「ペットの熱中症を“ゼロ”に」。ペット保険のアニコムはなぜ、熱中症の予防に取り組むのか。データを活用した予防サービス提供の背景とは

2023.08.03 10:22
近年、夏になると猛暑により熱中症で救急搬送される人が増えています。熱中症は人間だけの病気ではありません。実は最近、“ペットの熱中症”も多発しており、毎年夏になると、多くのペットが熱中症で動物病院に運ばれています。
アニコム損害保険株式会社(以下、アニコム損保)では、ペットの熱中症を「無くせる病気」と考え、毎年「熱中症週間予報」を配信するなど、熱中症を予防する取り組みを続けています。ペットの熱中症が起きる背景と、なぜアニコム損保が熱中症の予防・啓発に取り組むのか、その想いをご紹介します。
ペットの熱中症は年間1,300件以上
2022年、アニコム損保への熱中症の保険の請求件数は、犬が1,210件、猫が145件にのぼりました。
なぜ、これほど多くのペットが熱中症になってしまったのでしょうか?実はペットには、人間と比べて熱中症に注意しなければならない、いくつかの要因があります。


①   身体の一部でしか汗をかけない
犬や猫は人間と異なり、皮膚には基本的に汗腺がなく、身体のごく一部でしか汗をかくことができません。そのため、人間のように汗をかくことで体温調整をすることができず、気温や湿度が高すぎると、うまく体温を下げることができなくなってしまいます。
②   真夏でも毛皮を着ているのと同じ
犬も猫も、基本的に身体全体が毛に覆われています。特にオオカミを祖先に持つ犬は、寒さには強くても暑さには弱い場合が多いです。
③   地面に近い
四足歩行の犬や猫は、身体の位置が人間よりも地面に近いため、地面からの放射熱の影響で体感温度が高くなると言われています。特に犬の散歩コースに多いアスファルトは高温になりやすく、日中には50~60℃にまでのぼることもあります。


これらの要因から、人間にとっては耐えられる環境でも、ペットにとっては熱中症のリスクが存在することがあります。特に犬は猫と比べると熱中症になりやすいと言われていて、散歩のために外出することもあるため、リスクに晒される状況が少なくありません。
熱中症には命のリスクがあるだけでなく、治療や入院費が家計の負担に
熱中症になって高体温状態が続くと、体を作っている蛋白質が変性し、生命維持に重要な臓器の機能に障害が及ぶことがあります。また、脱水によって障害が進むと多臓器不全に陥ったり、重症になると命を落としてしまったりすることもあります。
また、熱中症の治療にかかる費用も、決して少なくはありません。アニコム損保の2022年の保険金請求データを見てみると、通院のみの場合でも年間平均診療費は犬で1.7万円、猫で1.6万円となっています。入院した場合は診療費がさらに高くなり、平均診療費は犬で7.0万円、猫で4.8万円となっています。こうした費用は、ペットの命を守るために必要である一方、家計にとっては小さくない負担となってしまいます。


このようにペットにとっても飼い主にとっても辛い病気である熱中症を“ゼロ”にすべく、アニコム損保では10年以上にわたって予防・啓発に取り組んできました。
2013年に「STOP熱中症」Webサイトを開設、2014年には「犬の熱中症週間予報」配信スタート
「STOP熱中症」プロジェクトを立ち上げた2013年に、
を開設。熱中症にかかりやすい場所や犬種、予防方法などをHP上で公開し、ペットの熱中症に関する正確な情報を提供しています。
▲2014年に配信開始した「犬の熱中症週間予報」(画像は当時のもの)


翌年の2014年からは、全国主要都市における1週間の犬の熱中症リスクを、「やや注意」「注意」「警戒」「厳重警戒」の4段階に分けイラストで表示した「犬の熱中症週間予報」を配信開始。地域・日付ごとに細かく熱中症リスクを評価し、より飼い主の皆さまが直観的に理解して活用いただきやすいようにデザインしました。その後、デザインや対象地域を改善・拡大しながら、2022年には「猫の熱中症週間予報」の配信を開始。2023年も配信を継続しています。


アニコム損保が、このように熱中症予防に真剣に取り組んできた背景には、アニコムグループの創業以来続いている、ある“想い”があります。
「将来の病気を予測・予防し、新たな価値を提供したい」という想いから、「熱中症予防」サービスが誕生
保険に入っている人が保険金を受け取るというのは、事故が起きたり、ケガや病気をしたときです。ペット保険であれば、それはつまり、愛するわが子同然のペットがケガや病気で苦しんでいるということ。そんな時に保険金を受け取って、「家計の助けになって安心した・よかった」ということはあるかもしれませんが、心の底から「うれしい」と思う人はいないでしょう。「早くケガが治ってほしい」「病気をせずに健康でいてほしい」というのが、飼い主の本心ではないでしょうか。


アニコムグループでは、そもそも事故が起きたり病気にならないようにすることが、保険会社が果たすべき役割であると考えています。


保険会社は膨大なデータから保険料を算出しており、そのデータを分析・活用することで、どんなタイミングでどんな病気になるか、あらかじめ予測できるはず。将来の病気を予測・予防することで、新しい価値を提供する保険会社を創りたい。そんな想いから、2000年にアニコムグループは創業しました。


いつも私たちに元気を与えてくれる、“家族”であるペットに、ずっと健康で、幸せでいてほしい。そんな全ての飼い主たちの想いに応えるため、それまでの保険会社の常識を覆す「予防型保険会社」を目指してきました。


現在、アニコム損保に契約しているペットは110万頭を超え、年間420万件以上の保険金をお支払いしています。そこから得られる症例データや、アニコムグループに所属する150人以上の獣医師たちの知識を活かして、ケガや病気に至る原因を分析し、予防のための正しい情報をお届けする。そうすることで、ペットと飼い主の皆さまの“涙”を減らし、ずっと“笑顔”で、元気でいてもらうための力になりたい。


「熱中症週間予報」は、そんな想いから生まれたサービスです。


2023年の夏も、厳しい暑さが続いています。「今年の夏、わが子は大丈夫かな」。そう思ったら、ぜひ一度アニコム損保の「熱中症週間予報」を覗いてみてください。




●「熱中症週間予報」配信SNS
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●予報配信対象期間:9月28日(木)まで

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