鮮烈な印象を残した作家デビューから、早12年。現代日本文学を牽引する小説家として、多くの読者から支持を集めている川上未映子さん。プライベートでは一児の母であり、育児と執筆で多忙な毎日、川上さんにとってiPhoneはツールを超えた、自分の身体の一部のような存在だそう。
エイジレスに輝き続ける透明感溢れる美貌やその作風から、どことなくミステリアスなイメージを纏う川上未映子さんのプライベートや仕事術を、iPhoneの活用法にフォーカスして伺いました。
プライベートだけでなく仕事でもスマートフォンは欠かせない
今回の撮影とインタビューを行ったのは、代官山にあるセレクトショップ『THIRD MAGAZINE』。オープンからまだ1年少しだが、自分を持ち、自分の心地いいものを知り、上質なお洒落を追求する大人の女性から大きな支持を得ている。そして川上さん自身も、『THIRD MAGAZINE』のファンだそう。
「インスタで偶然投稿を見つけて、即フォローしました(笑)。洋服は好きだけど同じような着こなしになりがちな私にとって、コーディネートの提案などとても参考になる。オリジナルのアイテムももちろん、ヴィンテージやインポートブランドなどのセレクトも、とても好きなテイストなんです」。
ファッションの情報はインスタでキャッチすることが多いということからも、川上さんとスマートフォンの蜜月生活が窺われる。
「そうですね、もう今はスマートフォンのない生活は考えられませんね。2010年にスマートフォンに切り替えたのですが、その時からずっとiPhoneを使っています。仕事場で使っているのもマックなので、情報をすべて同期したりするのにも、やはりiPhoneが便利なので」
プライベートだけではなく、仕事にももうiPhoneは手放せないという川上さん。2012年に出産をした際には、破水してからもiPhoneで原稿を書いていたとか。
「破水してから生まれるまで、48時間くらいと長かったんですよ。その間もずっとiPhoneで仕事をしていました(笑)。締切に追われていたというわけではなく、後々「きみは赤ちゃん」というエッセイになるんですけれど、出産の時のドキュメントを書こうと思っていたので、とにかくその時の状況を克明に書いていました」
今ではマックに向かってキーボードを打つ速度と遜色のない早さで書くことができるという。
「速すぎて、周りから驚かれます(笑)。もちろんフリック入力で。原稿だけではなく、日々思いついたこと、書きとめておきたいことはiPhoneのノートにメモをしています。もちろん紙のノートで手書きすることもありますが、iPhoneにメモをすることのほうが多くなりましたね。今の私の作品や原稿の“タネ”は、すべてここに入っているので、何かの拍子に消えたりしないように、いつもきちんとバックアップをとっています」
小説家・川上未映子の創作の“タネ”が詰まったメモ。書くと同時にiCloudに保存しているそう。
「仕事場のマックには最新のセキュリティソフトを入れています。だけどiPhoneのほうはまだなんですよ。iPhoneなどのスマートフォンにもセキュリティが必要という認識はあって。iPhoneは、プライベートはもちろん仕事でも重要なツールなので、ちゃんとしなくちゃいけないと思っています」
気づかぬうちに、不正なサイトにアクセスしてしまったり、、安全性の低い危険なWi-Fiに接続してしまって、情報を盗まれるなどの被害に遭わないためにも、我々一般人にとってもスマートフォンのセキュリティはとても重要なもの。小説家の創作の“タネ”がぎっしり詰まっている川上さんのiPhoneなら、なおのことだ。
「今はセキュリティアプリもすごく進化していると伺っています。思うんですけれど、スマートフォンを買ったら全員に、セキュリティ対策に関する講習をしてくれたらいいのになって(笑)。私にとって、iPhoneは、ただ単なるツールを超えた、身体の一部のような存在。自分の身を守るのと同じように、大事にしていかないといけないと思っています」
川上さんのように、お仕事でスマートフォンが重要な役割を果たしているなら、セキュリティ対策にも、より気を使いたいところですよね。そこでおすすめしたいのが『ウイルスバスター モバイル』。Wi-Fiの安全性チェックはもとより、不正なサイトへのアクセスブロック※1、お子さまに不適切なWebサイトをフィルタリングするなどの保護者による使用制限、盗難・紛失対策といった豊富な機能で快適なスマートフォンライフをサポートします。まずは30日間の無料体験※2から。下記ストアでチェックしてみてください。
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PROFILE
1976年、大阪府生まれ。2007年、『わたくし率 イン 歯―、また世界』、『そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります』で早稲田大学坪内逍遥大賞激励賞を受賞。2008年には『乳と卵』で芥川賞を受賞し、一躍注目を集める。その後も詩集や小説など個性溢れる執筆活動を展開し、様々な文学賞を受賞する。プライベートでは2012年に出産し、一児の母親に。2019年には精子提供、パートナーなしの出産をテーマにし、『乳と卵』の登場人物が新たに綴った物語、長編小説の『夏物語』を上梓し高い評価を得ている。
撮影/野口マサヒロ(BIEI) ヘアメイク/吉岡未江子 取材・文/岡村佳代
●撮影協力/THIRD MAGAZINE (thirdmagazine.jp)
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