彼女と東京の夜景を楽しみたいなら…実はオススメなのが夜の首都高。車の中は、夜景を切り取る二人だけのプライベート空間になるのだ。助手席からカメラを構えれば、首都高に潜むフォトジェニックな瞬間にもきっと出会える。デートにもぴったりな、首都高そのものが目的地となるドライブへ出発!
「ねえ、東京の夜景を撮影したい!」撮った写真をSNSに投稿することに余念がない彼女と、日曜日の夜にそんなことを言い出す彼女に困りつつも、思いに応えてあげたい彼氏。さあ、彼女を助手席に乗せ「じゃあ、夜景を撮りに首都高に行こう!」。不思議な顔をする彼女にひと言、「いや、今夜は首都高が目的地だよ」。
自宅付近の用賀入口から首都高に乗り、まず向かったのは「辰巳第一パーキングエリア」。このパーキングエリアからは、東雲エリアに立つ高層マンション群が一望できるのだ。オフィスビルではなく住居のため、夜遅くでもところどころに明かりが灯り、美しい光景が広がっている。駐車した車内から、ゆっくり夜景を堪能できる。
同じ高層マンション群も、お台場方面から望むのとはまた違った印象を受ける。そして、新木場出口でいったん首都高を下り(ETC普通車料金:950円)、一般道をお台場方面へ。
レインボーブリッジを介し、お台場海浜公園近くの駐車場へ。海の向こうの東京を見渡してみると、この日は小雨が降っていたため、東京を彩る灯りたちがうっすらぼやけており、妖艶な雰囲気に仕立て上げていた。
■大黒パーキングエリアの頭上に広がる迫力
臨海副都心入口から再び首都高へイン! 続いてやってきたのは横浜にある「大黒パーキングエリア」。首都高の中でも最大のパーキングエリアであるこちらは、駐車場を取り囲むジャンクションの道路にオレンジ色の光が当たり、ほかのパーキングエリアでは見られない独特な夜景を作り出している。愛車を入れての撮影にもぴったり!
ジャンクションならではの複雑で美しいランプが空中を縦横無尽に走っており、思わず息を飲んでしまう。まるで未来都市に迷い込んでしまったかのような光景だ。
21時30分まではレストランも営業中。夜景と共に遅めのディナーを楽しむのもオススメだ(首都高のパーキングエリアでのお買い物でポイントがたまるおトクな方法は記事の最後に)。
■芝公園にそびえ立つ東京のシンボル
彼女との首都高夜景ハンティングもそろそろ終盤。最後はやはり、あの東京のシンボルに会いに行こう。
ビル群の間をうねるように通る首都高を走り抜けると、芝公園出口付近でオレンジ色の東京タワーが右前方に見えてくる。何度通っても、この夜景だけは毎回感動してしまう。「今、東京を走っているんだ」。改めてそう感じるのだ。
夜の東京タワーを眺めるスポットは東京中にあるが、ここ首都高から見上げる東京タワーは言葉では表せられない異様な迫力がある。なんせ、高速道路上を走る車内から望むのだ。それは、東京タワーの足元に敷かれたレールの上を、カメラがなめるように走るようなもの。立体的な東京タワーの夜景を捉えることができるのだ。
数時間のうちに、極上の夜景スポットを一気に駆け巡り、そのまま用賀出口へ(ETC普通車料金:760円)。帰路へとつく。
日曜日の首都高旅を楽しむなら「イオン首都高カード(WAON一体型)」
そんな、日曜日の首都高を楽しみたい人たちにおすすめしたいのが「イオン首都高カード(WAON一体型)」だ。オリジナル特典が満載のこのカード。特にドライバーに嬉しいのは、毎週日曜日は首都高通行料金が20%OFFになるということ(ETC無線通行のみ対象。請求時の割引きになります)。ちなみに今回の旅でも通常なら1,710円のところ、1,368円に(342円もおトクに)。
さらに、駐車場のタイムズのポイントがたまるほか、首都高パーキングエリア(※)の売店でのお買い物で、イオンカードの「ときめきポイント」が通常の5倍もたまる特典も。
※大黒・平和島(上)・川口・加平・市川、代々木、八潮の各パーキングエリア(一部店舗を除く)
他にも、宿泊施設、レストラン、ショッピングなどで、優待サービスが受けられるなど、首都高ドライバーならぜひ持つべきアイテム。
いつもと違う休日は、二人の距離をまたぐっと近づけさせてくれたように思う。日曜日の夜の首都高を走る。それは、東京という美しい街と、二人の大切な一瞬を切り取る愛しい時間なのかもしれない。