あの女優やモデルが支持するトレーナー・AYAの“お肉”は手のひらサイズ

2018.10.26 22:30
元プロビーチバレー選手の浅尾美和さんがMCを務め、ゲストの「生き方」「人間性」にフォーカスし、そこにある真の「美しさ」を解き明かす、スポーツグラフィックマガジン「Number」と企画協力したドキュメンタリー&インタビュー番組『SHISEIDO presents 才色健美 ~強く、そして美しく~ with Number』(BS朝日、毎週金曜22:00~22:24)。10月26日は、10月のマンスリースペシャルと題し、長野五輪スピードスケート女子500mで銅メダルを獲得した岡崎朋美さん、北京五輪で金メダルを獲得したソフトボール日本代表の山田恵理さん、多くの芸能人も指名する大人気のクロスフィットトレーナー・AYAさんが登場。各回の名場面をプレーバックするとともに、未公開映像を交えて、3人の輝きのさらなる秘密に迫った。
■心の師・橋本聖子の実家で……
岡崎さんはいつも、自然体でいることを心がけている。「内面の思いは絶対に顔に出ると思う。我慢したり、要領良くやろうとしたりすると、無理していることが顔に表れてしまう。それならば、お互いに気持ち良く過ごすためにも、自分の気持ちはしっかり相手に伝えたい」。現役時代は、「辛い練習をして何を得なければいけないのかと思っている時こそ“強くなりたい”という自然な気持ちに従ってきた」と振り返る。その生き方と前向きさが、偉業を成し遂げた選手時代から現在まで、ずっと人々を魅了し続けている“朋美スマイル”の秘訣なのだろう。岡崎さん自身も「笑顔はみんなを幸せにできる」と信じている。
同じ氷上のスケート競技でも、使用する靴が異なるフィギュアスケートは全くできないという岡崎さん。「羽生(結弦)選手はすごい。スピンをしてみたいのですが、どういう風に遠心力を上げているんだろう。やろうと思っても回れません」と笑った。
岡崎さんが心の師と仰ぐのは、1992年に開催したアルベールビル五輪スピードスケート女子1500mで銅メダルを獲得した名選手であり、現在は国会議員の橋本聖子さんだ。岡崎さんから見た橋本さんは、周りの人に対して腰が低く、見習うべき点の多い人物だった。「実家にお邪魔したときに、ご両親に対して三つ指を立てて“ただいま帰りました”と聖子さんが挨拶をしていた。するとお母さんも同じ姿勢で“おかえりなさい”と迎え入れていて、私の実家では考えられない光景だったので、こういうご家庭で生まれ育ったからこそ何にでも挑んでいける方なのだと感じました」と、橋本さんとの知られざるエピソードを明かした。
■戦友・上野由岐子選手のすごいところ
卓越したバッティングセンスを持ち、“女イチロー”とも称される山田さん。ソフトボール日本代表として、北京五輪では金メダルを獲得した。しかし喜びは一瞬。悲しい現実が待ち受けていた。「ソフトボールが五輪競技から除外されることが決まり、それを機に辞めていった選手を何人も見送りました。当時は自分でも次の目標が定まらず、なかなかモチベーションの上がらない時期を過ごしました」。それでも山田さんがソフトボールを辞めなかったのは、五輪に関係なく、競技を続けている小中高生がたくさんいるからだった。「私も、日本リーグやいろいろな大会を通して周りの人に支えられてきたからこそ、今の自分がいる。私が、しっかりとソフトボールの未来を担う後輩たちに繋げていくことで、周りの人を笑顔にしたり、感謝の気持ちを伝えたり、恩返しができるのではないか」。ソフトボールが復活する東京五輪を控えた現在、山田さんは、「自分にできることはソフトボールしかない」と、気持ちを新たにして競技に取り組んでいる。
北京五輪の歓喜から10年。東京五輪で再び金メダル獲得に挑もうとしているのは、山田さんと、絶対的な日本のエースピッチャー・上野由岐子さんのふたりだけ。山田さんは、戦友である上野さんとの決定的な違いは“ルーティン”に対する考え方だと明かす。「上野さんは“ルーティンがないことがルーティン”と言っていて、私にはできないことなので、すごいなと。私は一個一個、道具を入れ方、順番など、全部決まっている。守らなかった時に打てなかったことがあって、そのせいだと思いました。山田恵理という選手は、結果を出すのが当たり前。ルーティンを辞めたら結果が出なくなると思い込んでいるので、毎日続けています」と語った。ともに一流選手だが、結果にコミットするためのアプローチは対照的だ。
「もし上野さんが引退していたとしたらソフトボールを辞めていたか」という質問に、山田さんは「上野さんがほとんど背負っている状況だと思いますし、自分にできることはしたい、助けたいと思っている。もしいないのであれば、自分がもっと頑張らなければという気持ちになっていたと思います」と、熱い思いを口にした。
■AYAのお肉は手のひらサイズ
多くの女優やモデルに支持され、Instagramのフォロワー数は40万人以上。全身の筋肉をバランス良く鍛える運動・クロスフィットをベースとしたボディメソッドで、多くの⼈たちの体と⼈⽣を輝かせているトレーナーのAYAさんは、「限界は無限大」という言葉を大切にしている。「私がクロスフィットを始めた時は、懸垂なんて絶対に無理だと思っていた。でも、それは自分で限界を決めつけていただけ。やればできるということを、身をもって経験した」と、その意味するところを語った。その言葉通り、AYAさんはトレーナーとしての成功を積み重ね、今年、念願だった『AYAʻS WORKOUT LIVE』を実現させた。“魅せる”だけではなく“動ける”体を目指すワークアウトイベントとして、ミュージシャンのライブツアーのように日本各地で開催している。
自分を徹底的に追い込むのがAYAスタイルだが、土日はチートデイ(cheat day=ズルをする日)を取り、自分を甘やかしてあげているのだという。「パンケーキにシロップをたっぷりかけて、気持ち悪くて食べられなくなるまで食べる」。他にもAYAさんは、自己流の食事法を実践している。「野菜はたくさん食べますし、お肉も食べます。翌日の体の回復を図るためにも、夜ご飯はタンパク質が豊富なお肉を食べる確率が高いですね」。独特な基準は“自分の手のひらサイズの分量を摂取する”というもの。「人間の体ってその人に合った大きさでできているので、私の食べるお肉の量は、自分の手のひらサイズを目安にしています。毎食、計量などできない面倒くさがりな性分なので、わかりやすい食事のとり方を考えたときに、知識を得て自分流にアレンジしました」。
AYAさんにとって理想の年齢の重ね方とは、パフォーマンスが落ちてしまうことは避けられない中でも「常に自分史上最高でいる」こと。AYAさんは、「年齢はただの数字で、30代より40代、40代より50代の自分が好きだなって言えるかどうかが大切。だから私は、毎日自分を好きでいたい」と、力強く語った。
番組の途中では、スポーツオケージョンにおける“美”をサポートする、プロならではのテクニックとノウハウを紹介。今回は「本格的な美白ケア」応用編と題し、夏に浴びた紫外線ダメージをケアする方法を解説。
■「本格的な美白ケア」応用編
美白ケアと乾燥ケアのお手入れについて教えてくれたのは、資生堂HAIR&MAKE UP ARTIST 齋藤有希子さん。

美白化粧品の使用量の目安は2プッシュ。
気になる部分を中心に、顔全体に丁寧になじませる。

紫外線の影響を受けやすい頬骨の上などは、シミリスクが高いので、重ねづけしてあげるのもおすすめ。 頬骨の上を優しくマッサージするのも、シミ予防に効果的。

さらに乾燥が気になるときは、美白オイルを重ねると良い。
お手入れの最後に、使用量の目安の2プッシュ分を、顔全体に丁寧になじませる。

今回使用した商品の詳細は以下のサイトで。
次回、11月2日の放送では、フェンシング日本代表・宮脇花綸さんが登場する。