デザインと機能性を兼ね揃えた機能美。今、ATTESAを選ぶべき理由

2018.11.22 16:30
ビジネスマンにとって、腕時計は正確な時刻を瞬時に把握するためのツールとして、また男の身だしなみとして必要不可欠なアイテム。しかし、いわゆるビジネスウオッチだけでもその選択肢はさまざま。「そろそろ良い時計がほしいな」と思ってはいるものの、何を選ぶべきか迷っている方も多いだろう。これまで時計に無頓着だった人ならなおさらだ。そこで『時計Begin』編集長の中里 靖さんに、ビジネスウオッチの定番商品としてその座を確立するシチズン「アテッサ」の新作の魅力についてうかがった。
中里 靖
1969年生まれ。約10年間のフリーエディター&ライター時代を経て、2003年に世界文化社へ入社。同社男性誌『MEN’S EX』編集長、同女性誌『MISS』編集長代理等を歴任した後、2012年より『時計Begin』編集長を務める。
体験してみることで実感する魅力
「時計に限らず、30歳を過ぎたら自分の物差しでモノを選ぶべき。自分なりにそれを選んだ理由を自分の言葉で語れたほうがカッコイイと思うんですよね」と語る、中里さん。
30歳までは、そのジャンルに詳しい諸先輩方や友人の意見に耳を傾け、納得したら、とりあえず彼らが薦めるモノを買ってみる。そして、実際にそれを使いこなしてみる。そうするうちに、それが自分好みか? 自分に合うか? 自分にとって使いやすいか? が明確になってきて、不要なものは自然に淘汰され、必要なものが残る。これを繰り返していくと、30代半ばくらいから、本当に自分の好みやライフスタイルにあったものが選べるようになる。中里さん自身もそうやってモノを見る目を養ってきたと言う。
「そういう意味では、スイス製の機械式時計も一度は体験してみるべきだと思います。やっぱり、良いと言われているだけの魅力がありますから」

しかし趣味の時計ではなく、自身のライフスタイルに合わせる時計としては、国産クオーツ時計にも大きな魅力がある。実際に、中里さんはそれを身をもって体験したことがあるそうだ。
「5〜6年前にスイスのバーゼルワールド(毎年開催される世界最大の時計の見本市)へ取材に行った際、インプレッション用としてちょうど編集部にシチズンのアテッサが1本あったので、試しにつけていったんです。そうしたら、ものすごく使いやすくて驚きました」
チタニウムならではの軽量さと堅牢性
中里さんがアテッサを気に入った理由は主に4つある。その筆頭にあげるのは、その軽さだ。アテッサは、ケースやベルトの素材として、傷がつきにくくてサビに強く、重さがステンレスの約60%と軽量なスーパーチタニウム™を採用している。
「軽いということがいかにストレスフリーにつながるか、着けてみると分かります。ズッシリ感じるゴールド製の時計は、自己満足感はあるし、たまにつける分には良いけれど、ずっと使っているとしんどい。スーツも同じですよね。カッチリした英国製のスーツは格好いいしスタイリッシュですが、1日着て家に帰るころには着疲れしてしまう。だから普段はリラックスして着られるものがいいし、そのほうが等身大の自分を出せて色っぽく見えると思うんです」
また、傷つきにくいという点も、ビジネスウオッチには重要な要素だ。アンティークウオッチなどはもちろんだが、趣味の時計の場合、小傷をあまり気にしすぎるのは野暮。
「しかしビジネスの場となると、時計に傷があるとその人もガサツに見られてしまいがち。いずれにしても、せっかく買った時計ですから、傷つかないに越したことはないし、そのほうがやっぱりストレスなく使うことができますよね」
時刻合わせや電池交換不要の高い機能性
次に中里さんがあげるのは、その機能性。アテッサのGPS衛星電波時計は世界最速レベル(※)の最短3秒で時刻を自動修正するので、いちいち時刻合わせをする必要がない。ちなみに新作に搭載されたムーブメント「Cal.F950」は、従来のモデルに比べて時分針の速さが2倍に高速化している。また、海外へ赴いた際でも、りゅうずを引き上げて秒針を滞在する都市名に合わせるだけで、正確な現地時間にセットしてくれる。
「この『ダイレクトフライト機能』は、海外出張の際に便利ですし、秒針を合わせるのと同時に針が現地時間の位置に動くのは、ギミックとしても楽しめます」
※光発電GPS衛星電波時計として。2018年7月現在、シチズン時計調べ。
またアテッサは、室内灯のようなわずかな光でも充電可能な「エコ・ドライブ」によって、電池交換も不要だ。
「クオーツ式の時計は、しばらく前までチープな時計というイメージが持たれていましたが、今はそんなことはない。アテッサはクオーツの最大の弱点だった電池交換の手間も解消されているし、実用性を考えるとやっぱり便利でいいですね」

肝心なときに止まってしまう恐れがなく、時刻合わせも必要なくいつでも正確な時間を表示できるのは大きなメリットだ。
「ビジネスマンにとっては、時間の管理は本当に大切。時間にルーズでは、信用を得ることはできませんからね」
程よい上質感が伝わってくるシックなデザイン
「個人的には、時計にファッション性はいらないんです。時計にはアクセサリー的な面もありますが、アクセサリーと考えるとかなりの大きさなので、デザインの主張が強すぎるとファッション全体の印象がそれに引っ張られてしまう。だから自然と普段のスタイルに馴染むものが好きですね」と語る、中里さん。
その点で、アテッサのデザインは非常に好ましいと言う。それがこの時計を気に入った3つ目の理由だ。スーパーチタニウム™に独自の表面硬化技術「デュラテクトDLC」加工を施したアテッサのブラックチタン™シリーズは、黒で統一されたシックな外観。差し色としては、さりげなく秒針のみにオレンジが用いられている。
「デザインがやりすぎていない。奇をてらっていないところがいいですね。それでいて、絶妙な上質感があります」
新しいアテッサは、ケース径44mmとこれまでのモデルより若干大きくなっているが、上品な黒色によって引き締められた外観はあまりそれを感じさせない。無骨さはなく、エレガントな印象だ。ベゼルからベルトにかけて斜めに面取りしてあるのでスーツの袖にも引っかかりにくく、しっくり収まってくれる。
「クルマなどもそうですが、腕時計は、それを着けている人のイメージを左右します。だからビジネスマンとしては、逆にその効能をうまく利用したいですね。アテッサは、実直で仕事のできる自分を演出できる時計だと思います」
100年の歴史と高い技術力が支える信頼性
4つ目の理由として中里さんがあげるのは、ブランドの信頼性だ。
「シチズンは、新しいことにいつもチャンレンジされているイメージがあります。これまでにリリースした時計には“世界初”のものがたくさんあるんですよね」。アテッサは1987年の初代モデルからずっとチタニウム素材にこだわり続けてきたが、そもそも世界で初めてケースの素材としてチタンを採用したのがシチズンなのだ。
「そうした挑戦をしながらも100年も続いているのは、結局、信頼を獲得し続けているからに他ならないんですよね」

世の中にはさまざまな腕時計があるが、アテッサはいろいろな時計を試した後、ぐるっと回って最後に行き着く1本になりうる時計だと中里さんは言う。
「派手さはないので、洋服で例えるとけっして一張羅にはならない。でもビジネスマンにとっての普段着であるスーツのようなもので、普段つける日々の相棒としての一番手にふさわしい時計だと思います」
「使ってみて初めてわかる魅力もありますが、まずは店頭で試着してみてほしいですね。軽さとつけ心地だけでも感じるものがあると思います」

使っているうちに手放せなくなり、気づくといつもこれをつけている。そんな存在になりそうだ。
■選べる3つのバリエーション
CC4004-58E
¥230,000+税
キャリバー:F950、精度:±5秒/月(非受信時)、ケースサイズ:44.0mm、ケース厚:15.1mm、素材:スーパーチタニウム™、表面処理:デュラテクトDLC/MRK、ガラス:デュアル球面サファイアガラス(99%クラリティ・コーティング)、主な特長:光発電エコ・ドライブ、GPS衛星電波時計F950、ワールドタイム機能(39都市)、耐メタルアレルギー、クロノグラフ機能
CC4000-59E
¥200,000+税
キャリバー:F950、精度:±5秒/月(非受信時)、ケースサイズ:44.0mm、ケース厚:15.1mm、素材:スーパーチタニウム™、表面処理:デュラテクトTIC、ガラス:デュアル球面サファイアガラス(99%クラリティ・コーティング)、主な特長:光発電エコ・ドライブ、GPS衛星電波時計F950、ワールドタイム機能(39都市)、耐メタルアレルギー、クロノグラフ機能
CC4000-59L
¥200,000+税
キャリバー:F950、精度:±5秒/月(非受信時)、ケースサイズ:44.0mm、ケース厚:15.1mm、素材:スーパーチタニウム™、表面処理:デュラテクトTIC、ガラス:デュアル球面サファイアガラス(99%クラリティ・コーティング)、主な特長:光発電エコ・ドライブ、GPS衛星電波時計F950、ワールドタイム機能(39都市)、耐メタルアレルギー、クロノグラフ機能
[お問い合わせ]
シチズンお客様時計相談室 0120-78-4807
9:30〜17:30(祝日を除く月〜金)
[STAFF]photography:Shinichi Miura/text:Tatsuhiko Wada