土屋太鳳、中村アン、森星らが指名する人気トレーナー・AYAの夢は「日本総フィットネス化」

2018.10.19 22:30
元プロビーチバレー選手の浅尾美和さんがMCを務め、ゲストの「生き方」「人間性」にフォーカスし、そこにある真の「美しさ」を解き明かす、スポーツグラフィックマガジン「Number」と企画協力したドキュメンタリー&インタビュー番組『SHISEIDO presents 才色健美 ~強く、そして美しく~ with Number』(BS朝日、毎週金曜22:00~22:24)。10月19日の放送は、多くの芸能人も指名する大人気のクロスフィットトレーナー・AYAさんが登場。“日本総フィットネス化計画”を目指すAYAさんの活動に込められた思いを紹介した。
■日本の“美しさ”の常識を変えて、フィットネスで溢れる国にしたい
クロスフィットとは、歩く、走る、起き上がるなど、⽇常の動作をベースにした、アメリカ発祥のトレーニング。これをもとにAYAさんが考案したメソッドは、多くの⼈たちの体と⼈⽣を輝かせ、土屋太鳳さん、黒木メイサさん、中村アンさん、森星さんなど、今をときめく女優やモデルたちからも信頼を寄せられている。そんなAYAさんのInstagramのフォロワー数は、42万人を超える。
絶大な人気を誇るAYAさんだが、クロスフィットトレーナーに出会う前は、モデルと、フィットネスのインストラクターを兼業していた。「インストラクターの仕事は筋肉がなきゃだめで、体を使って見本を見せながら教えていく。一方モデルは、細ければ細いほど良いと言われる。でも、言われた通りに筋肉を落としてガリガリになっても、(モデルの)お仕事がくる約束はない」と話したAYAさん。大好きな運動をして体を鍛えながらモデルもしたいのに、真逆のことを求められてしまうジレンマを、常に抱えていたという。そんな時、たまたま見つけた海外の動画。引き締まったボディで全世界を魅了するヴィクトリアズ・シークレットのモデルたちの姿に衝撃を受けた。「お腹もしっかりパキパキと割れていて、筋肉ももちろんあって。そんな体で堂々と歩いてくるトップモデルたちに圧倒されました。“海外に目を向けなければいけない”と使命を感じていた時期だったので、日本に留まらずに、もっと視野を広げれば色々なことが得られるんだと気付きました。そこからは“自分らしくいよう”というスイッチが入って、今のAYAスタイルが確立された感じです」。
日本の“美しさ”の常識を変えたい。その思いに突き動かされたAYAさんが今、力を入れているのは、“魅せる”だけではなく、“動ける”体を目指すワークアウトイベント。ミュージシャンのライブツアーのように日本各地で開催している『AYAʻS WORKOUT LIVE』だ。番組では、大阪で開催されたLIVEに密着。そこでは、1,000人もの人が、AYAさんと一緒にクロスフィットをするために集まり、共に汗を流していた。「運動しない理由を“時間がない”と言い訳する人が多い。1分ずっと腕立て伏せをするのはしんどいけれど、追い込み方次第で短時間でも運動はできる。日本人特有の“運動ができない”という考え方を変えていきたい」と語り、トレーナーという枠には収まらない活動を続けているAYAさんの最終目標は、“日本総フィットネス化計画”を実現させること。「日本をもっとフィットネスで溢れる国にして、衣食住と同じくらい運動を必要とする文化を提唱したい」と夢を語った。
■憧れはスーパーヒーロー
イベントをサポートする年下の男性トレーナーにAYAさんの素顔を尋ねると、「僕でもキツイと感じるようなトレーニングをAYAさんはよくやられているので、すごいなっていつも思います」「厳しい印象があるけれど、いつも笑顔」といった声が上がった。
自分を徹底的に追い込む。それがAYAスタイルと言われているが、なぜそこまでストイックになれるのか。AYAさんは、「私はトレーナーなので、世の中の人たちがやっているようなトレーニングのレベルではダメ。みんなが成長する分、自分も一緒に成長しなければいけない。常にみんなの上にいて、“AYAさんに近づくために頑張ろう”という気持ちをずっと持ち続けてもらうためにも、トレーニングレベルを上げていきたい」と話す。
また、くじけそうになったり、しんどいなと感じたりした時は、ヒーロー映画を見てモチベーションを上げているのだとか。「映画の『バットマン vs スーパーマン』では、人間のバッドマンが、宇宙人のスーパーマンに勝つために、辛いトレーニングを幾度も重ねる。そんな彼のカッコ良いトレーニング姿を見て、私ももっと強くなりたい、もっと頑張ろうと思える」。一方で、AYAさんは“何でもできる超人”だという、メディアが作り出したイメージに自身がついていけなくなり、苦しんだことも。「スーパーヒーローでも敵に負けるときはあって。でも、また勝つために頑張ろうと励むようなストーリーが楽しい。私も弱さを見せてもいいんだ、と教えられました」と、普段は見せない本音を覗かせた。
■ゲーム感覚でトレーニングをするのが長続きのコツ
平日は、食生活をはじめ、あらゆることにルールを決めてストイックに⾃分を律し続けるAYAさんだが、土日はチートデイ(cheat day=ズルをする日)を取り、自分を甘やかしてあげているのだという。「パンケーキにシロップをたっぷりかけて、“もう気持ち悪くて食べられない”ところまで食べる」と笑顔を見せた。
AYAさんいわく「徹底したトレーニングを行うなら、メリハリを付けることが長続きの秘訣」。最初は2日やって1日チートデイを取るなど、できる範囲で、自分なりのスケジューリングをしてほしいと話す。
また、それ以前に大切なのが目標設定。「いきなり“トレーニングをしよう”ではなく、最初はウォーキングから始めてみるなど、手の届く目標設定でいい。それをクリアしたら次、という感じで、ゲームをクリアする感覚で徐々にレベルを上げてほしい。みんな目標設定が高いから“無理!”と言ってやめてしまうけれど、無理じゃないんです」。
■限界を自分で決めつけない生き方
AYAさんは、「自分が備える魅力を全て活かせている人」が“美しい”と定義する。どうにでもなる見た目よりも、中身の美しい部分や、他の人にはない自分なりの良さを、きちんと全部出せている人が美しい、という意味だ。ほか、年齢を重ねるということに関しては、「加齢と共にパフォーマンスが落ちてしまうことは避けられないが、常に自分史上最高でいたい」と、自身の信念を表明。「年齢はただの数字で、30代より40代、40代より50代の自分が好きだなって言えるかどうかが大切。だから私は、毎日自分を好きでいたい」と語った。
限界は自分で決めるものではないことを、実体験から得たAYAさんは、「限界は無限大」という言葉を大切にしている。「私がクロスフィットを始めた時は、懸垂なんて絶対に無理だと思っていた。でも、それは自分で限界を決めつけていただけで、やればできるということを、身をもって経験した」。ストイックに自分を追い込みトレーニングを重ねる一方で、正に“継続は力なり”という言葉を具現化してきたAYAさん。最終目標の“日本総フィットネス化計画”が実現する未来は、もうすぐそこまで来ているのかもしれない。
番組の途中では、スポーツオケージョンにおける“美”をサポートする、プロならではのテクニックとノウハウを紹介。今回は「本格的な美白ケア」基礎編と題し、夏に浴びた紫外線ダメージをケアする方法を解説。
■「本格的な美白ケア」基礎編
美白化粧品の使用法を教えてくれたのは、資生堂HAIR&MAKE UP ARTIST 齋藤有希子さん。

美白化粧品の使用量の目安は2プッシュ。気になる部分を中心に、顔全体に丁寧に伸ばす。伸びがいい美容液だからと1プッシュ分しか使わない人もいるが、美白ケアでは適量を均一につけて、メラニンの生成を抑えてしっかり予防することが大切。

男性でも屋外スポーツなどでシミができるリスクがあるので、気になる方はしっかりケアしていきたい。

今回使用した商品の詳細は以下のサイトで。
次回、10月26日の放送は、10月のマンスリースペシャルと題し、元スピードスケート選手で五輪銅メダリストの岡崎朋美さん、ソフトボール日本代表の山田恵理さん、クロスフィットトレーナーのAYAさんのエピソードをプレーバック。未公開映像も放送される。