都心の近場でこの秘境感!?奥多摩・鳩ノ巣渓谷を見下ろす大自然の宿

2017.09.15 00:00
都心から車で約80分、普通運賃の電車で90分で行ける自然の宝庫が、奥多摩にある鳩ノ巣渓谷。多摩川の流れが長い年月をかけて創り出した奇岩・巨岩も見られ、「ここが本当に都内なの?」という秘境感を味わえる場所だ。「はとのす荘」はこの渓谷を見下ろす立地にあり、部屋は全室ベランダ付きの渓谷ビュー。人工物のない山に向かって建っており、部屋に居ながらにして、渓谷を吹き渡る風や川の音を感じながら滞在することができる。また、2015年開業の新しい宿というのもポイント。大自然の中にありながら、最新の設備で快適に過ごせるのがうれしい宿だ。
肉も野菜も地場の食材にこだわる。ここだけで味わえる“奥多摩イタリアン”
お箸でいただける“奥多摩イタリアン”の夕食は、この宿の大きな魅力の一つ。青梅豚や山葵、季節の野菜など奥多摩地域を中心とした味覚を贅沢に使った本格的なフレンチイタリアンだ。写真は「青梅豚ロース肉のソテー 季節の野菜添え、バルサミコソース」に、前菜や冷製パスタ、ドルチェなどがついた2017年の夏の基本メニュー。グレードアップコースになると、メインが幻の東京産ブランド牛「秋川牛」のステーキに!ワインも幅広くそろえているので、料理に合うものや好みをスタッフに尋ねてみよう。朝食はメイン、サラダ、スープといった洋食メニューだが、希望すればご飯セットも対応。味噌汁には自家製味噌を使うなど、細部にまでこだわっている。
渓谷美を望む大浴場。湯船に注ぐのは復活した名湯「鶴の湯温泉」
大きな窓を配した大浴場も、もちろん鳩ノ巣渓谷に面した造り。利用しているのは、幻の名湯「鶴の湯温泉」だ。南北朝の時代より親しまれてきた奥多摩の歴史ある温泉だが、一度は小河内ダムの建設によって水没。それを、湖底からパイプを引いて復活させたものだそう。小ぶりながら露天風呂も備えているので、多摩川のせせらぎをBGMに、対岸の緑を眺めながらのんびりと湯浴みを堪能したい。客室にも全室、渓谷側に浴室を設けているので、プライベートな雰囲気を楽しむならそちらもぜひ。
全室から渓谷の絶景が楽しめる!アメニティも充実のくつろげる客室
全27室の客室は、洋室または和洋室。最もスタンダードなツイン(38㎡)(写真)のほか、ツインと同じ広さながら一部に畳のスペースがある和洋室、最上階にある57㎡のグレードアップした和洋室、車いす対応の4タイプがある。全室から渓谷が見下ろせるうえ、ベランダにはテーブルと椅子を備えており、景色を眺めながらゆっくりと過ごせるのがうれしい。バストイレは別、温水洗浄機能付き便座、空気清浄機も設置しているほか、女性用・男性用、両方の化粧品もあるなど、設備やアメニティも充実している。
四季の空気を堪能できる山の小径を歩く。少し早起きして渓谷散策へ!
せっかくなら、この渓谷美をもっと身近に体感したいもの。泊まった翌朝はぜひ早起きして、清々しい空気を感じながらの渓谷散歩へ出かけよう。宿の小径は散策路へ続いており、途中に巨岩・奇岩スポットもある道を15~60分ほどで気軽にめぐることができる。また、鳩ノ巣渓谷の四季の姿は、スタッフがつづるブログやインスタグラムでも知ることができるのでぜひチェックして。紅葉の色づく様子、宿周辺の花々の状況など、散策の参考になりそうだ。季節のイベントや新サービスの情報もあり。