じつは悪路走破性は気にする必要なし! 重要なのはシートアレンジやラゲッジだった! アウトドア派が選ぶべき軽自動車とは

2023.05.15 11:40
この記事をまとめると
■アウトドアで使える軽自動車を紹介
■要となるのはシートアレンジの豊富さやラゲッジの広さだ
■日本のキャンプ場は酷い悪路が少ないので一般的なハイトワゴンでも辿り着けることが多い
いまこそ軽自動車でアウトドアへ!
  春から初夏、そして秋から初秋にかけてはアウトドアライフを楽しむのに最高のシーズンだ。そんなアウトドアに乗っていくべきクルマと言えば、まずはアウトランダーやRAV4などのクロカン的SUV、デリカD:5などの悪路にも強いミニバンを想像しがちだが、じつは、気軽に買えて手軽に乗りこなせる軽自動車のなかにも、アウトドアに乗っていくのに適したクルマたちがある。実際、最近のアウトドアフィールドでは、軽自動車が立派にその役割を果たしているシーンを見受けられるのだ。ここではそんなアウトドア適性度の高い軽自動車を紹介したい。
  では、どんな軽自動車が、本当にアウトドアで使えるのか?
  まずはデリカミニ、スペーシアギア、ekクロス、ハスラー、タフト(以前はウェイクもあった)といったクロスオーバーモデルが、クルマのキャラクター的にもっともぴったりだろう。ちなみに、デリカミニやハスラーのような4WDで悪路にも強い軽自動車もあるにはあるが、日本のアウトドア、キャンプフィールドで、走破性に特化したクロカンじゃなければたどり着けないような場所はまずない。
  極悪路の先にアウトドアフィールドがあったのでは商売的に成り立ちにくいではないか。4WDではなくFFでも、ほとんどのアウトドアフィールドへのアクセスはまったく問題ないと考えていい(特殊な路面、河原、超悪天候時は除く)。もちろん、備えあれば憂いなしで、上記のクロスオーバーモデルの4WDを選んでおけばより安心ではある。
  むしろ軽自動車のアウトドア適性度として重視したいのは、荷物の積載性と車内のフラットアレンジではないだろうか。アウトドア、キャンプ、車中泊を楽しむには、ソロならともかく、カップル、家族であればそれなりの荷物の量になる。それが積み込めないようであれば、アウトドアで使いにくいクルマとなってしまう。また、キャンプでテントを張る、アウトドアでただ遊びたいだけ……という場合でも、天気の急変などによって一時的に車内に避難しなければならないこともありうる。
  そんなとき、シートに座るだけでなく、シートのフラットアレンジで車内をお座敷、ベッド化できれば仮眠、お昼寝も可能になり、より快適にアウトドアを楽しめることになる。となると、やはり室内空間や荷室空間に余裕があり、シートアレンジ性に富むハイトワゴン、スーパーハイト系軽自動車が望ましい。
  また、クルマの横にタープを張りたいのであれば、たとえばデリカミニ、ekクロス、スペーシアギアなどに装備される(標準/オプション含む)ルーフレールが威力を発揮する(重い荷物をルーフレールに積むことは走行安定性上、推奨しない)。
  さらに、アウトドアフィールドはほとんどの場合、自宅から遠い場所にあるはずで、高速道路や山道をアクセスすることになるはずだ。であれば、長距離移動、高速走行もラクラク快適にこなしてくれる動力性能も不可欠。つまり、動力性能に余裕があり巡行時にNAエンジンより静かに走ってくれるターボモデルがベターとなる。
アウトドアでキモとなるのはシートアレンジ
  ということで、改めてアウトドアを楽しむのに相応しい軽自動車を挙げると、遠路のアウトドア、キャンプフィールドへのドライブでも快適無比な乗り心地を示し、悪路走破性に優れ、前後席+ラゲッジルームのフラット化で車中泊も可能な定番クロスオーバーモデルのハスラー、最低地上高に余裕あるタフト、最新のアウトドアギアとして注目のデリカミニ、最低地上高こそたいしたことはないものの、アウトドアで映えるデザイン性を持つスペーシア ギア、その商用車版(!?)となる、アウトドアでの使いやすさで軽自動車トップクラスのスペーシア ベース(NAエンジンのみだが)などが、アウトドアに似合い、使いやすいクロスオーバー軽自動車としてリストアップできる。
  両側スライドドア車であれば、両側を開け放てば、車内に風が通る気持ちいいテラス席としても使え、また、バックドアが大きく縦に開けば、ラゲッジルーム後端をベンチにして座った際、雨、直射日光を遮ってくれる大きなひさしとして使えるアウトドア適正度もある。
  一方、見た目のアウトドアテイストはほぼ皆無なものの、実際にアウトドアフィールドで使いやすさを感じさせてくれる乗用軽自動車もある。それがN-BOX、スペーシア、タント、ルークスといったスーパーハイト系軽自動車である。
  なにしろ室内高はボックス型ミニバンに匹敵し(N-BOX1400mm、スペーシア1410mm、タント1370mm、ルークス1400mm)、アルファード並みの天井の高さによって、フルフラットアレンジ時の室内のお座敷化、ベッド化で快適性に有利になるというわけだ。
  それらの最低地上高は140mm前後(ハスラーやタフトは180〜190mm)となってしまうが、すでに説明したように、日本のアウトドアフィールドはアクセス路、構内路ともに整備されているから、よほどのことがない限りたどり着け、アウトドアフィールドに似合うかどうかは別にして、アウトドアライフを満喫できることになる。あと、アウトドアになじむアース系のボディカラー(ハスラーであればシフォンアイボリーメタリック、クールカーキパールメタリック、オフブルーメタリックなど)を選ぶことも、アウトドア適性度としてのポイントとなるだろう。
  とくにソロ、カップルのアウトドアであれば、軽自動車でも十二分にアウトドアを楽しめるに違いない。もちろん、雪道や悪路、凸凹フィールドに積極的に出かけるのであれば、軽自動車でも最低地上高に余裕ある4WDを選ぶのが正解だ。

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