目もくらむような高さの大峡谷、荒野に忽然とそびえるビュート（残丘）、くっきりと地層を残し、はるかな年月を感じさせる赤茶けた大地。そんな地球の悠大さを感じさせてくれる場所が、アメリカ南西部の『グランドサークル』です。ユタ州とアリゾナ州にまたがるレイクパウエルを中心とした半径約230kmの円の中に含まれる地域で、10あまりの国立公園と3つの世界遺産があり、世界中から多くの観光客が訪れます。今も女性を中心にパワースポットは根強い人気ですが、その中でも名高いグランドサークルの魅力や必見ポイントをご紹介します。
グランドキャニオン —世界最大級の大峡谷が目の前に—
グランドサークルの数ある絶景の中でも、屈指の景観といわれるのが『グランドキャニオン』です。コロラド川が数百万年をかけて台地を削り、深さ1500m以上という大峡谷を造りました。ラスベガスから日帰りで訪れることも可能ですが、スケジュールが許すなら国立公園内にあるホテルやロッジに宿泊するのがおすすめ。太陽の動きとともに刻々と色を変えていく夕景・朝焼けの峡谷は、そこに泊まってこそ目にすることができる光景です。
見るものを圧倒するグランドサークルの素晴らしい景観は、まだまだあります。例えば『アンテロープキャニオン』（写真・上）。狭い渓谷の中に差し込む光のビームと、光に照らし出された岩壁のコントラストは、まさに自然が生み出した繊細な奇跡のアートです。また、『ホースシューベンド』はコロラド川が馬蹄形に曲がる場所で、周りの断崖絶壁と相まってダイナミックな景観が楽しめます。さらにそこから東へ向かえば、西部劇の原風景『モニュメントバレー』があります。ビュートが林立する風景は、大自然の壮大さを感じさせてくれます。
ディープにグランドサークルに浸りたいなら、『セドナ』を訪れてはいかがでしょう。ここは、地球のパワーの渦巻く出入口“ボルテックス”が集中しているといわれているスポット。インスピレーションを求める芸術家たちも集い、アートギャラリーやスピリチュアル系ショップも多く見られます。人気のリゾートホテルに滞在してヨガやスパを楽しんだり、ボルテックスパワーポイントめぐりをしてみましょう。究極の癒しと新たなエネルギーを得られるかも！ ちなみに、セドナからも足を延ばして、グランドキャニオンやモニュメントバレー、アンテロープキャニオンへ日帰り観光することもできますよ。
大自然のあとはエンタメ！ ラスベガスでリフレッシュ
グランドサークルで大自然をたっぷり堪能したら、ガラリと気分を変えてアクセス都市となるラスベガスへ！ カジノのイメージが強いラスベガスですが、女性も楽しめるショーやアトラクションといった上質のエンタテインメントにもあふれている街。なかでも、常設の専用劇場でこそ可能になる大掛かりな舞台装置で繰り広げられる『シルク・ドゥ・ソレイユ』のショーは必見です。さらに、世界各国の超有名レストランでのグルメや最先端フードも集中していて、思う存分味わえるのも嬉しいポイントです。
広範囲にスポットが点在しているグランドサークルは、それらを結ぶ公共の交通機関がないため、周遊ツアーでめぐるのがおすすめです。ルックJTBでは、見どころを効率よくコンパクトな日程（6日間から）で巡るツアーもラインナップ。価格も意外とお得なのは嬉しいポイントです。他にも、グランドキャニオン国立公園やセドナに泊まるツアーのほか、ラスベガスに滞在しながらでもグランドサークルを訪ねられるオプショナルツアーもあります。詳細は「さらに見る」をチェック！
