全室に半露天風呂と海を臨むテラス付き！プライベートな湯浴みを♪

伊豆・伊東の地で、2016年にオープンした「山之辺の宿　桜舞」。その最大の特長は、何といっても客室すべてに専用の展望半露天風呂がついていること。大きな開閉式のガラス扉がある全天候型の造りで、扉を開けての入浴はもちろんのこと、急な雨や冬の寒い日なども安心。扉を閉めていても、十分に開放感を味わえる。カップルで、ファミリーで、プライベートな湯浴みを楽しんでほしい。湯上がりにはオーシャンビューのテラスで一休みしよう。このほか、本館1Ｆにも内湯と外湯を備えた貸切温泉風呂があり、宿泊客は無料で利用することができる。

東伊豆に来たら必ず食べたいのが、名産の金目鯛。漁師料理の金目鯛の姿煮はこってりと甘辛いタレで煮付けるのが一般的だが、こちらの宿では濃すぎない控えめの味付け。下田または稲取の提携卸から直接仕入れた鮮度のよい金目鯛を、甘味・塩味ともにやさしくふっくらと炊き上げている。通常2名で半身あるボリュームだが、さっぱりとした上品な甘みでどんどん箸が進みそう。最後はご飯に煮汁をかけ、わさびを添えて召し上がれ！

全6室のこぢんまりとした宿は、カップルや夫婦で休日をのんびり過ごすのにぴったり。随所に温かいもてなしの心を感じることができ、その一つが、色浴衣の無料貸出しサービス。受付時に、男性2種、女性5種から好きな色柄を選ぶことができる。また、古い映画のサントラが流れるエントランスでは、手作りのウェルカムボードと、やさしい光がこぼれる押し花ランプがお出迎え。居心地のよい空間で、心からリラックスして滞在できそうだ。各部屋に基礎化粧品や静岡名産の“ぐり茶”、特別室にはコーヒーマシーンを用意しているなどの小さな心配りもうれしい。

夕食は、伊豆ならではの金目鯛のほか、地魚など地元の旬食材をふんだんに盛り込んだ創作料理。写真の「金目姿煮付・桜舞グレードアップ旬彩コース」は、前菜・彩小鉢・地魚舟盛・本日の揚物など全11品。魚介以外も、県産ポーク豆乳鍋や揚げ物などバラエティに富んだメニューで、多めのボリュームだが最後まで飽きずに食べられる。このほかプランによっては、伊勢海老の香草焼き、煮鮑、和牛ステーキなどがついた、さらに豪華なものも！ またヘルシーな朝食も人気で、ごはん、焼き魚、お惣菜5点盛、黒豆納豆、フルーツとサラダなど定番ながら質の高い和定食をいただこう。

「デザイン温泉宿」として生まれ変わった桜舞は、洋風な建物に和テイストをプラスしたおしゃれな館内が魅力。客室は本館と別館に分かれており、その趣はすべて異なる。特に、別館に2つある特別室はメゾネット式で、1階に寝室、2階には和室と展望半露天風呂を備えた、よりプライベート感を重視した造り。写真の「山吹」は、ナチュラルと和モダンが心地よく融合したような設えが印象的だ。このほか、より和テイストが濃いもう一つの特別室「水仙」、赤と黒を基調にした本館和室の「茜」などもあるので、自分好みの部屋選びから楽しんでほしい。