「こんな地味な装備ホントに要る?」なんて言ってゴメン! 1度使ったら手放せなくなるクルマの装備5選

2022.10.08 11:40
この記事をまとめると
■地味だの不要だの言われていながらも1度使うと手放せないほど便利な装備を紹介
■便利なだけでなく、ドライバーの疲労軽減などに役立つ装備も多い
■最近スマートフォンと連携した機能もかなり増えてきている
使ってみると手放せないドライバーお助け装備たち
  日々進化していくクルマの技術。今まではドライバーが自分で行っていた操作を、クルマが代わりにやってくれるような技術も増えてきて、説明を聞いても「そんなの必要ある?」と疑問に思ってしまうこともありますよね。でも、実際に使ってみると「あら、ちょっと便利かも」と感じ、使っているうちにいつの間にか、それがないとダメな体になっていることも多いものです。今回はそんな、説明を聞いてもあまり魅力を感じないけど、実際に使ってみたら手放せなくなる技術をご紹介したいと思います。
  ひとつめは、すでに軽自動車にも装着することができるまでに普及してきたバックカメラ。メーカーによってはアウラウンドビューモニターやパノラマモニターといった名称を使っているところもありますが、シフトレバーを「R」に入れるとナビ画面に後方や側方、自分の車両を真上から俯瞰して見た画像などが表示され、死角をなくして安全確認がしやすくなるという技術です。インパネにカメラマークのスイッチがあれば、それを押して好きな時にカメラ画像を見られる車種もあります。
  それまで、バックで駐車などをする際には、サイドミラーを調整して後方がよく見えるようにしたり、ドアを開けて大きく乗り出して後方確認をしたり、人それそれのやり方でなるべく死角がなくなるように運転していたものですが、それでも人の目では限界があり、どうしても見えない場所がゼロにはなりませんでした。でもこのバックカメラがあれば、後方はもちろん、クルマのすぐ周辺をぐるりと一周、目で見て確認できるようになるわけです。これで、低い花壇の柵にぶつけたり、縁石にガリっとホイールを当てたりする悲しいミスもほとんどなくなりました。一度使うと、その安心感に感動し、何度か使うともうバックカメラのないクルマで車庫入れするのが不安になってくるほど。
  また、もうひとつのメリットが、タイヤの向きを表示してくれるクルマもあるので、ハンドルをどっちに回せばいいのかが一目瞭然になるというところ。タイヤ止めまでの距離も掴みやすいので、ボーンと跳ね返ることもなくなります。
  ふたつめは、高速道路などで車線変更をする際に、ドライバーから見えにくい死角にいる他車の存在を検知して、警告灯などで教えてくれるブラインドスポットモニター。サイドミラーの端っこや、インパネの両端などに小さなライトが装備されていて、隣の車線にいる車両やバイクを検知するとオレンジ色などに点灯します。車種によっては、点灯している間にウインカーを出すとピピッと音で知らせてくれたり、それでもハンドルを切ろうとすると押し戻してくれる技術を採用している車両もあります。
  これも、説明を聞いただけでは「自分で見るのが一番確実でしょ」と思う人もいるかもしれませんが、暗いところや雨の日、西日が強い場所などでは、人間の目では見逃してしまうこともゼロではありません。そんな時に、警告灯が点灯していると「あ、隣に車両がいるんだな」とわかるので、とても安心なのです。また、他車を追い越そうとする際に、その他車のサイドミラーにブラインドスポットモニターの警告灯が点灯していると、「ちゃんとこちらの存在をわかってくれてるんだな」という確認にもなるので、双方が安心できる機能だと思います。
道路標識の見落としをサポートしてくれる装備まである!
  3つめは、標識認識機能。これは走っているときにフロントガラスのカメラが認識した道路標識を、メーター内やヘッドアップディスプレイの画面などに表示して知らせてくれる機能です。車両によっては、ナビゲーションシステムでも情報取得して知らせてくれることもあります。
  と、この説明だけ聞くと「別にそんなのいらないよ」と思うかもしれないのですが、これはいつもの道ではなく、旅行などで知らない土地に行って走っている時に、「あってよかった」と思うことが多くなるのです。土地勘がないところでは、「止まれ」の標識をうっかり見逃したり、制限速度がよくわからなかったりするので、さっきまで60km/h制限だったのにいつの間にか40km/hに変わっていた、なんてこともあるもの。侵入禁止の標識を見逃してしまうかもしれないし、一方通行の道もわかりにくいものですよね。また最近は、高速道路のSAから本線に戻ろうとして逆走してしまうドライバーも増えているので、そうした時にも正しい進路を教えてくれるのは安心です。
  4つめは、アクセルペダルの操作だけで、加速と減速を行うことができる「eペダル」という技術。よく“ワンペダル”という言葉を聞くと思いますが、これはこの技術が登場した当初は、アクセルペダルだけで完全停止までできるようになっていたので、ひとつのペダルだけで運転が完結するところからそのように呼ばれていました。
  今は、一部のモデルでは完全停止できるものもありますが、安全のために限りなく0km/hに近いところまでの減速ができ、最後の完全停止はブレーキペダルを踏むように改良されてきています。このeペダルのいいところは、頻繁にアクセルペダルとブレーキペダルを踏み換えなくていいというところ。長時間のドライブになると、人間の足は頻繁なペダルの踏み換えによって疲労が溜まってしまいます。踏み換えが少ないだけで、疲労感がかなり軽減されるのです。
  また、ブレーキペダルで減速すると、つい踏みすぎて不要な減速力を出してしまうことがありますが、アクセルペダルの力を弱めるだけで減速できるので、ちょうどいい減速力を得ることがラクにできるようになります。最初はちょっと難しいと感じる人も多く、コツをつかむまで練習する必要はあるのですが、慣れてしまえば「こっちの方がいい」という人も多数。これからもっと普及していく技術ではないでしょうか。
  5つめは、自分がいつも使っているスマートフォンがクルマとつながって、いろんな機能が使えるようになるApple CarplayやAndoroid Auto。有線でつなぐものやBlutoothでつなぐものがあります。これも「別になくても……」とあまり魅力を感じないかもしれませんが、ナビとしてスマホの地図アプリを使っている人にはとくにオススメ。
  スマホの画面で見るとわかりにくいですが、スマホをつなげば大きなナビ画面にスマホの地図アプリがそのまま表示されるので、見やすいのです。スマホで検索した場所をいちいちナビ画面に入力し直す手間もいらないし、スマホにダウンロードしてある音楽アプリやLINE、ショートメールなども表示して読め、車種によっては音声で読み上げてくれたりします。運転中はスマホを手で持つことは禁止されているので、そういう面でもクルマとスマホをつないでおくのは便利で安心ですね。
  ということで、これまで「そんなの必要ある?」と思っていた技術でも、実際に使ってみると手放せなくなってしまうものがたくさんあります。ぜひ、食わず嫌いをせずに試してみて欲しいと思います。

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