日本仕様は「110ハードトップ X-DYNAMIC SE D350」のみで、パワートレーンには3リッター直列6気筒ディーゼルターボを搭載する。商用車だからといって装備が簡素なわけではない。大型のセンターディスプレイをはじめ、20インチアルミホイール、メリディアンのサウンドシステム、白く塗り分けられたコントラストルーフなど、プレミアムSUVにふさわしい内容がそろう。今回の試乗車には、オプションのエアサスペンションパックも装着されていた。
走り出してまず印象に残るのは、その堂々とした外観からは想像しにくい軽やかな身のこなしだ。大柄なボディを意識させない素直なハンドリングに加え、路面の凹凸をしなやかに受け止める足回りも心地よい。試乗車に備わるエアサスペンションは、荒れた舗装路でも不快な突き上げを抑え、ゆったりとした乗り味をもたらしてくれる。タフなオフローダーでありながら、長距離を快適に移動できる懐の深さは、現代のディフェンダーならではの魅力といえる。