サービス開始以来、上場企業や大企業を中心に4万ユーザー以上が導入し、官公庁も利用しています。顧客が自社独自のファイルをアップロードしたうえで、その内容を基にして対話・生成が利用できるデータ連携など、活用に向けた新機能を定期的に追加しています。法人が利用するうえで課題となっているセキュリティやコンプライアンス面に配慮しており、管理者側で利用状況の把握、禁止ワード登録などが可能です。exaBase 生成AIについては下記のリンクをご覧ください。
 なお、エクサウィザーズグループは情報セキュリティマネジメントシステムのISMS(ISO/IEC 27001)、 クラウドサービスセキュリティのISMS-CLS(ISO/IEC 27017)、プライバシー情報マネジメントシステムのISMS-PIMS(ISO/IEC 27701)の各国際規格を取得しており、セキュリティやプライバシーを重視してプロダクトやサービスを開発・提供しています。

【Exa Enterprise AI 会社概要】
会社名 :株式会社Exa Enterprise AI
所在地 :東京都港区東新橋1丁目9−2 汐留住友ビル 21階
設立  :2023年10月
代表者 :代表取締役 大植 択真
事業内容:生成AIなどのテクノロジーを利活用したプロダクト・サービスなどの企画・開発・販売による企業の業務改革、生産性向上
URL  :
【エクサウィザーズ 会社概要】
会社名 :株式会社エクサウィザーズ(証券コード4259)
所在地 :東京都港区東新橋1丁目9−2 汐留住友ビル 21階
設立  :2016年2月
代表者 :代表取締役社長 春田 真
事業内容:AIを利活用したサービス開発による産業革新と社会課題の解決
URL  :

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