料理人の憧れ「三国の甘えび」、その魅力とは?

2016.12.22 18:00
福井を代表する冬の味覚「甘えび」。特に三国港で水揚げされる甘えびは、あまりのおいしさに「越前がに」に続くブランド食材として注目されています。

三国港の甘えびは、おもわず見とれてしまうような艶やかな朱色が特長で、身は驚くほどプリプリ! 福井では甘えびを水揚げしたあと、船内の急速冷凍庫ですぐに瞬間凍結するため、うま味と鮮度は抜群。まずはそのまま刺し身で味わい、もぎとった頭や尾は素揚げにするのがおすすめ。塩焼きで殻ごと食べてもおいしく、パン粉をつけた「甘えびフライ」も地元では人気料理のひとつです。

底びき網で漁獲される三国の甘えびは、腹に青い子を抱えた「子持ち」がもっとも高値で取引されます。それから「子なし」「さぶろう」「じゃみ」とサイズ順に呼び名が変わり、小さくなるにつれて値段も下がっていきます。

福井では11月からかに漁が解禁されるため、甘えびの最盛期は9月から10月まで。しかし、味だけで言えば冬のほうが身は締まり、甘みも強くておいしいとされています。現在は冷凍した甘えびを全国に産地直送していますが、とれたての新鮮な甘えびを味わうなら、福井まで足を運ぶのが一番!

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