東京から日帰りできる! 世界が注目する人気スポット

2018.03.20 19:00
いま、世界中から旅行者が集まってくる観光スポットが栃木県にあります。それが、足利市「あしかがフラワーパーク」。都心から電車を使って約90分で行けるこの場所が、なぜそれほど注目されているのか? その秘密を探っていきましょう。

2014年、アメリカのテレビ局CNNのトラベルスタッフが、世界の夢の旅行先10カ所を選定しました。そうそうたるラインナップの中、日本から唯一選ばれたのが、「あしかがフラワーパーク」だったのです。選出された理由は、園内に咲き誇る藤の花。映画『アバター』に出てくる“魂の木”を思わせる幻想的な光景が、世界でも稀な絶景として賞賛されました。それ以来、美しい藤を求めて世界各国から人々が「あしかがフラワーパーク」を訪れるようになったのです。
そんな「あしかがフラワーパーク」の藤が、4月から5月にかけて見頃を迎えます。最大の見所は、樹齢150年の藤の木から広がる約1000平米の大藤棚。うす紫の繊細な花がどこまでも続く様子はまさに圧巻。異世界にまぎれ込んだような感覚になれることは間違いありません。

他にも、さくら色が可愛らしいうす紅藤、長さ80メートルにわたって続く白藤やきばな藤のトンネルなど、約350株のさまざまな種類の藤が美しさを競い合い、目を楽しませてくれます。種類によって多少異なりますが、4月中旬から5月中旬にかけて順番に花をつけます。その様子はまるで絵巻物のよう。訪ねる時期によってそれぞれ開花具合が違うので、何度も足を運ぶ価値がありそうですね。
また、藤の開花に合わせて、「ふじのはな物語」というイベントが開催されます(4月中旬〜5月中旬)。期間中は夜9時まで開園しており、藤棚のライトアップを実施。光に照らされた藤の花は、昼間とはまた違う神秘的な光景。園内には随所に水場が設けられており、水面に映った藤の花を愛でることも可能。どこを撮ってもインスタ映えすること必至!
「あしかがフラワーパーク」の楽しみ方は他にもあります。ちょっとお腹が空いたなと思ったら、「レストラン ウェステリア」に立ち寄りましょう。いまなら、お蕎麦と旬な食材を使った料理のセット、春のお花見御膳がおすすめです。デザートに食べたいのは、テイクアウトコーナーで買えるオリジナルの藤ソフト。ほのかに藤の香りがするソフトクリームを味わいながら、藤の花を眺めるという贅沢な時間を楽しめます。鉢花や観葉植物を販売している花売り場もあるので、自宅にも花で彩りを添えてみてはいかがでしょうか?
都心から日帰りで行ける「あしかがフラワーパーク」ですが、この度、アクセスがさらに便利になりました。これまでは、電車で行く場合、JR両毛線の富田駅から徒歩約13分という道のりでしたが、2018年4月1日、同じ両毛線に新しく「あしかがフラワーパーク駅が開業するのです。駅から園までは徒歩1分!これからは、もっと気軽に足を運べるようになりますね!
世界から注目される「あしかがフラワーパーク」。簡単に行ける首都圏に住んでいるのに行ったことがないという人がいれば、それはとてももったいない。桜のお花見が終わったら、次は藤の花を愛でにいきましょう。

「あしかがフラワーパーク」
栃木県足利市迫間町607
・東京からのアクセス
JR上野駅から東北・北海道新幹線に乗車し、小山駅にてJR両毛線に乗り換え。
あしかがフラワーパーク駅から徒歩1分