絶大な人気を誇る美尻トレーナーが最も重視するのは「メンタル」

2018.06.29 15:00
元プロビーチバレー選手の浅尾美和さんがMCを務め、ゲストの「生き方」「人間性」にフォーカスし、そこにある真の「美しさ」を解き明かす、スポーツグラフィックマガジン「Number」と企画協力したドキュメンタリー&インタビュー番組『SHISEIDO presents 才色健美 ~強く、そして美しく~ with Number』(BS朝日、毎週金曜22:00~22:24)。6月29日の放送では、6月のマンスリースペシャルと題し、元マラソン選手の有森裕子さん、ハンドボール選手の宮﨑大輔さん、プロクライマーの大場美和さん、パーソナルトレーナーの岡部友さんが出演した各回をプレーバックするとともに、未公開映像を交えて、4人の輝きのさらなる秘密に迫った。
■「初めて自分で自分をほめたい」と言えた有森裕子さんの真の思いと現在の趣味
有森さんと言えば、「初めて自分で自分をほめたいと思います」という、アトランタ五輪で3位に入った直後のセリフが印象的だが、実はこの言葉は、挫折を味わっていた高校時代に出合った、シンガーソングライター・高石ともやさんの詩に影響を受けたものだった。それは、「これまでの頑張りを全部知っているのは自分自身だから、人にほめてもらうのではなく、自分でほめなさい」という意味を込めた詩。バルセロナ五輪で銀メダルに輝いたあと、故障などの苦難を乗り越えて獲得した、アトランタ五輪の銅メダル。「順位は1つ下がったものの、“何でもっと頑張れなかったと思うレースはしていない”ことから、初めて自分を褒めたいと言えるだけの自信を手に入れた」。あの名言の裏にはそうした思いがあることを知ってもらいたいと話す。
有森さんの最近の趣味は、空の写真を撮ることだ。「空は雲があるから味があるんですよね、雲によって空がよく見えたりする。それって社会と同じで、いい人ばかりでも面白くない。雲が何かを遮っているようで、でもそれには何か意味があって。例えば雲一つない富士山もいいけれど、雲がかかるとまたいい。ちょっとしたものが加わるだけで、逆に空の良さがわかる」と、その時々の自分の気持ちと雲を重ね合わせて見ていると語った。
■東京オリンピックを目指す宮﨑大輔さんが語る人生のターニングポイント
宮﨑さんは、“あきらめられない夢の大会”である2020年東京オリンピック出場を目指し、トレーニングや練習に励む日々を送る。「立ち止まることや妥協は誰にでもできるけれど、その中でしっかり目標を立てて、まずはそれを達成できるように、80%ではなく120%でやっていけば、まだ伸びると信じている」と話す。
そんな宮﨑さんの人生のターニングポイントは、海外移籍先のスペインから帰国した時のこと。再び日本でプレイする中で、チームメートのレベルの違いを受け入られなかった宮﨑さんに同級生がかけた、こんな言葉がきっかけ。「もう少し周りの言葉を素直に受け入れてほしい。大輔のプレイをもっと良くするためには周りの声を聞いてみた方がいい」。そのときは、「何を言っているんだ。何でできない奴に合わせないといけないんだ」と答えたが、助言を思い出し、視野を広げて周りを見たり、言葉でコミュニケーションを取ったりしたことで、チームメートとのボールのつながりが良くなったり、アシストとしての役回りも楽しく感じたりと変化を実感。「自分の枠がすごく広がった」と語った。
■「10年後も登り続ける」大場美和さんが語る未来像と20歳の素顔
大場さんがクライミングを初めて知ったのは9歳のとき。たまたま父親が読んでいた雑誌に載っていた女性クライマーの写真に魅了されたことがきっかけだった。「1枚の写真を見てカッコいいと思い(クライミングを)はじめたので、そういう風に誰かから見られたときに、(自分も)この人カッコいいなと思われる人になりたいです」と語る大場さんは、「10年後の今も、きっと登っていると思う」と未来の自分を見つめた。
そんな大場さんがよく見るのが、クライミングをしている夢。「(夢の中で)登れたことはほぼないですね、だいたい落ちて、ハッとして起きる」と笑った。また、好きな食べ物はかぼちゃで、「ホクッとした感じが好き」だと言い、中でも「母がよく作ってくれた、甘辛く煮たやつが好きです」と、20歳の女性らしい笑顔を見せた。
■岡部友さん流ストレス社会を乗り切る方法
美尻トレーナーとして絶大な人気を誇る岡部さんは、街中でも女性の臀部が気になると言い、「あの骨盤は(美尻の)ポテンシャルがある」と思う女性が数多くいると話す。そして、実はトレーニングをして美尻になることで、女性に自信を付けさせることが真の目的だと語る。「女性たちを生きやすくするには、自信を付けさせるのが一番。何でもいいから成功体験をするといい。体作りが心を自立させる基本だと思う」と、美尻トレーニングは女性の悩みを解決したり、自信を付けたりするためのツールだと打ち明けた。
また、「現代社会では9割の人が人間関係に不満がある」と指摘し、自身はまったく不満はないと話す岡部さん。その秘訣を、「相手に嫌われたくないと思って相手に合わせた行動を取ると、ウソの自分で出会うことになるから、本当の自分と合う人とは出会えない」と明かした。「私は自分を曲げないというのが軸にあるので、そうすると出会う人も、本来の自分で出会っている相手だから本当の友だちになれる」と、実体験から学び得た、ストレス社会を乗り切る方法が語られた。
番組の途中では、スポーツオケージョンにおける“美”をサポートする、プロならではのテクニックとノウハウを紹介。今回は「夏のスポーツメイク」編と題し、スポーツ時のメイキャップを解説。
■「夏のスポーツメイク」
汗をかいても美しく、思い切りスポーツを楽しむためには、肌と眉のスポーツメイクを取り入れるのがコツ。教えてくれたのは、資生堂HAIR&MAKE UP ARTIST 石田美紀さん。
【肌】
スポーツ時も肌を美しく見せたい人におすすめなのが『パーフェクト BBベースビューティーブースター』。瞳とくまが交差する部分に適量置き、そこから塗り広げる。ポイントは、目の下の三角ゾーンの色むらを整えること。この部分を重点的に塗り広げることで、肌を美しく見せられる。また、気になる部分がある方は、さらに重ね付けをすると良い。
【眉】
汗をかいても落ちにくい眉毛を描くためには、ウォータープルーフタイプの『パーフェクト アイブロウ』がおすすめ。眉毛を描く時は筆を立て気味にして、1本1本描き足すように。アイブロウコートとして使用する場合は、筆を寝かせ気味にして全体を塗っていく。どちらの工程も力を入れ過ぎず、軽いタッチで描くことがポイントだ。
今回使用した商品の詳細は以下のサイトで。
次回、7月6日の放送では、スノーボード・アルペンの竹内智香さんが登場。