企業におけるDXのきっかけを作りたい。これが本サービスに対する想いです。

2018年10月よりサービス提供を始めたIBM Power iシリーズ(旧AS/400シリーズ)のクラウドサービス（サービス名：merisis Powerクラウド）が2023年7月で大幅に性能を強化したmerisis Powerクラウド2としてサービスリリースいたしました。


もともとはオンプレミスが主体で多くの企業の基幹システムを支えてきたIBM Power iシリーズではありましたが、発売から35年が経過しており、時代の経過とともに性能強化によるハードウェア機器やライセンスコストの初期購入コストの増加、運用コストである保守料金の上昇や保守期間の短縮および停止などが環境変化の中で継続的に繰り返され、特に2022年以降は原材料高騰や為替影響により大幅にその価格が上昇することになりました。


その結果、製品価格の上昇に呼応できる企業規模や資金力、情報投資余力が豊富な企業は別として、多くの企業が基幹システム維持のためのコスト増により、他の新しい情報投資になかなか踏み出せない状況を作り上げることにもなり、またIBM Power iシリーズの技術者高齢化と不足傾向でその維持運用に苦慮しているような状況と重なり、このような環境に置かれたお客様の声に対応できるサービスとして誕生しています。


クラウド化を実現する中で、本来であればオンプレミスで販売提供できるお客様がなくなる可能性があるのではないか、というような難色を示す声も外部からはありましたが、会社はお客様のニーズはそこにあると信じていたこともありますし、会社はもともと設立当初よりデータセンター事業を主軸として事業展開してきたこともあり、クラウドに対するノウハウと経験がこのmerisis Powerクラウドサービスには十分に活かせると判断したからです。


企業規模に恵まれた企業や資金力、情報投資余力の豊富な企業はいち早くDXへの取り組みに舵を切ることができますが、すべての企業がそういうわけではありません。しかしそれ以外の会社が情報投資に積極的ではないかと言われれば、それは全く違い、どういう風にすれば自分たちの会社の情報をうまく利用し、DX化していけるのかを知らないだけであり、私たちがやるべきことはそのきっかけをつくることだとこのサービスを展開していく中で強く感じているところです。


◆株式会社イーネットソリューションズ
　執行役員 ソリューション営業部部長 Power Solution Team　浅田 清史氏

同様なサービスが国内で複数ある中で、なぜイーネットソリューションズのmerisis Powerクラウドが評価されているのか、それはとことんお客様の立場になって提案する姿とそれを実現する技術力だと思います。このサービスを利用するお客様は基幹システムにおけるクラウド利用です。そのお客様ごとの独自運用やオペレーション、障害が発生した時の対応などはその状況によって大きく変化し、かつ柔軟に対応していかなくてはいけません。私たちはデータセンター運用の専業事業者であり、豊富な知見と経験にょりそれを実現できていると同時に、本当にお客様がご検討いただく上で何が必要であるべきかを、わかりやすく、かつ確実にするための複数のオファリングを準備しているからです。


以下がそのオファリング内容です。
1．最適なクラウドサイジングのためにオンプレミスサーバの無償パフォーマンス分析
2．本番クラウド環境を1か月間に限り無償トライアル環境として利用可能
3．お客様自身でコストシミュレーションができる簡単見積サイトの提供
4．長期利用で大幅なコスト削減が可能な長期割引制度を準備

1．高速オールフラッシュストレージ
通常のハードディスクと比べ約12倍高速アクセスが可能になることで高負荷業務においてもパフォーマンス改善可能になります。

2．L2延伸/Layer 2 Extension
今の社内ネットワークの構成を変更することなくクラウド環境にアクセス可能。
社内・社外を意識することなく利用できる環境を提供します。

3．業界水準より低価格
同様なサービスより安価な価格でご提供することで高いコストパフォーマンス（価格性能比120%～150%の向上）を実現しています。
4．ストレスのない24時間365日有人サポート
データセンター専業事業者だからこそできる24時間365日の運用サポートでお客様の運用負荷を大幅に低減できます。

本サービスであるmerisis Powerクラウド2は既に多くの企業にご利用頂いておりますが、コストパフォーマンスの向上以外にも販売形態をIBMビジネスパートナー経由や大手SI企業、またはソフトウェア開発会社などまでに広げたことで日本全国のお客様からご相談をいただけるようになりました。今後も多くのパートナーとなっていただける企業様との連携、協業を積極的に進めていくこととしております。

本サービスに関わらずサービスを提供する側とそれを利用する側は常に机をはさんで対面で接するのが普通ですが、その構図ではお客様のDXは進まないと考えています。私たちはお客様に対して対面ではなく、横に座り、お客様といっしょに、お客様ごとに違う環境、考え方に対して、ほんの少し先を伴走することができる企業でありたいと願っており、私たちのサービスを利用することでお客様のDXのきっかけを作れる会社であることを意識しております。


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