京都・源光庵で紅葉を見ながら気づく。悟りと迷いは隣り合わせ

2014.10.20 00:00
京都市北区、鷹峯(たかがみね)に佇む「源光庵」。紅葉の時期には毎年3万人の拝観者が足を運ぶ、紅葉の名刹です。

本堂のなかからは、丸い「悟りの窓」と四角い「迷いの窓」を通して、秋めいた色に変わった木々が、ぽっかりと暗がりに漂うように見えます。

少し居場所を変えて、庭や入り口の山門から見ると、のぞき見ていた紅葉に、寺院全体が囲まれているのがわかります。まるで、紅葉に見つめられていたかのような感覚に。

二つの窓から見える紅葉。それを見る心は、悟りか迷いか。もしかしたら、心の内は、色づく木々に見すかされているのかもしれませんね。

この秋は、源光庵をはじめとした3つの寺院の早朝、または夜間の特別拝観付きプランがweb限定で登場します。清寂に包まれた、特別な時間を、京都で過ごしてみませんか。