注文したはいいけどクルマが届くのは1年後! モデルチェンジで「買ったとき」と違うクルマになる心配はないのか?

WEB CARTOP
2023.10.22 10:00
この記事をまとめると
■納期遅延が長期化することで受注を停止する車種も増加した
■主にマイナーチェンジなどの変更を控えている車種がその対象になる
■マツダはとくに改良を立て続けに行うので商品力を維持して好調な売れ行きを保てる
違うクルマになることってないの?
  最近は納期遅延が長期化して、受注を停止させる車種も増えた。わかりやすかったのがアルファードとヴェルファイアだ。2022年に入ると、新型コロナウイルスの影響により、先代型の納期が約1年に達した。そうなると2022年7月に受注した車両の納期は2023年7月だが、アルファードとヴェルファイアは、2023年6月に現行型へのフルモデルチェンジを控えていた。1年前の時点で新型の受注は行えない。
  そこで2022年6月に、先代型の受注を停止させ、それ以降は約1年間にわたって販売活動をしなかった。その後、2023年6月に現行型が発売され、受注を再開している。ただしそれも今は大半の販売会社で停止して、手に入れる方法はリースのKINTOだけだ。
  このような受注停止は各メーカーに見られ、マイナーチェンジでも実施される。マイナーチェンジでも価格を変更するが、3カ月以上も前にはその金額が決まっていないことも多く、仕方なく受注を止める。フォレスターも2023年8月に実施された小規模改良のために、受注を一度停止させた。
  従って納期の長いクルマを契約して、納車を待つ間に大きな変更が加わり、価格が極端に高まったりフロントマスクが大きく変わることは考えにくい。受注が止まるからだ。仮にそうなった場合は、自分の注文した車両の生産スケジュールが決まる前なら、キャンセルを申し出られる。メーカーの都合で納期が遅れ、その結果、自分の好みに合わない車両に変わったら、社会通念上キャンセルが成立するからだ。
  ただし放置すると生産スケジュールが決まり、キャンセルがとおりにくくなる。従ってランドクルーザーのように長期の納車待ちをしているユーザーは、ときどきホームページなどで車両の内容や価格を確認して、変更がないかチェックしたい。仮に変更があったら、担当セールスマンに問い合わせる。
  ちなみに今のクルマは、以前に比べてフルモデルチェンジの周期が長い。昔はフルモデルチェンジを4年に1度実施して、その間にマイナーチェンジを挟んだが、今は短くても6年は作る。フルモデルチェンジの周期が10年近い車種もある。フルモデルチェンジには多額の開発費用が必要だが、今は4年に一度では、それに見合う生産/販売台数を達成しにくくなったからだ。
マツダはこまめにクルマを進化させていく
  そこでマイナーチェンジや一部改良が重要になる。とくに競争の激しいカテゴリーは、マイナーチェンジや一部改良の内容次第で、商品力がライバル車に勝てるか負けるが決まる。たとえばコンパクトカーのヤリスは、2020年に発売され、2021年には安全装備を充実させ、2022年にはドライブレコーダー付きインナーミラーを設定した。
  マツダもマイナーチェンジや一部改良を頻繁に行う。今のマツダはエンジンやプラットフォームの共通化を進め、共通部分の少ないサイズの異なる車種でも、開発の考え方は共通だ。従ってひとつの技術を開発すると、ほかの車種にも応用できる。
  このメリットを生かすため、最近のマツダ車は改良を頻繁に実施する。フルモデルチェンジを行った新型車が新しい機能を実用化したら、ほかの車種はマイナーチェンジで採用するわけだ。そのために販売台数の多いCX-5は、現行型が2016年末に登場したあと、1年を経過しない2017年に安全装備を見直す改良を実施した。2018年2月にはガソリンとディーゼルエンジンを刷新させ、360度ビューモニターなどの安全装備も充実させた。同じ2018年10月には再び改良を行い、2.5リッターのガソリンターボを加えた。
  2019年12月の改良では、4WDの悪路走破力を向上させるオフロードトラクションアシストなどを設定して、2020年12月にはディーゼルエンジンの性能向上などを実施した。2021年11月には、フロントマスクからボディ剛性まで変更する大規模な改良を実施して、2022年10月にも外装色の追加などを行った。
  ここまで頻繁に改良すると「いつ買えばいいのかわからない」という声も聞かれるが、商品を綿密に進化させるのはいいことだ。従来の流れを見ると、CX-5の改良は、おおむね10月から12月に実施されている。この流れを定着させると「毎年秋から冬には、CX-5に何かが起こる」という話になり、ユーザーも購入予定を立てやすい。
  綿密な改良をユーザーがわかりやすいスケジュールで実施すると、好調な売れ行きが保たれ、メーカーや販売会社を含めてメリットを生み出す。こういった安全装備や環境性能を着実に進化させる改良が、今はとくに重要になっている。

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