日産ノートの魅力とは? オーラやオーテッククロスオーバーについても解説

2024.01.07 17:00
この記事をまとめると
■ノートは日産のコンパクトモデル
■2021年にフルモデルチェンジ
■ノートオーラ、ノートオーテッククロスオーバーなどもラインアップ
2022年度国内販売で電動車販売台数1位を獲得
  数あるコンパクトカーのなかでもとくに人気が高いノート。2022年の乗用車新車販売台数ではヤリス、カローラに次ぐ3位(11万113台)。2022年度のハイブリッドを含む電動車では1位(11万3390台)を獲得しています(いずれもノートとノートオーラをあわせた販売台数)。
  現行モデルが登場した2021年には日本カー・オブ・ザ・イヤーを獲得するなど、クルマとしての実力も高いノートですが、パワーユニットを日産自慢のハイブリッドシステム“e-POWER”に一本化したことや、パッケージングに優れていることがその理由といえるでしょう。
  ただ、ノートの魅力は多岐にわたるのも事実。今回は同車が備えている魅力や特徴を紹介していきましょう。
ノートe-POWERの特徴
先代から垢抜けたエクステリアデザイン
  2021年にフルモデルチェンジされた現行モデルは先代からダウンサイズを敢行。全高も低くなったことでスポーティなフォルムに仕立てられました。初代、2代目と立てられていたリヤテールゲートを寝かせたこともスポーティな見た目を強調しています。
  そんな現行モデルのデザインテーマは、「タイムレス・ジャパニーズ・フューチャリズム」。日産が進めるシンプルでありながら力強く、かつモダンな表現で日本らしさを随所に取り入れたデザインとなりました。
  現行モデルが登場したとき、「アリアに似ている」との声も聞かれましたが、それもそのはず。現行モデルはアリアからスタートした日産のEVに共通する新たなデザインを取り入れており、Vモーショングリルも採用しています。
  日本らしさを取り入れたフロントグリルは、伝統工芸「組子細工」をイメージする格子パターン。また、16インチホイールの樹脂カバーは折り紙からインスパイアされたデザインを採用しています。
大型液晶メーターを配した先進的インテリア
  インテリアも外観同様、電動車らしい先進的なデザインを採用しました。インパネに7インチ液晶メーターと9インチワイドディスプレイを一体的に配置。ワイド感があるインパネの造形などが新しさを感じます。
  ただ、このデザインは目新しさだけでなく機能性も重視。先代同様、電制シフトレバーを装備しましたが、現行モデルでは形状を変更。センターコンソールに配置されたレバーは、球状だった従来のシフトではなく前後スライドで操作するシフトレバーへチェンジされています。
  レバー横にはドライブモードの切り替えスイッチなどが配置され、先進性と使い勝手を両立させました。
e-POWERとともに進化した4WDシステム
  現行ノートには第二世代へ進化したe-POWERを搭載。発電用のエンジンは大きな改良が施されていないものの、基本性能を向上。
  一方、電気系はモーターを制御するインバーターの内部構造を見直したことで、先代のシステムから40%小型化を実現。モーターコントロールとパワーモジュールを一体化したことで小型化に成功したとともに、走行用のモーターを新たに設計。トルクと出力ともに先代より向上するなど、第一世代のe-POWERから大きな変更と進化を果たしています。
  また、4WD車のリヤ駆動用モーターも新設計。先代の4WD車と比べて出力が大幅アップするとともに、従来は発進から30km/hまでしか機能しなかったのが、駆動用モーターと同様の速度域まで使用できるように変更されました。
ノートとノートオーラの違いとは?
3ナンバーサイズとなったノートオーラの全幅
  ひと目見ただけでは外観その他、大きな違いを感じることができないノートとノートオーラ。ノートが標準モデルだとすると、ノートオーラはただの上級グレードではなくプレミアムコンパクトカーに仕立てられた独立車種です。
  違いが見受けにくい外観ですが、ノートオーラは3ナンバー車となるのが特徴。全幅が1695mmのノートに対し1735mmとなる3ナンバーボディのノートオーラは、トレッドもノートより20mm拡大されました。
ルーフとフロントドア以外のデザインは別物
  外観の違いでわかりやすいのがフロントマスク。ノートオーラはノートより薄型のヘッドランプを採用し、やや小型化したグリルを装備しました。
  ただ、驚くのが両車のエクステリアはルーフとフロントドア以外、まったく別物なこと。また、インテリアも基本造形はノートと共通ではあるものの、インパネに木目調パネルを配したことや大型ディスプレイを装備するなど、内装もノートより上質さを高める差別化を図りました。いずれにしてもノートオーラはノートと比べて上級モデルとなるようデザインされていることが大きな特徴です。
パワーユニットにも違いあり
  ノート、ノートオーラともにパワーユニットはe-POWERを搭載しているところは同じ。1.2リッターエンジン、モーターともに違いはありませんが、ノートオーラのパワーユニットはバッテリーの出力を高めたことで最高出力が100kW(ノートは85kW)最大トルクは300Nm(同280Nm)に高められています。
  また、パワーアップされことでノートオーラはタイヤサイズを拡大。専用ホイールはアルミ製でありながらも、空力性能を向上する目的で樹脂製カバーが装着されているのも特徴といえるでしょう。
第3のノート? ノートオーテッククロスオーバー
  ノート、ノートオーラとともにラインアップされているのが、ノートオーテッククロスオーバー。同車はオーテックジャパンがノートをベースに、車高を高めただけでなく足まわりもチューニングを施したクロスオーバーです。
  ノートと比べて地上高が25mm高められたことで、クロスオーバーらしいデザインを実現。専用の大径タイヤを装着したことで迫力も増しています。
  同車は車高が引き上げられただけでなく、ドットパターンなどが変更された専用グリルも採用。また、プレミアムホライズンオレンジとステルスグレーを組み合わせた2トーンカラーの専用色まで用意されました。
日産のハイブリッドユニット“e-POWER”とは
  いまや日産のハイブリッドシステムといえばe-POWERとすぐに名前が出てくるほど知名度が高くなりました。ただ、そのシステムを説明することができる人は多くはないでしょう。
  e-POWERとは、簡単に説明するとシリーズ式のハイブリッドシステム。2016年、先代となる2代目ノートに初めて搭載されました。
  シリーズ方式のハイブリッドとは、エンジンが発電機をまわすことで生まれる電力をバッテリーに充電。バッテリーから送られる電力や、バッテリーがいっぱいのためエンジンから直接送られる電力を使い、モーターを回してタイヤを動かすシステムです。
  エンジンの動力はすべて発電に使用されることや、モーターの力のみで駆動されるEVに近いのが大きな特徴といえるでしょう。
  e-POWERのレイアウトは発電用エンジンにモーターとインバーターを組み合わせ、これらのユニットをエンジンルームに搭載。
  基本的に走行時はエンジンで発電&充電しますが、バッテリーの残量が満たされている場合は、エンジンが停止してモーターのみで走行。バッテリー残量が少なくなるとエンジンが始動し発電用モーターをまわすことで充電スタートします。
  急加速や上り坂など駆動力が必要になった場合は、発電機とバッテリーの両方からモーターに電力を供給し、減速時や下り坂では回生ブレーキで充電します。
まとめ
  日産自慢のe-POWERを搭載したノートは、パワーユニットだけでなく、コンパクトハッチに求められる数々のニーズを備えたことでクラストップの人気を得ています。
  ノートオーラ、オーテッククロスオーバー、さらにスポーツ仕様のNISMOなど、ラインアップも充実。その人気はまだまだ衰えることはないでしょう。

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