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【世界初の認証制度】業務用凍結装置の性能認証を初めて発行
PR TIMES
2026.10.19 09:30
食品冷凍技術推進機構(FF Tech)
サラヤ・ゼロカラ・ホシザキの3社5機種が、統一基準による性能認証を取得
一般社団法人 食品冷凍技術推進機構(所在地:東京都港区、代表理事:鈴木 徹、以下「FFTech」)は、2026年3月9日に運用を開始した世界初※の「凍結装置性能認証制度」において、2026年9月1日付で初めて認証を発行し、9月中に3社5機種が認証を取得しました。認証を取得したのは、サラヤ株式会社、株式会社ゼロカラ、ホシザキ株式会社の3社です(五十音順)。
※2026年9月時点、FFTechによる公開情報調査に基づく
本制度は、業務用凍結装置の凍結能力を科学的根拠に基づく統一条件で実測し、第三者委員会の監督のもとで認証するものです。今回の認証発行により、凍結装置の凍結能力を統一された基準で示す取り組みが、初めて実際の認証として形になりました。
認証証書の見本
凍結装置性能認証制度とは
業務用凍結装置の凍結能力(どれだけの量を、どれだけの速さで凍らせられるか)は、これまでメーカー各社がそれぞれ独自の条件で測定した数値で示されてきました。そのためユーザーにとっては、装置どうしを正確に比較することが難しい状況でした。
こうした課題を解決するため、FFTechは2026年3月9日に「凍結装置性能認証制度」の運用を開始しました。業務用凍結装置の凍結能力を、科学的根拠に基づく統一条件で実測・評価し、認証する制度です。
-統一評価基準:食品の代わりに、どの試験でも同じように凍る試験用の疑似食品(テストパッケージ)を用い、同じ手順で凍結試験を行う
※テストパッケージ:牛肉の赤身に近い凍り方をするタイロースゲルを、厚さ2.5cm・500gの板状に包んだ試験用の疑似食品です。中心に温度センサーを差し込み、凍っていく様子を1秒ごとに記録します。食品のように個体差が出ないため、どの装置でも同じ条件で比べることができます。
-実運用に即した評価:メーカーが定める標準積載量(1回に凍結できる量)を入れた状態で試験し、実際の使い方に近い条件で凍結能力を評価する
-第三者委員会による監督:東京海洋大学 渡辺 学 教授を委員長とする有識者委員会が、評価手順の妥当性から制度全体の運用までを監督する
制度に基づく温度測定の様子
認証を取得した装置には認証番号が付与されます。メーカーは、認証マークと評価結果をカタログやウェブサイトに掲載し、ユーザーに示すことができます(表示方法は機構のガイドラインに従います)。
認証取得機種の概要
2026年9月中に認証を取得したのは、次の3社5機種です(五十音順)。いずれも、評価手順書に定める統一条件で実測した凍結試験データを審査し、制度の定める基準をすべて満たしていることを確認したものです。
-サラヤ株式会社 ラピッドフリーザー SF-20/SF-10/SF-5−30℃に冷却した専用のアルコールブライン液に、包装した食品を浸して凍結する液体凍結方式の装置です。処理量に応じて3機種があります。
>> https://pro.saraya.c…
-株式会社ゼロカラ 超高速凍結機 ZEROフリーザーM100−35℃のアルコールブラインに、包装した食品を浸して凍結する液体凍結方式の装置です。液中で食品を上下に揺動させる方式を採用しています。
>> https://zerokarainc.…
-ホシザキ株式会社 液体急速凍結機 HLF-2A−35℃に冷却した専用エタノールに、包装した食品を浸して凍結する液体凍結方式の装置です。庫内温度は−35~−10℃の範囲で調節できます。
>> https://www.hoshizak…
各機種の評価結果(標準積載量・MIG Time・FR Time)と認証証書は、FFTech公式サイトの認証取得機種一覧で公開しています(公開する内容は各社の方針によります)。
>> https://www.fftech.j…
認証結果の見方
認証結果では、次の3つの項目を示しています。
-標準積載量(kg):その装置で1回に凍結できる量として、メーカーが定める量。凍結試験はこの量を装置に入れた状態で行います。凍結時間は入れる量によって変わるため、MIG Time・FR Timeは必ず標準積載量とあわせてご覧ください
-MIG Time:テストパッケージの中心で、水分が氷に変わる区間(相変化)を通過する時間。この区間を速く通過するほど氷結晶が小さくなり、食品の品質を保ちやすくなります
-FR Time:テストパッケージの中心温度が10℃から−15℃に下がるまでの時間。冷却が始まってから、食品の中心まで凍りきるまでにかかる時間の目安です
MIG Time・FR Timeは、いずれも短いほど凍結が速いことを示します。あわせて標準偏差を表示することで、装置内の場所による凍結速度のばらつき(庫内ムラ)も可視化しています。
凍結パワー認定制度(星評価)について
認証結果を現場の担当者がひと目で比較できるよう、MIG Timeをもとに5段階の星で示す「凍結パワー認定制度」を併せて運用しています。MIG Timeが短いほど星の数が多くなり、20分以内の装置が最高評価の★5となります。
星評価は、凍結の速さを分かりやすく示すための目安です。下記の留意点とあわせ、装置選定の判断軸の一つとしてご活用ください。
認定は、認証取得企業からの任意の申請により行います。
認定を受けた装置には、星の数を示す「凍結パワー認定マーク」の使用が認められ、すでに認定を受けてマークを表示できる機種もあります。機種ごとの認定結果は、FFTech公式サイトの認証取得機種一覧に掲載しています。
認証結果をご覧いただく際の留意点
本制度の数値は、同じ試料・同じ手順で「凍結の速さ」を測ったものであり、装置の総合的な良し悪しを示すものではありません。
今回認証を取得した5機種は、いずれも冷却した液体に食品を浸して凍結する液体凍結方式の装置です。本制度は、エアブラスト式など他の凍結方式の装置も対象としています。
凍結装置には、装置ごと・冷却方式ごとに異なる特徴があり、凍結できる食品の形態や運用の手間、導入・運用にかかる費用なども異なります。凍結時間が長い(星の数が少ない)ことが、凍結装置として劣っていることを意味するものではありません。
本制度は、装置の凍結能力を同じ物差しで示すことで、ユーザーが装置の特徴を正しく理解し、自社の用途・食品・設置環境に合った装置を選べるようにすることを目的としています。
代表理事コメント
「凍結装置の凍結能力は、これまで各社がそれぞれの条件で示すほかなく、ユーザーが装置を比べる共通の物差しがありませんでした。今回、統一された条件で測定した結果にもとづく初めての認証をお届けできたことは、凍結技術を科学的に正しく評価し、社会に伝えていくための大きな一歩です。制度の立ち上げにご協力いただいたコンソーシアム各社、第三者委員会の先生方に深く感謝申し上げます。今後も対象となる装置の方式を広げ、ユーザーが自社に合った凍結装置を選べる環境づくりに取り組んでまいります。」
一般社団法人 食品冷凍技術推進機構 代表理事 鈴木 徹(東京海洋大学 名誉教授)
今後の展開
- 認証取得機種の一覧は、FFTech公式サイトの認証制度ページに掲載し、認証の発行に合わせて随時更新します
- 現在審査中の申請についても、順次認証を発行してまいります
- 2026年度中に、トンネルフリーザー等の「連続式凍結装置」を対象とした評価基準の策定を進めています
- モデル食品を用いた「氷結晶サイズ」「ドリップ量」「テクスチャー」の数値化による食品品質評価の統合を目指します
参画コンソーシアム企業
本制度の立ち上げには、以下8社が先行参画企業として主導的な役割を果たしています。
フクシマガリレイ株式会社、タカハシガリレイ株式会社、株式会社コガサン、サラヤ株式会社、日本酸素株式会社、株式会社前川製作所、株式会社ゼロカラ、ホシザキ株式会社(順不同)
認証制度へのお申し込み・詳細について
「凍結装置性能認証制度」の申込方法、評価内容、必要書類などの最新情報は、FFTech公式サイトにてご案内しています。個別のご相談(対象装置の確認、試験条件、スケジュール、費用感の整理など)も受け付けています。
>> https://www.fftech.j…
一般社団法人 食品冷凍技術推進機構(FFTech)について
食品冷凍技術に関する科学的知見を深め、社会に届け、その正しい価値と活用方法を広めることを目的に、東京海洋大学名誉教授の鈴木徹を代表として2023年に設立された団体です。
本件に関するお問い合わせ先
名称:一般社団法人 食品冷凍技術推進機構(FFTech)
所在地:〒108-8477 東京都港区港南4-5-7 東京海洋大学 7号館107号室
URL:
>> https://www.fftech.j…
E-mail:info@fftech.jp
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