東京都国分寺市由来の縄文時代から伝わる古代米「あかごめ」をもっと広めたい!

2022.10.03 21:09
東京都の中心にある国分寺市、湧水に恵まれたこの地域には、旧石器時代から人々が住み奈良時代には武蔵国分寺が建立された歴史ある土地。そんな土地の農家で縄文以前から食べられていたといわれる赤米が発見され「武蔵国分寺種赤米」と命名されました。この赤米を繋いで行こうと赤米を使った「甘酒」つくりに挑戦します。はじめに・ご挨拶
国分寺市由来の「武蔵国分寺種赤米」をバケツ栽培などで保存栽培をしてきた仲間が、縄文当時のように耕作をしようと4年前にグループ「国分寺赤米会」を立ち上げました。
市内の畑で陸稲栽培(おかぼさいばいー水田ではなく畑で育てること)を始めましたが、結果は縄文人の苦労がわかる厳しい試練の連続。翌年には農工大の先生に土壌調査をしていただき、土壌改良の対策を指導いただきました。
また、地元酒屋の浅見酒店から「甘酒を作ってみないか」と声がかかり、蔵元と繋げてもらっています。
国分寺市内の小学校ともタイアップし、赤米の授業、籾播き・収穫体験を児童が行っています。
水田での栽培もやってみようと長野県辰野町の農家さんとも連携し畑を借りています。
国分寺市内の農家さんには、田起こし・畝づくりなどの応援していただいております。
赤米を使ったメニューの紹介



さんの赤米カレー

さんの赤米キッシュ

さんの赤米入り五穀米ライス





このプロジェクトで実現したいこと
今回は、赤米を使った「甘酒」をつくり、より赤米の歴史や魅力を味わってもらうことで赤米を作る仲間を増やしたいと思います。
すると、地元酒屋の浅見酒店から「甘酒を作ってみないか」とのお声を頂き、この赤米を後世に残していくカタチを作るため、コラボを決意しました。浅見酒店に繋いでもらい、専門の蔵元に継続的な製造委託をしたいと思います。 名前も国分寺の名水「真姿の池」の玉造小町の伝承(注記参照)に因み、「あかごめこまち」と名付けました。
赤米を広く知ってもらいたい、更に興味のある方には是非ご一緒に、縄文時代の赤米の耕作をもお願い致したく、今回チャレンジをすることにいたしました。
   注1 「真姿の池」をはじめとする湧水群は国の全国名水100選に選ばれるほど貴重な名湧水。平安時代の絶世の美女、玉造の小町が病に苦しみ、この水で快癒したとの伝承があります。





私たちの地域のご紹介
地域とその歴史の紹介です。
国分寺市は市の北西から始まる「国分寺崖線」が市の中央を東西につら抜いており、北側は武蔵野段丘面、南側は立川段丘面の2つの地域に分かれています。
南側の立川段丘面には湧水が点在し、この水が集まって野川となり、大昔から人が集まり生活をしていました。このエリアは旧石器時代、縄文時代の遺跡の宝庫です。
奈良時代に武蔵国分寺が建立されたのも、こうした地理的条件と無縁ではありません。
この時代の人々は東山道武蔵路を使って、年貢の納めに行ったのでしょう。赤米も年貢となっていたようです。
北側の武蔵野段丘面は、江戸時代に玉川上水が開削され、新田開発がされて新しい村が出来ました。玉川上水から国分寺村分水・恋ヶ窪村分水・戸倉新田分水などたくさんの用水が引かれました。


 さて、赤米、「武蔵国分寺種赤米」のお話です。
そもそも赤米(あかごめ・あかまい)は玄米の糠(ぬか)の部分が赤い色をしたイネです。
「武蔵国分寺種赤米」は国分寺の農家で発見された赤米ですが、
早稲型(播種から出穂まで90日余り)で、草高が150~160cmと高く、赤く長い芒(のぎ)を持つという特徴を持ちます。
これらは原始的な稲の特徴であり、在来品種であるジャポニカ種 赤米稲の可能性が高い事が分かっています。(参考資料より)
種子島の宝満神社、
岡山県総社市の国司神社、
対馬市の多久頭魂神社
の神饌米に次ぐ日本国内で4ヵ所目、東日本では初めての発見となりました(参考資料より)。
(武蔵国分寺跡資料館の赤米資料より)





プロジェクトを立ち上げた背景
赤米のことをもっと知ってもらいたい。日本に4か所しか残っていない、縄文から続いているこの品種を継承していきたい。
そんな思いでこのプロジェクトを始めました。
明治時代になって耕作されなくなり今では神社などの神饌米中心に残っているだけでしたが、国分寺の農家が自給のために栽培していた赤米が民俗学者などの努力で発見・確認されました。武蔵国分寺種赤米です。
この赤米を保存・継続しようと、市内でもさまざまな取り組みに力を入れて活動しています。今回は「赤米」の甘酒を味わっていただく事で当会の活動を知ってもらい、ゆくゆくは赤米を耕作する仲間を広く募りたいと思いプロジェクトを立ち上げました。





これまでの活動
  ・国分寺赤米会設立(2018年)
    翌年より市内農地での赤米の耕作開始 2019年
  ・市教育委員会の「わんぱく学校」と連携した耕作・教育活動 2019年
  ・市内小学校と連携した座学・耕作活動 2020,2021,2022年
  ・自然農法での耕作ノウハウの習得
    圃場の土壌調査(農工大教授の指導を受けpH計測/有害線虫等)2020年、2021年
    マルチング実験 2020,2021,2022年
    屋上耕作見学(白鶴酒造)2021年
  ・長野県辰野町での水田耕作連携 2019年
  ・わら細工等の実地研修 2021年
  ・赤米の食の開発(キッシュ・アイスクリーム・おはぎ等)





資金の使い道・実施スケジュール
目標金額→CAMPFIRE手数料(17%)差引残額 
       531000→440,7330
返礼用甘酒費用729/本×180  131,220
ラベルデザイン費 30,000
返礼品費  19,000
返礼品梱包材など諸経費 42,100
送料 1,000×100            100,000
甘酒製造 180,000






2022年10月末  クラウドファンディング申込終了
10月中旬頃より 返礼品のまとめ順次開始
11月18日 蔵元に赤米送付、甘酒製造開始
11頭頃より 藁細工、参加券、お礼状の制作
12月頭〜1月末 返礼品順次発送
12月中旬 おやす作りなどのイベント開催予定



リターンのご紹介


【知って味わう】赤米小町(甘酒) 米麹の美味しい甘酒。栄養価が高く飲む点滴と呼ばれています。アルコール0%なのでお子様にもお召し上がりいただけます。きれいなピンク色、プチプチしたお米の食感、麹の優しい甘みをお楽しみください。
名称:甘酒 
内容量:500g 
保存方法:冷暗所に保存してください。開栓後は冷蔵庫に保存し、お早めにお飲みください。 
賞味期限:製造から半年 
原材料:米麹(武蔵国分寺種赤米)、米(武蔵国分寺種赤米 玄米)
原材料及び添加物等の食品表示はお届け商品のラベルに表記されます。
商品開封前には必ずお届けのリターンに貼付されたラベルや注意書きをご確認ください。
実際にお届けするリターンとパッケージ等のデザインが異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。


【知って味わう】栽培キット(赤米籾) 赤米の籾と、栽培方法のプリントをお送りします。収穫できましたら白米に混ぜて炊くなどしてお召し上がりください。発芽率は高いです。
【知って味わう】赤米試食 大さじ3程の赤米をお送りします。白米に混ぜたりしてお召し上がりください。
【知って参加する】おやすづくり体験 2022年12月頃国分寺市内で藁を使ったおやす作り体験会を開催いたします。おやすとはお正月に神様へ供えるものの食器として飾ります。みんなでお茶菓子を囲んで楽しくのんびり行います。(場所や日時については後日ご案内いたします。)
【知って味わう】耕作体験+飲食チケット 国分寺史跡近くにある陸稲畑に遊びにきませんか?お米がどうやって作られるか、精米して食べるまでのたくさんの喜びを体験いただきたいです。友人やご家族連れで覗きにいらしてください。飲食チケットは史跡の駅おたカフェで、赤米カレーのセット(ドリンク付き)をご用意しています。飲食チケットの使用期限は2023年6月末日となりますのでご了承ください。※詳細はチケットをご確認ください。
【知って参加する】わら細工(箒 or 藁犬)刈り取った藁を使った藁細工キットです。体験型を選ぶこともできます。体験会の開催は2022年12月頃を予定しております。(場所や日時については後日ご案内いたします。下準備した藁とマニュアルプリントのキットになります。
(イベントはどれも国分寺市内で行います。
 日程は2022年12月頃を予定しております。
 詳細が決まり次第メールにてお知らせいたします。
 コロナの状況などにより発送の遅延やイベントの開催が延期となる場合がございます。
 あらかじめご了承ください。
 会場までの交通費や滞在費は支援者様負担となります。)



最後に
武蔵国分寺種赤米を保存したいという市民の思いから、自宅などで「バケツ栽培」で栽培を続けてきた仲間が、畑や田圃で耕作をして4年目となりました。
この赤米を使った「甘酒」をプロの蔵元に作ってもらおう、そしてこの機会に「国分寺赤米会」を知っていただきたいと本プロジェクトにチャレンジ致します。
どうぞよろしくご支援いただきたくお願いいたします。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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