自由を諦めない…受け継がれてきた不屈の精神が宿るラム

2014.07.22 02:30
19世紀末のキューバはスペインの植民地だった。バカルディ創業者の息子、エミリオ・バカルディ・モローは、ラム酒蒸留所を切り盛りする一方で、独立運動の闘士として暗躍。言論の自由を封じる法を拒み、2度も投獄されてしまう。そして1902年にキューバは独立。解放されたエミリオは、自由選挙によって初めてサンティアゴ・デ・クーバの市長に選ばれた。そんな独立期に生まれたカクテルが“キューバの自由“を意味する「キューバ・リブレ」。自由の象徴アメリカのコーラとキューバ発祥のバカルディのラムが融合した名品だ。