景色とふるまいでおもてなし。観光列車で行く冬の信州

2016.12.23 03:00
長野を出発してしばらく走り、千曲川沿いの線路を行くころには、建物の多かった車窓からの風景は一変。雪に覆われた田畑と山々による、一面の雪景色。雪の白と、黒く流れる千曲川とのコントラストは、冬にしか見られない幻想的な光景です。

週末と祝日限定の飯山線観光列車「おいこっと」の楽しみは、車窓からの景色だけではありません。約1時間の列車の旅には、週替わりで地元ならではの”おもてなし”もあります。

車内でふるまわれる野沢菜漬けを食べながら、沿線・木島平村出身の常田富士男さんのナレーションで沿線紹介。どこかで聞いたことのある、懐かしい声が旅情をかきたててくれます。他にも車内で「おいこっと」の記念撮影ボードと「すげぼうし」で写真を撮ったり、車内のモニターやパンフレットで地元の観光情報や見どころをチェックしたり、ただの移動時間ではなく、観光列車に揺られる時間も、旅の楽しさを満喫できますよ。

都会の列車では味わえない、ゆったりのんびりした時間を過ごせる旅。飯山駅からは野沢温泉までバスですぐ。冬の温泉で体を温めるのは、また格別!

長野までは新幹線の快適な旅を、長野からは「おいこっと」でのんびり旅を。今年の冬は、2種類の鉄道の旅を一緒に楽しんでみませんか?

「おいこっと」の旅が気になるあなたは、「さらに見る」を、ぜひチェックしよう。