労働生産性の向上と健全なワークライフバランスの実現を目指すオフィス環境

2017.10.11 00:00
J-WAVE(81.3FM)の人気モーニングワイド「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」内で
仕事との向き合い方、家族との関係など、働き方が問われる現代において、
新しい働き方を実践する方々のリアルな声を紹介している「iction! QUOTE OF THE DAY」。
毎回、その実体験から<働き方>のヒントとなる‘QUOTE OF THE DAY’を導き出す
5分プログラムです。

9月18日・月曜日~21日・木曜日の放送では、ペット用品からガーデニング用品、家電まで、暮らしにまつわる あらゆるソリューションを展開する「アイリスオーヤマ株式会社」が実践するオフィス環境、人事制度、会議の形について、アイリスオーヤマの広報室・村越滋幸さんにお話しを伺いました。
初日の放送では「労働生産性の向上 と 健全なワークライフバランスの実現」を目指し、実際に行われているオフィスでの取り組み「パソコン用スタンディングテーブル」に注目。
パソコン用スタンディングテーブルは、パソコンを使用する際に専用のスタンディングテーブルを使って「立ちながら作業をする」といもの。
宮城県にある本社で実施されているもので、制度の導入の狙いは、集中力と作業効率を高める / 独創的なアイディアの創出 / 健康維持などが挙げられるそうです。
実際に、この仕組みで働く社員の中には、立ちながらの作業をいかに効率よく終えるか、という工夫も生まれ始めているということで結果的に働き方の改革につながっているようです。そんなお話の中から導き出したQUOTE OF THE DAYは「オフィスにもデジタルデトックスを!」パソコンがオフィスワークの必需品である時代ですが、
そのスタンダードを見直すことで改善できる“働き方の効率”も まだまだ ありそうです。
2日目の放送では、他にもアイリスオーヤマで実践されているオフィス環境の取り組みに注目しました。アイリスオーヤマでは、パソコン用スタンディングテーブルの導入の前から「パソコンの使用は1回 45分間まで」というルールがあるそうです。個人で作業をするパソコンを使った業務において、本当にパソコンで作業をする必要があるのか?パソコンを使うことが形骸化しているのではないか?という懸念などから導入されたものなんだそう。例えば、社内での連絡事項をメールでするのではなく、会って伝える、そんなアクションが生まれ、時間の効率化、直接話すことで生まれるアイディアの発想力の向上などが、効果としてあるようです。そんな2日目のお話から導き出したQUOTE OF THE DAYは「オフィスワークのリズムとテンポをつかもう!」でした。
3日目はアイリスオーヤマで行われている人事制度に注目しました。
その人事制度が「360度評価」という制度。これは上司が部下を評価するだけではなく、
一人の社員に対し、上司・部下・同僚、場合によっては関連する他部署の社員が、総合的に評価をしていく、というもの。評価はマークシートで行われ、結果は、当然、非公表
ですが、評価された本人 には、合計点数が伝えられるそうで、その後の 自分自身の成長意欲 を促す ということに繋がっているようです。そんな3日目のお話から導き出したQUOTE OF THE DAYは「視野の角度が広がるコミュニケーションを取ろう」でした。
デスクワークを続けるうちに、どうしても視野が狭くなることもありますが、その社内での視野を少し広げることで、オフィス見え方が変わるかもしれません。
最終日は、年間で約1000ものアイテムを生み出すアイリスオーヤマの商品開発力の原動力にもなっている「会議」の形に注目しました。アイリスオーヤマでは社長を筆頭に、開発のプロジェクトチームのリーダーまでが、一同に参加する会議が、毎週月曜日に行われています。関連部署のリーダーまで参加することで、それぞれのプロジェクトの決裁がその場で行われる・・・個別に必要な決裁をとるのではなく、こうした全体会議の場でプロジェクトが始まることで、さまざまな商品がスピーディーにリリースされることに繋がっているようです。そんな最終日のお話から導きだしたQUOTE OF THE DAYは、
「縦軸と横軸のない関係がスピードを生む!」でした。新しい商品を生み出す現場を フラットな関係性 に保つ。縦割りでもない、横割りでもない 、そんな環境を作ることも働き方を改革する上で重要なのかもしれません。