J-WAVE(81.3FM)の人気モーニングワイド「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」内で仕事との向き合い方、家族との関係など、働き方が問われる現代において、新しい働き方を実践する方々のリアルな声を紹介している「iction! QUOTE OF THE DAY」。
毎回、その実体験から<働き方>のヒントとなる‘QUOTE OF THE DAY’を導き出す5分プログラムです。
11月20日~11月23日の放送では、再就労を希望する専業主婦のママたちを応援するNPO法人「ママワーク研究所」の取り組みをご紹介しました。
2012年に設立され、福岡に拠点を構えるママワーク研究所は、子育て中ながら、また「いつか再就職を」と考えるママたちを、スキル面、精神面、仕事面と多角的にサポートする団体。
子育てと仕事についてのバランス講座から自分のブランディングを発見する講座、そして、スタートアップ企業に必要な総務的スキルを学ぶボランチ講座など、再就職を目指す女性の目線で考えられた様々なスクールやセミナーを開講し企業側とのマッチングイベント「ママドラフト会議」を開催しています。
元々は、子育てと仕事の両立で挫折した経験があるという理事長の田中彩さんが、その経験をバネに、同じ思いをしている女性たちを応援しようと設立されたこの団体、その第一歩として、まずは、ママたちそれぞれの「強み」を見つけるところからスタートされるんだそうです。
そんな初日のお話から導き出した「QUOTE OF THE DAY」は
『子育てはブランクではなく、バージョンアップの時間と考える』でした。
日々の子育てで学んだコミュニケーション能力やタイムマネージメント能力は、再就職の際にも大きな「ウリ」になると考え、自信をつけることが再就労に向けて必要なことのようです。
2日目は、再就職希望のママたちと企業をつなぐ出会いの場、「ママドラフト会議」についてご紹介しました。
会場には企業の経営者や人事担当者らを集め、再就労を希望するママたちがスピーチを行い、一緒に働きたいと思った登壇者に企業側が「いいね!」のプラカードを上げるというママドラフト会議。有能なマンパワーでありながら、ハローワークなどに登録していないママたちはいわば「眠った人材」。企業としては出会う場所がないことから、人事採用者たちから、再就労希望の子育て中のママたちに会ってみたい、という声から実現したイベントなんだそうです。
そんな2日目の「QUOTE OF THEDAY」は、
『 挑戦は未来に向かった変化の第一歩 』でした。
最初は、ドラフト会議に参加することに躊躇するママたちも挑戦する意欲を見せることで、反対するかと思った家族がサポートに回ってくれたり、これまで考えられなかった、「ママ」としてだけでなく、一人の社会人としての自分の将来について考えるきっかけになったりと大きな変化に繋がっているようです。
3日目は、NPO法人「ママワーク研究所」の理事長である田中彩さんに、今後の目標を伺いました。実際にママドラフト会議のステージに立った後は自信がつき、表情が変わるというママたち、そんな、様子を目の当たりにし、家族からだけでなく、組織からも必要される自信にあふれたママたちをもっともっと輩出していきたいと語る田中さんですが、様々なママたちがその地域で活躍できるよう、日本全国にママドラフト会議のような応援イベントが広がっていってほしいとお話されていました。
そんな3日目の「QUOTE OF THEDAY」は、
『 認められていると感じることが、力強いエネルギーになる 』でした。
企業が求める人材は、受け身の働き方をする人ではなく、提案もできるような積極的な人材だと田中さんはいいます。最初は、受け身のママたちも、ママワーク研究所の活動に参加し、自分の能力を認められることで自信につながり、更にそれがパワーとなって、提案型の積極的な働き方となる。そんな良い循環が福岡だけでなく、全国で生まれるようになるといいですね。
最終日は、ママワーク研究所と出会い、見事、働くママとしての再出発を果たしたママである三好真代さんにお話をうかがいました。
最初はママワーク研究所のことも一切家族には内緒で、再就労に向けての努力を続けてきたという三好さんですが、ママドラフト会議に登壇するという一大イベントに挑戦!イベントに向けての自分ブランディング講座やスクールなどを経験し、実際にステージに立つことで大きな自信に繋がり、見事社会復帰を実現。今では、ご主人も積極的に家事に参加してくれるようになり、お子さんたちからも、「ママ頑張ってね!」と応援されるようになったそう。
そんな最終日のQUOTE OF THE DAYは・・・『 自信はあとからついてくるもの 』
ママワーク研究所との出会いは、3人目のお子さんが幼稚園に上がるタイミングだったという三好さんですが、最初はまったく自信がなかった彼女も、今では働くママを応援する活動やキャリアップのための資格取得を目指すなど、夢をもって働く素適なママとして活躍されています。