現場を知っているから、気づけることがある。
経験を重ねたから、提案できることがある。
電気工事や設備工事に携わってきた方が職場を選ぶとき。気になるのは、経験をどう活かせるか、どのような人と働くか、そして会社がどこへ向かっているかではないでしょうか。
株式会社西村電気工業所(
)は、静岡県と埼玉県を拠点に、電気・空調・太陽光の設備工事を手がける会社です。1958年に創業し、近年は「プロがプロらしく働ける会社」づくりを進めています。
元請けでの受注を増やす。
ガバナンスの視点を経営に取り入れる。
よい仕事をきちんと評価する仕組みを整える。
技術者の経験を尊重するために、会社として何を変える必要があるのか。西村電気工業所の考え方と歩みをお伝えします。
1958年創業。電気設備でくらしと産業を支える。
西村電気工業所は、1958年に「西村電気」として創業し、1973年に法人化しました。
電気は、人々が働き、学び、くらすために欠かせないものです。工場の設備を動かす。教室を照らす。家を明るくする。電気の工事はインフラの仕事です。
これまで、商業施設、工場、学校、旅館など、様々な施設の工事を手がけてきました。都立高校4校の太陽光設備工事も、その一つです。電気設備工事を含め、発電容量約300kWの設備に携わりました。
長く仕事を続けるには、積み重ねてきた技術と、その時々の設備や顧客の要望に応える力が必要です。受け継いだ技術を大切にしながら、新しい設備や仕事の進め方にも向き合っています。
「プロがプロらしく働ける会社」を目指す理由。
施工の職人は、図面を見たときや現場に立ったときに、多くのことを考えます。この部材で、その場所の環境に対応できるだろうか。機器の位置を少し変えれば使いやすくなるのではないか。段取りを工夫すれば、工事を進めやすくなるのではないか。そうした気づきを仕事に反映することが、技術者のやりがいにつながると私たちは考えています。
一方で、提案を実現するには、技術だけでは足りません。顧客と話し合える関係や、理由を説明する力、工事全体への責任も求められます。そこで私たちは、技術者が力を発揮できる環境を、受注や経営のあり方を含め、根本から整えようとしています。
プロは、相手の話を聞き、自分でも考え、その判断に責任を持ち行動する人です。会社には、技術者が良い仕事をできる環境をつくる責任があります。
元請け比率53%。技術者の提案が届く仕事を増やす。
2025年度、西村電気工業所の元請け比率は、案件数ベースで53%でした。
元請けの受注を増やしてきた理由の一つは、建物を使う人のことを考えた提案を、顧客へ直接届ける機会を増やすためです。
気づいた改善点を顧客に説明する。新たな設備や工事の内容について話し合う。合意を、実際の施工に反映する。私たちは、一連の仕事を自ら担える立場を大切にしています。これは元請けでなければできないことです。
元請け比率を増やすもう一つの理由は、利益を確保し、良い仕事をする人に報いるためです。
技術への敬意を待遇や職場環境に反映するには、それを支える経営が必要です。
提案する機会と、責任を果たす体制。その両方を整えることが、プロがプロらしく働ける、私たちの目指す会社につながっています。
見えない配線にプロの美意識が表れる。
壁や天井の裏は、工事が終われば普段は目に入らなくなります。それでも、配線や配管をどう納めるかに、仕事への姿勢は表れます。整然とした配線は、施工ミスがないかチェックしやすく、ショート火災の予防となります。
私たちが大切にしているのは、仕上がりの美しさと、そこに至るまでの仕事の進め方です。
要件を聞き取る。部材を決める。施工の手順を考える。現場は、私たち電気工事業者だけのものではありません。次に仕事をする業者さんのことまで想像して、整理整頓する。目の前の作業に集中しながら、その先にも目を向けます。
電気工事の面白さは、現場ごとに考えることがある点にもあります。例えば照明です。部屋のサイズが同じでも、部屋の使い方や使う人によって、適した明るさやスイッチの位置は変わります。
経験を重ねるほど、気づけることが増える。
その気づきを施工に反映し、使う人の役に立てる。私たちが「電気の美学」と呼んでいるのは、そうした仕事への姿勢です。
電気・空調・太陽光。経験を活かして仕事の幅を広げる。
西村電気工業所の事業は、電気工事、空調設備工事、太陽光発電設備工事の三つが中心です。
電気工事では高圧受変電設備や一般電気設備、弱電設備を扱い、空調工事では業務用・家庭用の設備に対応しています。太陽光発電設備に加え、蓄電池やEV充電設備なども手がけています。
複数の設備分野に関わる会社だからこそ、これまでの経験を活かし、仕事の範囲を広げる社員もいます。例えば、当社の埼玉Office統括責任者は、前職で太陽光発電の技術営業をしていました。2024年10月に当社へ入社し、現在は太陽光発電以外の電気工事にも携わっています。新しい分野では、社内の仲間や協力会社の職人に、謙虚に相談しながら知識を増やしています。持っている経験を活かしながら、できる仕事を一つずつ広げていくのです。
自分できちんと考える。そして知恵を借りる。
当社は社員への職場環境インタビューを行っています。
入社後の変化として挙げられるのは、自主性を持って仕事を進められるという声です。
お客様への対応から、設計・プランニング、現場に関わる業務まで、幅広い仕事を担っています。考えるのは、図面や工程だけではありません。設備を実際に使う人にとって、どのような配置や仕様がよいかまで検討します。
例えば、設計会社から指定された照明について、部屋の使い方を考えると暗いのではないかと感じ、別の提案をしたことがありました。自分の気づきが採用されることに、仕事の手応えを感じています。
担当できる範囲が広ければ、スケジュールの調整など、自分で判断する場面が増えます。幅広い裁量がプロらしく働ける環境の基盤になっています。
なお、わからないことは正直に、社内や協力会社に尋ねます。自分の考えを持ちながら、他の人の見方にも耳を傾ける。建設業は豊富な知見を持つ先達が沢山いる業界です。慢心せず正直に教えを乞う。その積み重ねが、プロがプロでありつづける秘訣と考えています。
協力会社30社、約120名。それぞれの専門性を持ち寄る。
西村電気工業所の仕事を支えてくれているのは、自社の社員と、30社・約120名の協力会社の皆さんです。
施工管理は、関係者と段取りをし、工事を完了まで進めていく統括の役割です。そのためには、それぞれが持つ専門性を理解し、対話する力が求められます。
長年現場を経験してきた職人には、部材の選び方や加工方法など、実践の中で培った知恵があります。当社の社員は、経験豊かな協力会社の職人に教えを乞い、仕事の幅を広げています。技術営業や設計を得意とする人。施工の技術を磨いてきた人。全体の段取りを考える人。それぞれの強みを持ち寄り、工事は完了に向かいます。
だからこそ、私たちは採用でも、職人や協力会社を尊重する姿勢を大切にしています。積み重ねに敬意を払い、誠実に話し合える関係を築いていきたいと考えています。
受注から代金回収まで。代表が大切にする経営の基本。
代表取締役の西村哲哉は、日本大学国際関係学部を卒業後、進路支援会社を経て、空調設備メーカーで約7年間、法人営業を経験しました。
顧客の相談に応じて提案を選び、技術的な判断が必要なときには専門家に相談する。コストが折り合わなければ、関係各所と調整する。さまざまな人の力を借りて、提案を形にする職種です。受注後の代金回収も重視されました。期日どおりに入金してもらうところまで責任を持つ。この経験が、現在の経営の考え方につながっています。仕事を請け、工事を完了し、利益を確保する。その積み重ねが、給与の支払い、設備への投資、次の仕事の準備に繋がります。
西村は2014年4月、当社に社員として入社しました。最初の1年は現場で手を動かして学び、その後、営業と施工管理を担当しています。顧客に向き合う経験と、現場で働く経験。双方を会社の経営に活かしています。
健全な経営のために。外部の知見を取り入れる。
西村が経営課題として挙げているのが、長年、家族中心で営まれてきた会社を、仕組みの組織へ変えることです。一般に、建設業界は中小企業の比率が大きく、ひとり親方の事業者も多数存在します。業界として、ガバナンスが鍛えられづらいという特徴があります。
当社は、プロがプロらしく働ける会社には、健全なガバナンスが必要と考えています。
具体的な取り組みの一つが、財務・経理に外部の視点を入れることでした。税理士法人の代表を務める方に外部監査役となっていただき、日頃から指摘や助言を受ける体制を敷きました。
自社だけでは気づけないことも、外部の専門家の目を通すと見えてきます。現場の判断に技術者の知恵が必要なように、経営にも専門的な知識を取り入れることが大切だと考えています。
西村自身も、社外の経営者と話し、気づいた課題について学ぶ時間を持っています。社員に成長を求める立場だからこそ、代表も学び続ける。その姿勢を、会社の運営に反映していこうとしています。
大型案件の受注に伴う施工管理体制の強化も現在の課題です。請ける仕事と、それを担う人や組織。ともに育てていく必要があります。
倉庫もシャワー室も。働く環境に投資する理由。
西村電気工業所は、2024年5月に本社を現在の静岡県富士市中之郷へ移転しました。
仕事に使う機材の保管環境も整えてきました。新設した大型の機材倉庫は、運搬車両も中に入れる広さがあります。工事器具をきれいに保管できる場所を確保しました。
道具や機材の扱いは、日々の仕事への向き合い方にもつながります。整理整頓の努力を個人に求めるだけでなく、会社として、場所を整えることも必要です。
事務所にはシャワールームや洗面設備も備えています。現場で汗をかいた後、仕事の合間に身だしなみを整えられる環境です。顧客や協力会社と清潔に向き合うための設備です。
現場を支える人がいる。事務連携とくらしへの配慮。
西村電気工業所の仕事は事務方にも支えられています。
伝票の入力やチェック、書類の整理、消耗品の発注、電話対応。設備工事を続けていくために必要な仕事を、事務スタッフが担っています。
2019年に入社した社員は、子育て期間を経て仕事に復帰しました。現在は本社で、他の事務スタッフと分担しながら働いています。仕事の引き継ぎも進めており、経験のあるスタッフが全体を見ながら、それぞれの担当を受け持っています。作業を続ける中で、会社の仕事のつながりが見えてきています。
日々、仕事を分担すること。気軽に話せる関係をつくること。そうした事務方の連携も、会社を支える大切な仕事です。
数字から見る、西村電気工業所の働く環境。
転職先を考える際には、会社の考え方とともに、実態も気になるものです。
私たちは会社の状況を数字で紹介しています。
・元請け比率:53%〔2025年度・案件数ベース〕
・離職率:0%〔2023〜2025年度〕
・賞与:年2回〔2025年度実績〕
・従業員数:6名
・男女比率:1:1
・協力会社:30社、約120名
・民間工事と官公庁工事の比率:8:2〔案件数ベース〕
当社は協力会社と連携し、さまざまな設備工事を手がけています。施工に携わる人、現場をまとめる人、事務所で支える人。それぞれの仕事がつながって動いています。
数字は職場を知る手がかりです。仕事内容や考え方も併せて読み、ご自身の経験を活かせる環境かどうかを考えていただきたいと思っています。
地域と会社の未来を重ねる。
私たちが掲げている理念は、「AKARUI未来を子どもたちに。」です。
西村が、次の世代や地域の未来をより強く意識するようになったのは、2021年に富士青年会議所の理事長を務めた頃でした。
福島県出身の西村にとって、静岡は生まれ育った土地ではありません。その地域で若い経営者たちと活動し、コロナ禍で思うように活動できない時期も経験しました。そうした経験を通じ、地域や社会に何を残していくか、長期の視点で考えるようになりました。
電気の仕事は、照明を通じて空間を照らします。そして、人々のくらしや、そこで営まれる仕事を支えています。
会社を続け、技術を受け継ぎ、しっかり施工する。
積み重ねで、次の世代がくらす地域を照らしていきます。当社の仕事は残り続ける仕事です。未来にも目を向けていたいと考えています。
よい仕事をしてくれる人に報いる会社へ。
西村電気工業所は仕組みを整えています。
その一つが、仕事の質と評価を結び付ける制度づくりです。
どのような仕事を求め、それに応えてくれた人をどう評価するのか。個人の感覚だけに左右されないよう、基準を明確にしていくことを目指しています。
建物を使う人に配慮した提案。丁寧な施工。周囲と協力して進める姿勢。プロらしい仕事を、評価にもつなげたい。そのための取り組みを進めているところです。
当社は現在、設備工事の施工管理を担う正社員を募集しています。
対象は、電気設備・空調設備・太陽光設備のいずれかで、現場施工の経験を持つ方です。施工管理経験者の中途採用に加え、施工経験を活かして施工管理に挑戦したい方も対象としています。現場で培った段取りや、職人とのコミュニケーション。その経験を、工事全体を進める仕事に活かしていただきたいと考えています。
ぜひ西村電気工業所を見に来てください。
自分の提案が届く仕事をしたい。
これまでの施工経験から、担当できる仕事を広げたい。
プロらしい仕事をしたい。
経営者の考えを知り、納得して働く場所を選びたい。
転職を考える理由も、仕事で大切にしたいことも、人によって異なります。
西村電気工業所は、技術者が誇りを持って働ける会社を、受注、経営、現場、職場環境のそれぞれからつくろうとしています。
これまで積み重ねてきた技術を、次にどこで活かすか。
選択肢の一つとして、私たちの仕事と、一緒に働く人たちを知っていただければ幸いです。ともにAKARUI未来をつくりましょう。
会社概要
社名:株式会社西村電気工業所
創業:1958年
法人設立:1973年
代表取締役:西村 哲哉
資本金:1,000万円
本社:静岡県富士市中之郷693-1
埼玉Office:埼玉県越谷市船渡124-1
主な事業:電気設備工事、空調設備工事、太陽光発電設備工事
企業サイト: