ドラマストア・長谷川海の「究極の巻き込まれ人生」のカタチ

2022.07.28 up提供：東海ラジオ
東海ラジオ『源石和輝！抽斗！』(月～金15:00～17:00)7月27日(水)の放送に、ドラマストアのギター＆ボーカル・長谷川海がゲスト出演した。ドラマストアは「君を主人公にする音楽」がコンセプトの関西発・正統派ポップバンド。7月27日に3年ぶりのセカンド・フルアルバムをリリース。そして、前日26日には、来年1月での活動終了を発表！と大忙し!?

4人組のドラマストア。結成は2014年。8年間の活動に終止符を打つことについて、長谷川は「これからのことを考えたときに、人生観の違いというか、チームと言っても個ですから。そのあたりの交わり合いのひとつの結論として解散となった。大きいモメ事もなく『あっ、そうか』みたいな。むずかしい話ではあったと思うが、それなりに考えたというか、メンバー4人それぞれに納得したところがあったと思う」と話した。

そして「前向きな解散という言葉が好きじゃない人も多いと思うし、自分もそう思うところがあるので、やっぱり、等しくそれを悲しんでくれているみんなには、申し訳ない話だなあと思っている。でも、前を向いて歩いていきたいと思った人間が出した結論ということだけは受け取ってほしいなあと思う」と続けた。

3年ぶりのセカンド・フルアルバムのタイトルは「LAST DAY(S) LAST TOUR」。長谷川は「アルバムの最後に収録されている『むすんで、ひらいて』という曲は、40歳ぐらいのおじちゃんの現場マネージャーが『俺の好きな昔の映画に当てはめて聴きたいわ』と言ってくれた。自分の経験のBGMにしてくれている。それはすごくうれしい。（アルバムが）幅広い年齢層、特に先達の方々に評価してもらえているようでうれしい。今の時代はどちらかというと、詞よりも曲に重きが置かれている。だからこそ、行間を読むとかであったり、言い過ぎない歌詞であったり、そういったものに注力して書きたいなというのがコンセプト・ポリシーとして、ある」とのこと。

今後については「音楽を続けたいとは思っている。ただ、ファンのみんなにも言っているが、自分は、音楽がやりたい人間ではなく、音楽もやりたい人間。自分に価値を付けてもらえることだったら、あらゆることに挑戦したいという気持ちがある。社会的にもご奉仕体質で、期待されたら無理してでも応えたくなっちゃう。よくしてくれる周りの人たちに『おまえ、すごいな！よしよし』とされながら『すごいやろ、もっとほめて！』と言いながら生きて死にたい。究極の巻き込まれ型」と解説した。

さらに「道なき道を行くというのは苦手だったし、こういう曲を書くのは好きだったが、自分一人だったら、さびしかったり、発信に迷ったと思う。それをチームのメンバー、マネージャー、ファン、みんながカタチにしてくれた。自分が生きてきた中での『巻き込まれ人生』のカタチかな」と分析した。

来年1月で解散するドラマストア。アルバムをリリースしてワンマンツアーが9月中旬スタートする。名古屋は11月13日CLUB QUATTRO。12月の神奈川まで続くツアーのあと、来年1月には、地元大阪でラストライブが予定されている。長谷川は「もしかしたら、傷ついているというか『意外にあっけらかんとしているな』と気取った方もいるかもしれない。そういう思いをさせた方には申し訳ないと思っているが、前を向いてみんなにありがとうと伝えるライブをすることが一番の恩返しと思っている。『らしい』僕と僕たちを是非ライブ会場に見に来てほしい」と呼び掛けていた。
源石和輝！抽斗！放送局：東海ラジオ放送日時：毎週月曜～金曜 15時00分～17時00分
※該当回の聴取期間は終了しました。