アジア大会14日目。大会も残すは今日と明日の2日間のみ。いよいよラストスパートを迎える。
陸上競技では大会の華ともいえるリレー種目が目白押しだ。男子・女子の4×100mリレー、および男子・女子の4×400mリレーがそれぞれ行われる。
特に注目は16年ぶりの金メダルを狙う男子4×100mリレーだろう。山縣亮太(慶応義塾大)、飯塚翔太(ミズノ)、髙平慎士(富士通)、原翔太(上武大)の4人で臨んだ予選2組では39秒18のタイムをマーク。日本代表のベストタイムと比べると1秒近く遅い数字だが、それでも1位通過する安定感を見せている。今大会のリレーメンバーは、期待の新星・桐生祥秀(東洋大)が大会直前に肉離れを起こして辞退したことに加え、現在も山縣が左股関節痛、100m個人で銅メダルを獲得した髙瀬慧(富士通)が臀部に違和感をおぼえて予選では補欠にまわるなど、メンバーが固定できていない状況だ。だが、層の厚さとバトン技術の高さを発揮するチャンスと捉え、悲願の金メダルを目指したい。
また、女子の4×100mリレーでは、個人100mで銀メダル、200mで銅メダルと金メダルに届かなかった福島千里(北海道ハイテクAC)が登場。個人戦の雪辱をリレーで晴らしたい。
大会4連覇を狙うソフトボールも今日が決勝戦。日本は先月に行われた4年に一度の世界選手権でも見事に優勝。その勢いのまま、今大会もここまで順調に勝ち上がっている。準決勝で4回無失点と好投していたエース・上野由岐子(ルネサス高崎)が…