陶芸家・岡崎裕子が語る、世代を越える“器”というものの魅力

2018.01.01 22:00
J-WAVEでは1月1日、新年をスタートした日に、各分野で活躍するゲストの言葉や音楽から、時を経ても変わらない幸せを探すスペシャルプログラム『J-WAVE NEW YEAR SPECIAL MITSUBISHI JISHO RESIDENCE「TIMELESS HAPPINESS」』を放送。ゲストに陶芸家の岡崎裕子さんを迎えた。
ISSEY MIYAKEの広報を経て、陶芸家森田榮一氏に弟子入りし、2007年に独立して横須賀の工房で器作りに励む岡崎さん。彼女が一生ものだと思い大事にしている器とは、10年前に初個展が終わったお祝いに訪れた金沢で出会ったという。それは伝統的な九谷焼の大きな角皿で、岡崎さんはお祝い事やパーティーの時に使っているのだとか。

「私が作る器とは全然違うジャンルですが、ユーザーとしてはそういう伝統的な技法の器にも惹かれるんです。もしかしたら子供が割ってしまうかもしれないけど、結果として、次の世代に引き継がれていくことができるものって、器のあるべき姿だなって。一生だけじゃなくて、また次の世代の生活にも関わっていける、器ってそういうもの」と、器というものの魅力を語ってくれました。
また、岡崎さんの代表的なトンボのモチーフへの想いも披露。「茨城県笠間市にあった師匠の庭を飛んでいた羽黒トンボをイメージしていて、憧れているエミール・ガレなどのアールヌーボーの器のように、虫や植物を立体的に施した器が自分の解釈でできないかと思ったのがきっかけです」と明かしてくれました。
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