岡山は、デニムファンのおもちゃ箱。語り尽くせない話でいっぱい!

2017.10.13 22:00
生地・藍染・縫製、歴史と伝統の職人技が生む岡山デニム!
ジーンズ愛好家の中では有名な「岡山デニム」。今では一般の方の中でもブランドとして定着してきました。とりわけ、倉敷児島地区は、日本で初めてジーンズを国産化したことから、国産ジーンズ発祥の地と呼ばれています。また、岡山デニムの特徴であるインディゴブルーは、古くから厚地藍染織物が盛んであった井原の藍染織物の歴史と職人の技が詰まった伝統芸です。こうした岡山デニムはシャトル織機で織られるセルビッチデニムをはじめ、草木染めなど染料にこだわったものや、シルクやレーヨンとの組み合わせによるものなどデニムの無限の可能性を創造し続けていて、欧米の高級ブランドにも採用される高品質のデニム生地です。あなたの肌で、職人が1本1本こだわりぬいて仕上げた岡山デニムでできたジーンズの上質な肌触りを感じてみてください。
海外でも高い評価をうける、日本らしいきめの細かいデニムの品質!
岡山デニムは、他の生地と比べて、生地の質がまったく違います。糸が1本1本正確に織られているため、型取り、断裁、縫製と行程を進めていく間でズレたりすることがありません。それぞれの行程の中で生地が型からズレてしまうと、商品にならないものが出てきてしまい生地が無駄になってしまいます。岡山デニムはそういうことがないので、海外のブランドからも信頼され、国内外の有名ブランドに採用されたり、またジーンズの縫製を手がけることも多くなってきました。
「岡山デニム」といっても、いろいろあるのを知っているのがジーンズ通ですよ。
岡山で、ジーンズといえば「児島ジーンズストリート」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。しかし、岡山県内には、倉敷・児島、井原、津山とデニム生産の盛んな地域があります。古くから繊維産業が発展し、国産ジーンズ発祥の地であり伝統とこだわりの技術を活かした倉敷・児島。江戸時代から綿花の栽培が盛んになり、厚地藍染織物の産地として発展し確かな技術で高品質なデニム生地を生産する井原。また、長年高級ジーズの縫製を手掛けてきた本格派工場が、見えないところまで徹底的にこだわり抜いたジーンズを作り、ファクトリーブランドを立ち上げた津山。それぞれの地域が、競い合い助け合いながら「岡山デニム」を今のブランドに成長させてきたんですね。