J-WAVE(81.3FM)の人気モーニングワイド「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」内で
仕事との向き合い方、家族との関係など、働き方が問われる現代において、
新しい働き方を実践する方々のリアルな声を紹介している「iction! QUOTE OF THE DAY」。
毎回、その実体験から<働き方>のヒントとなる‘QUOTE OF THE DAY’を導き出す
5分プログラムです。
新しい職場の形:保育園一体型オフィス「peekaboo」
7月10日~7月13日の放送では、新しい職場の形として、半分がお母さんたちが働くオフィス、そして半分は資格を持った保育士さんが在中する無料の保育園になっているという保育園隣接型オフィスの広島の「peekaboo」をご紹介しました。
現在、子育て中のお母さん100名ほどが働くという広島のpeekabooでは、
職場のすぐそばに子供を預けて、安心して働けるという環境が出来上がっています。
初日の放送では、そんな理想的な職場を作り上げた代表の小村佳子さんに
設立の経緯を伺いました。
ご自身も長年、キャリアを積まれてきた小村さんが、出産、そして子育てとの両立で感じたこと。
「生んでみなければわからない」・・・まさにこの言葉を体感し、
子供が病気の時にどうするのか・・・
親や助けてくれる人がいない場合はどうするのか・・・、と考え、
働けるお母さんが増えるようにと、こういう施設を立ち上げたといいます。
そんな初日のお話から導き出した「QUOTE OF THE DAY」は
『子育て中でもキャリアアップを断念しない働き方』でした。
職場に保育園を作り、同僚もすべて子育て中のママという環境は、
周りに迷惑をかけるから、と断念しがちなキャリアアップをサポートし、
働くママたちの願いを実現できる場になっているようです。
2日目は、peekabooの仕事内容についてご紹介しました。
お仕事のメインは、ウェブライティングやデザイン、そして営業サポートなどというpeekabooですが、ママたちのほとんどがクリエイティブな仕事は未経験という
女性ばかりなんだそうですが、社内研修制度や、学びながら仕事を覚えていく形で、
多くの女性たちがキャリアに繋げているそうなんです。
そんな2日目のQUOTE OF THEDAYは、
『子育て中でもキャリアを断絶せずに、自分の力に』でした。
育児と仕事を両立させる中で、時間が限られているからこそ、効率的に
スキルを身に着けられるようにと作られたpeekabooのシステム。
まさに、子育て時期は、お母さんにとっても働き盛りの時期であることを改めて
感じられるお話しでした。
3日目は、peekabooの保育園に注目。
子育てママの働くオフィスとして、現在、2拠点で100名の女性たちが勤務する
peekabooでは、併設された無料の保育園に子供を預けながら、
仕事に集中して働けるというオフィス環境が整っていますが、
子供からは母親たちの姿が見えず、母親たちからは子供の遊ぶ姿が見えるというこだわりの設計には、お母さんたちが安心して働け、モチベーションアップやリラックスにも繋がるという効果があるようです。
そして、3日目のQUOTE OF THE DAYは・・・『仕事と育児の両立を妨げる罪悪感を取り除く』
子供の体調が悪い時に仕事を休まなければならなかったり、
思うように長時間働けなかったり、
仕事と育児の両立を妨げる「罪悪感」という言葉・・・peekabooではそういったママたちの不安がない分、仕事に集中でき、働く意欲にもつながっているようです。
最終日は、実際にpeekabooで働く子育て中の女性の声をお届けしました。
3児の母で、peekaboo八木オフィスの拠点長として働く松田美保さん、朝の時間が有効に使えること、また、子供たちの姿が気分転換になり、仕事もはかどるというオフィスでは、お母さんたちも生き生きと働いているようです。
そんな最終日のお話から導き出したQUOTE OF THE DAYは・・・『 同じ境遇だからこそ、思いやり、助け合う職場』でした。
管理職として、一番大変とされる社員の「モチベーション管理」がいらないほど「働く」ということに前向きというpeekabooのオフィスですが、そこには、同じ境遇にあるからこそ理解しあえ、気兼ねなく働ける、罪悪感が生まれない環境があるようです。