J-WAVE(81.3FM)のモーニングワイド「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」内の、「iction! QUOTE OF THE DAY」。仕事との向き合い方、家族との関係など、働き方が問われる現代において、新しい働き方を実践する方々のリアルな声をご紹介。毎回、その実体験から<働き方>のヒントとなる‘QUOTE OF THE DAY’を導き出す5分プログラムです。
保育ICT株式会社が提案する、テクノロジーを使った“働き方”
10月9日から12日の放送では、保育園・幼稚園のICT化をサポートする、保育ICT株式会社が提案する 「テクノロジーを使った“働き方”」に注目しました。
保育ICT株式会社は、保育士さんが普段行っている“事務作業”を、ICT(Information and Communication Technology:情報コミュニケーション技術)によって、支援するサービス「Hoisys」を提供している会社。平均勤続年数が、およそ7.6年と、早期離職が多い保育業界の「働き方改革」を目指しています。
初日は、保育士という仕事の“働き方”の現状にフォーカス。保育ICT株式会社・事業責任者の堀田眞行さんによれば、子供の面倒を見る以外に、親への連絡帳や、保育の記録をはじめ、多くの事務作業を抱え、子供たちが帰った後、中には自宅に持ち帰って、仕事をすることもあるそう。
ですが堀田さんは、その現状を知っていく中で、効率化することで大きな変化を起こすことができる「可能性」も感じたとのことでした。
初日、9日の放送から番組が導き出した「QUOTE OF THE DAY」は・・・
『テクノロジーで、<働き方>は効率化できる!』
これまで“手書き”で行ってきた事務作業を、ICTでシステム化することで、効率化、そして作業時間を短縮していく。
これは保育の現場以外、どんな企業にも当てはまることではないでしょうか?
2日目は、実際にICT化、テクノロジーの力によって、保育の現場の“働き方”は、どう変化したのか?にフォーカス!
これまで手書きで行っていた作業を、タブレットやパソコンで行った結果、職場に残って、または家に持ち帰っていた仕事が、業務時間内に終わる事で、「空いた時間を自分の“スキル・アップ”に使う事ができる。」といった声も聞こえてきたそう。
その反面、全てをデジタル化するのではなく、アナログによる、丁寧な、温かみを残すことの大切さにも気づいたそうです。
そんな2日目のお話から導き出した「QUOTE OF THE DAY」は・・・
『未来の<働き方>は、アナログとデジタルの共存で成り立つ!』
保育環境のデジタル化を支援する保育ICT株式会社。その仕事の中で、改めて見えてきたのは“アナログ”の大切さ。全てをデジタル化するのではなく、アナログを残す事で“効率的な働き方”が実現する。デジタルとアナログの、適材適所。見極めていきたいですね。
3日目は、保育ICT株式会社の社員の皆さんの“働き方”にフォーカス!保育ICT株式会社・事業責任者の堀田眞行さんには、チャットやビデオ会議などのツールをつかい、子育てと仕事を両立しているご自身の働き方を教えていただきました。また、同じく保育ICT株式会社の社員の平野浩太朗さんも、通勤の電車が運転を見合わせいれば、無理に通勤するのではなく自宅でテレワークをしているそう。
リモートワークの制度があるわけではなく、社員が自分の裁量でテレワークに取り組んでいるそうです。
そんな3日目のお話から導き出した「QUOTE OF THE DAY」は・・・
『制度化しないことで、より自由な“働き方”が実践できる!』
あくまで「制度」としてではなく、社員の「自主性」を軸にリモートワークを活用。ルールを作らないことで、より自分の状況・ライフスタイルに合わせた“働き方”が、保育ICT株式会社では、実践されているようです。
4日目は、保育の現場の“効率化”の先にある、社会課題の解決にフォーカス。
保育ICT株式会社・事業責任者の堀田眞行さんは、職場、“働き方”を効率化することで、過酷な職場環境で、保育の現場を離れてしまった「潜在保育士」の方々を、保育の現場へ戻るキッカケにしていきたいそう。
また、保育の現場、その現場を取り巻く環境が変わっていくとともに、社会の変化の重要性についてもお話いただきました。
そんな最終日のお話から導き出した「QUOTE OF THE DAY」は・・・
『〈働き方〉を変えれば、社会課題の解決が見えて来る!』
仕事を効率化するだけではなく、「何が大切なのか」を見極める。また、そうした“働き方”を取り巻く環境も、一緒に変化していくことで、効率化とともに「働きやすい」、そして「子育てがしやすい」社会を作っていくことが大切なんですね。