富山県入善町には、日本中の産地から牡蠣が集まります。その理由は牡蠣を浄化して、全国のオイスターバーなどに出荷する”牡蠣工場”があるから。では、なぜ富山県内にそのような施設があるのでしょう?
答えは、富山湾の水深384mからくみ上げる「海洋深層水」を使うため。太陽光が届かず、表層を流れる海水との対流も起こらない海洋深層水は、低温で安定し、細菌や化学物質による汚染が少ないという特長があります。
その海洋深層水を用いて、安心して食べられる牡蠣を育て、浄化する一大拠点があるから、全国からおいしい牡蠣が集まってくるのです。
キレイになった牡蠣は、もちろん地元・富山でも味わえます。北陸新幹線の黒部宇奈月温泉駅から車で約20分の入善駅から続く「にゅうぜん街中オイスターロード」には、深層水で浄化された牡蠣を使った料理が味わえるお店がたくさん!
料亭・居酒屋・旅館・カフェなどでは、生牡蠣はもちろん、カキフライ、蒸牡蠣、牡蠣鍋といった定番料理や、牡蠣のお好み焼きやオランデーズソース焼きなど、お店の独自の趣向を凝らしたバラエティ豊かな牡蠣料理が楽しめますよ。
この冬に旬を迎える全国各地の「真牡蠣」食べ比べの旅へ、北陸新幹線に乗って富山に出掛けてみませんか? 往復のJRと宿泊がセットになった「びゅう」ならおトクな旅が見つかります。温泉と牡蠣を堪能する富山の冬旅を「さらに見る」から探そう!