新型ジープ・ワゴニアS　最上級の電動SUV、2024年米国発売へ　最高出力600ps、航続距離600km

公開 : 2023.09.26

・ジープのフラッグシップEVとして、ワゴニアSが2024年に米国発売。
・STLAラージ・プラットフォームを使用し、最高出力600ps、航続距離600kmを実現。
・7車種のEVラインナップのトップに君臨する高級SUV。

ジープは、最高出力600psの大型電動SUV、ワゴニアSを2024年に米国市場に投入する。翌年には欧州にも上陸予定で、ブランドの電動化を牽引することになる。

主に米国をターゲットとした全長5mのバッテリーEVで、航続距離600kmを実現すると言われている。すでに販売中のアベンジャーや、2025年発売予定のリコンを含む、7車種のEVラインナップの頂点に君臨する高級SUVだ。

ジープは2030年までに欧州でEV専用ブランドとなることを目指している。

ワゴニアSは、親会社ステランティスの新しいSTLAラージ・プラットフォームを採用する見込みだ。オフロードテイストの強いリコンとは足回りの大部分を共有することになる。

ジープによると、プレミアムな装備を満載して登場するという。最高出力は600psで、0-97km/h加速は3.5秒とされるが、パワートレインの詳細などはまだ確定していない。

ワゴニアという名称は、1962年に初めて使用された由緒あるネーミングで、米国では2020年に最上級モデルのグランドワゴニアで復活した。

【画像】ジープの次世代EVラインナップを牽引する電動SUV【ジープ・ワゴニアS、リコン、アベンジャーを写真で見る】　全26枚

執筆：ウィル・リメル
英国編集部ライター

翻訳：林汰久也
平成4年生まれ。テレビゲームで自動車の運転を覚えた名古屋人。ひょんなことから脱サラし、自動車メディアで翻訳記事を書くことに。無鉄砲にも令和5年から【自動車ライター】を名乗る。「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。イチゴとトマトとイクラが大好物。

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