ラム酒王から亡命者に。復活そして世界へ。

2014.09.02 22:47
1959年にカストロ率いる革命軍が、ハバナを制圧。翌年、社会主義政権の力がバカルディにも迫ってきた。キューバ国内にある全ての資産が接収され、バカルディ家は亡命を余儀なくされる。キューバ政府はラムの輸出で財政を潤わそうとするも、経験豊かな主を失った蒸溜所は、うまく運営できずに失敗。一方、母国を逃れた一族は、難民としてアメリカへ。艱難辛苦の末、以前から稼働させていたプエルトリコとメキシコの蒸溜所、そしてアメリカとバハマを拠点にして再出発した。こうして世界規模に事業を展開し見事に成功。現在、バカルディは世界中の人々に愛されている。