全国各地にある「ご当地うどん」のなかでも、最近特に注目されているのが富山県の「氷見うどん」。一体どんなうどんなのでしょうか?
氷見うどんは、富山県氷見市に伝わる郷土料理のひとつ。麺生地を綾掛けして引き延ばす「手延べ製法」をベースにしながら、踏みや練りの工程を入れることで、まるで「手打ち」のようなコシの強さを持つハイブリッドな食感が魅力です。
かつて能登の輪島でつくられていた素麺(そうめん)が起源とされ、伝統製法に富山独自の工夫を加えながら進化してきました。一般的な手延べうどんは引き延ばすときに油を塗りますが、氷見うどんでは打ち粉を使うのみ。そのため他の手延べよりも、小麦本来の風味や食感が楽しめるのが特長です。
手延べのツルっとした食感に、手打ちが持つ強いコシ。夏はシンプルに冷やしで、冬は釜揚げうどんや鍋焼きうどんとも好相性。富山湾の宝石「シロエビ」を使った“かき揚げうどん”は、地元・富山ならではの絶品メニューです。
富山にはうどん好きはもちろん、この時期には「寒ブリ」や「ベニズワイガニ」などの旬の味覚を求め、多くの観光客が集まってきます。北陸新幹線を利用すれば東京からのアクセスも良く、往復のJRと宿泊がセットなった「びゅう」の旅行パックなら、さらにおトクな旅を満喫できます。
冬の富山を食べ尽すなら、まずは「さらに見る」をチェック!