座右の銘は「おはよう」その理由は?

2019.02.08 22:30
元プロビーチバレー選手の浅尾美和さんがMCを務め、ゲストの「生き方」「人間性」にフォーカスし、そこにある真の「美しさ」を解き明かす、スポーツグラフィックマガジン「Number」と企画協力したドキュメンタリー&インタビュー番組『SHISEIDO presents才色健美 ~強く、そして美しく~ with Number』(BS朝日、毎週金曜22:00~22:24)。2月8日の放送は、女子プロゴルファーの三浦桃香さんが登場する。
8歳からゴルフを始めた三浦さんは、高校1年生の時に出場した大会で好成績を残し、ベストアマチュア賞を受賞。昨年は『サイバーエージェント レディス』7位タイなど、好成績を残す。同期で20歳の勝みなみさん、小祝さくらさんらと共に女子ゴルフ界の未来を担う“黄金世代”と呼ばれ、人気急上昇中の三浦さんが、今シーズンへの意気込みと現在の思いを語った。
■ゴルフの魅力とお気に入りコーディネート
昨年から本格的にツアー参戦した三浦さんは、ゴルフでは特別何が好きということはなく、ショットやパター練習も「全部が好き」だと話す。友人にゴルフを勧める時は、「ボールがよく飛んで面白いし、ウェアが可愛いよ」と魅力を伝える。
オシャレな三浦さんは、コーディネートにもこだわりを持つ。ウェアでは「赤と黒が好き」で、その理由を、「ゴルフで日焼けするので淡い色を着ると顔が目立つ。その点、赤や黄色など濃い色を入れると表情が優しい感じに見えるから、最近は濃い色を着用するようにしている」と説明した。
中でも三浦さんのお気に入りコーディネートは、昨年3月に開催された『ヨコハマタイヤゴルフトーナメント PRGRレディスカップ』の時に着た、“Le coq sportif”の上下水色のウェアだ。「水色と白のボーダーのトップスに水色のフリルスカートでめちゃくちゃ可愛い。淡い色が初めてイケるかも!? と思った瞬間だった」、「嬉しくてその日の画像は携帯にたくさん保存している」と無邪気に笑った。
■15歳でプロ転向を決意
これまでのツアーで撮影された数々の写真を前に、“自分らしさ”が感じられる一枚として三浦さんが選んだのは、赤のウェアを着てニコッと笑ってショットする写真だ。「真剣な顔はあまり似合わない。もちろん真剣にやっているんですが、この時も笑っていますよね。小さい時からいつもニコニコしているんです」と話す表情も、やはり笑顔だ。
8歳で初めてクラブを握り、今月、20歳になる三浦さん。プロゴルファーとして生きていくと決断できたのは、15歳の時に出場した『サマンサタバサガールズコレクションレディーストーナメント』がきっかけだった。「正直、当時は何もいいところがなく、ドライバーが飛ぶくらいで実績も何もない無名の選手だったが、ギャラリーから声援がおくられて、“(無名の)私にもこうやって応援してくれる人がいるんだ”とすごく嬉しかった」、「ゴルフは好きだけどプロになれる実力はないと思っていたので、この大会の雰囲気と、周りの方々から刺激を受けたことを機にプロに転向したいと思った」と、心境が変化した瞬間を振り返った。
■苦手なドライバーショット克服が来季の鍵に
三浦さんの持ち味は、ダイナミックなドライバーショット。最大飛距離は258ヤード、プロの中でもトップクラスの飛ばし屋だ。けれど、意外にも三浦さんは「ドライバーが一番苦手」だと話す。「飛距離がある分、曲がり幅が広いので、ちょっとのミスが大きなミスにつながってしまう」と、フェアウェイキープ率(各ホールで打つ最初のショットでフェアウェイを捉えた確率)が低いという課題点を挙げた。昨シーズンのフェアウェイキープ率はおよそ57%で、キープ率のランキングも95人中86位と、思うような結果が残せなかった。そのため、「ドライバーを真っ直ぐいかせて飛距離も伸ばそうと考えている」と課題克服を掲げ、昨年末に行われたQT(クォリファイングトーナメント:来季のレギュラーツアーの出場権をかけた予選会)ではフェアウェイキープ率が70%を超えた。「それを維持するための練習をオフでも頑張ったので、去年よりはドライバーに注目してもらいたい」と意気込みを語った。
ツアーでは健闘している三浦さんだが、実は、プロテストで2年連続不合格の憂き目をみた。しかし、既に気持ちを切り替えており、「レギュラーツアーで1勝、またはシード権を獲れば来季のツアーに出場できるので頑張ります」と力を込めた。
■試合前のルーティン
番組では、三浦さんの趣味であり生活の一部でもあるドライブに同行。試合はもちろん、毎日のトレーニングや練習でも車移動が欠かせないため、「ドライブをしないと生活ができない感じ」なのだという。車中では音楽を聴くことが多く、ジャンル問わずランキング100位内の楽曲を流し運転する。試合前でもそれは同じで、「この歌を聴くから特別どうとかはない。QTなど大事な試合はともかく、普段はあまり緊張しない。練習をたくさんしているから自信がないことはないので、いつも通りやればいいという気持ちで臨んでいる」と、メンタルの強さをアピール。
自分らしいプレーをするために、三浦さんがこだわる試合前のルーティンがある。それは、朝風呂に入ることと味噌汁を飲むことだ。「朝起きて目覚ましを止めてそのままお風呂に直行して、15分以上湯船に浸かります。好きな入浴剤を入れたり、音楽を3曲くらい聴いて身体の緊張をほぐしたりしています」、「たまにスープになることもあるんですが、普通の味噌汁が好きで、温かいものを飲むとホッとします。具材はわかめが好き」と語った。また、「小さい時に身長が低くて、アルギニン酸(成長ホルモンの分泌や合成に影響するため成長期には重要な栄養素)を獲るといいと言われて、のりをたくさん食べるようになって。それから海藻的なものが好きになりよく食べていたので、すごく好きになりました」と、幼少期からの習慣が続いていることを明かした。
その甲斐もあったのか、現在、身長は169cmになり、飛距離も伸びたという。好き嫌いはなく、甘い物も好きで、特にチョコレートには目がない。「試合前、試合中、試合後も食べて、部屋に戻ってからも食べます。何なら朝風呂から上がった時も食べる」と笑い、「トレーニングやゴルフでカロリーを消費しているので、食べないと体重が減ってしまう。逆にもっと食べた方がいいのかなと思い、たくさん食べています」とアスリートとしてのスタイルキープを心がけている。
■「おはよう」の言葉でエネルギーチャージ
自身の性格を分析し“穏やかさ”が強みだと話す三浦さん。「滅多に怒らないし、イライラすることもあまりないですね。親しい友人には何でも話せるので、おしゃべりがストレス発散です」、「逆に一人でいると心が健やかではなくなるので元気もなくなる。そういう時は、やっぱり友人とカラオケやドライブに行ったりします」と話した。また、20歳になってトライしてみたいのは、ヘアカラーだという。「子どもっぽいと言われるので、ちょっとだけ、こげ茶でもいいので1勝したら1回だけ髪の毛を染めてみたい」とはにかんだ。
挨拶を交わすのが好きだと話す三浦さんの座右の銘は「おはよう」だ。理由は、挨拶の中でも朝一番に交わす「おはよう」の言葉で、「元気に一日頑張れる」からだという。「朝から付いて来てくださるギャラリーの方が“おはよう!今日一日頑張ってね”と声をかけてくださるので、その“おはよう”で元気をもらい、“頑張ってね”でまたさらに元気をもらう。だから“おはよう”は一番大事で、好きです」と語った。来季は、三浦さんにとって勝負のシーズンとなる。「日々の練習で自信を付けて、自信を持ったゴルフをすればいい成績が出るのではないかと思うので頑張ります」と、飛躍を誓った。
番組の途中では、スポーツオケージョンにおける“美”をサポートする、プロならではのテクニックとノウハウを紹介。今回は「刺激が強まる季節のメイク直し法」と題し、乾燥が気になる季節、スポーツ後のお肌に最適なケア方法を解説した。
■「刺激が強まる季節のメイク直し法」
スポーツでかいた汗をそのままにしておくと、乾燥を招いて肌トラブルにつながることも。今回、「刺激が強まる季節のメイク直し法」を教えてくれたのは、資生堂HAIR&MAKE UP ARTIST伊藤礼子さん。

まずはあぶらとり紙などで汗や皮脂をしっかりオフする。

【ポイント1】メイク直し前に余分な汗や皮脂をしっかりオフ

次に空気中の微粒子や乾燥から肌を守ってくれるバリアミストで整える。
バリアミストはよく振って、顔から15㎝ほど離して目と口を閉じ顔全体に4プッシュした後、指先で軽くなじませる。

肌を整えた後はポイントメイク。

Tゾーンなどの崩れやすい部分はBBクリームを重ね付けする。

アイカラーはオレンジ系がおすすめ。
ふんわりと付けるだけで、簡単にヘルシーでフェミニンな印象に。

エッセンスタイプのリップで口元にツヤをプラスすることも、この春のトレンド顔になれるポイントだ。

【ポイント2】リップはくちびるの中央から外へ塗る

今回使用した商品の詳細は以下のサイトで。
次回、2月15日の放送は、プロ野球選手の松田宣浩さんが登場する。