伊豆の入り口・湯河原に位置する「オーベルジュ湯楽」。ここの自慢は、何といっても1日あたり約100トンという、湯量豊富な自家源泉の湯! 貸切露天風呂を含む4カ所のお風呂では、いずれも源泉を贅沢にかけ流し。季節や気温に合わせて適温にクーリングし、加水することなく源泉の良さが生きたままの湯浴みを楽しむことができる。一番人気は、およそ20畳もの広さを誇る、開放的な貸切露天風呂(写真)。風が笹を揺らす音を聴きながら、誰にも邪魔されない珠玉のリラックスタイムを味わいたい。春の桜、秋の紅葉もおすすめだ。このほか、2つの湯船を持つ貸切の石風呂、古代檜風呂、石造りの大浴場もあり。
在りし日の湯河原に思いを馳せる。ライブラリーは安らぐ贅沢空間!
食事やお風呂の合間、ぜひ立ち寄りたいのが、ライブラリー「湯楽文庫」。話題の書籍や旅のフォトブックのほか、湯河原に縁のある文人の初版本レプリカなどなかなか見られない貴重な資料もあり、表紙を眺めるだけでも興味深い。好きな音楽を聴けるオーディオやマッサージチェアの利用もできるほか、PCもあるので調べものなどもここで。居心地のよい落ち着いたインテリアで、自由に飲めるお茶やコーヒーも用意されており、「ちょっと一息」のつもりがついつい長居してしまいそう。もちろん、静かな空間でただのんびりと過ごすのもいい。
地元の有機野菜に地魚!伊豆の旬をイタリアンと和の融合コースで堪能
食事をメインにした宿泊施設「オーベルジュ」の最大の楽しみは、やっぱり食事。食材は、伊豆山のこだわり農家・谷口さんから直接仕入れた有機野菜や、相模湾の漁港に揚がる新鮮な地魚といった地元のものがメイン。それらを、イタリアンと和食を融合させたコースメニューに仕立てるのは、シェフの技術とインスピレーション。料理は毎月変わるほか、農家さんがこだわって育てる希少品種の作物もあるため、出荷状況によって使う素材もその時々のもの。“今”しか食べられないシェフ渾身の一皿との出会いを堪能しよう。また、手の込んだ小鉢が並ぶ和食の朝食にも注目!
インテリアや景色も料理を引き立てる!大自然を臨む開放的レストラン
食事をいただくのは、レストラン「ピノクラーレ」。「エントランスから席に着くまでも演出」という洗練されたインテリアに、料理への期待もふくらむはず。大きな窓から湯河原の大自然を望む開放的な空間で、地元の野菜や魚を使った、体に優しい創作料理を堪能しよう。料理はもちろん、その景観や店内の雰囲気までが、特別なひとときの思い出になりそうだ。おしゃれな空間だが宿泊客は浴衣のままで利用できるので、リラックスして料理を味わえる。宿泊の時間がないなら、料理と温泉を楽しめる日帰りプランもあり。
湯河原らしい情緒に触れる。緑あふれる森の中の和風オーベルジュ
湯河原の自然の地形を生かし、山肌に沿うようにして建てられた「オーベルジュ湯楽」。その外観は、文豪たちに愛された温泉地・湯河原らしい風情ある佇まい。客室も、そんな情緒を感じられる美しい和室をはじめ、和室にベッドを設置した部屋、ちょっと贅沢な離れ、古代檜の内風呂付き、モダンな洋室に改築したスイートなど、趣の異なるさまざまなタイプがある。カップル、グループ、記念日に奮発して、お値段重視で…など、メンバーや旅に合わせて選ぼう。