住宅建築の道を極める仲間を増やす、そんなブランドをつくる――。
静岡市で新築・リノベーション・不動産事業を手掛ける株式会社住家(本社:静岡県静岡市、代表取締役:梅原 薫)は約1年かけてリブランディングプロジェクトを進め、2026年9月にブランドをローンチしました。
『つくる人をふやす』をミッションに掲げ、住宅をともにつくる仲間、静岡を盛り上げる企業を目指します。
9月16日(水)には、静岡市清水文化会館マリナート(静岡県静岡市清水区)にて新ブランドのローンチイベントを開催。今回のプロジェクトにご協賛いただいた取引先企業様や住家社員の約120名が参加し、晴れやかに新たな一歩を踏み出しました。
大切にしてきた言葉「つくる人をふやす」を、ミッションに
住家が新たなブランドミッションに掲げた「つくる人をふやす」。
これは、以前から経営理念や採用の場で大切にしてきた言葉です。今回のリブランディングでは、あえて同じ言葉を選び、「つくる人」の意味をより広く、深く捉え直しました。
伝統建築の技術継承から始まった住家の創立背景も踏まえ「家づくりのプロを育てる」という意味に加え、お客様もまた自らの幸せな暮らしをつくる人であり、社員や地域の仲間は未来をつくる人である。というその一人ひとりと歩む覚悟を、ミッションとして明確にしました。
新しいロゴマークも、その考えを形にしています。三角形を組み合わせたデザインは、確かな性能と安心感を表現。中央の円は「つくる人」を象徴し、人と人がつながり、その輪が多方向へ広がっていく姿を表現しました。ブランドカラーには、鮮やかな青みを帯びた紫を採用しています。
夫婦二人で切り拓いた道を、スタッフ全員が拓く道へ
当社代表の梅原は、大工であった父の影響を受け、自身も伝統建築を受け継ぐ大工出身です。その伝統建築を次世代へつなぎたい、素晴らしい技術で施工した良い住宅を広めたいという思いで住家を2014年に創業しました。
住家という社名には、「住」という漢字に着目し、「人」が「主」(主人公)である舞台である住まいをつくろうという想いが込められています。
取締役の梅原沙織と夫婦二人三脚で進んできた住家。スタッフも現在は30人ほどまで増えたタイミングでのブランディングでした。
「つくる人をふやす」というミッションに基づくステートメントには、住まいづくりを、一つの「道」として捉えました。
技術だけでなく、心のあり方や行動も磨き、人が主となる住まいを追求し続ける。住家はその終わりのない歩みを「住道(じゅうどう)」と定めました。社員、職人、パートナー企業の一人ひとりが、自ら考えるつくり手として、ともに歩むための考え方です。
ブランドローンチイベントでは、華道家・大谷美香氏の作品を展示
ブランドローンチイベント会場で来場者を迎えたのは、
による、木材と花々を組み合わせた作品。このイベントのために、制作いただいた華道作品です。
こちらの作品は、住家の新しいロゴマークに着想を得て制作されました。
ロゴの中央にある円は「つくる人」を表し、そこから人と人のつながりが広がっていく姿を描いています。人と人がつながり、そこから新しいものが生まれていく。その思いに共感した大谷氏は、ロゴの幾何学的なイメージを生け花に取り入れ、周りにつながりが広がっていく様子を表現しました。
カラーは、住家のブランドカラーである青みがかった紫と、光をイメージした黄色。新たなブランドに光が差し、輝く様子を表しています。
オープニングのトークセッションでは大谷氏に梅原取締役がインタビュー。華道を歩み続ける大谷氏に「道」への思いを尋ねました。
大谷氏は、「長年続けていても、まだ道半ば。つらい時にも半歩、一歩と進み続けることで、それまで見えなかった世界が見えてくる」と語りました。
大谷氏の言葉に、梅原取締役は住まいづくりとの共通点を見いだします。
お客様の暮らしや求めるもの、家のつくり方が変わる中で、その時々を新たなスタートラインとして前へ進む。仲間とともに「住道」を歩むとは、そうした姿勢を持ち続けることでもあるのです。
最後に大谷氏から住家への温かな言葉も寄せられました。
「社員と代表・取締役が、まるで家族のような会社。生け花に生け手の気持ちが表れるように、その温かさは、住家がこれからつくる住まいにも反映されていくはず」と、期待を語りました。
岩前篤氏との特別トークセッション ―住まいの性能が支える、健康と豊かな暮らし
住まいづくりの道を歩み続けることで、どのような暮らしを届けたいのか。イベントでは、ゲストに迎えた断熱・住環境研究の第一線で長年研究を続ける岩前篤氏(※)(ウムヴェルト建築総合研究所 主宰/元 近畿大学副学長・建築学部教授)と梅原代表のトークセッションを通じて、住まいが支える健康と、その先にある豊かさを考えました。
(※)岩前篤氏は、住宅の断熱性能と健康・快適性の関係について長年研究を重ねてきた研究者。高断熱住宅の研究・普及を推進するHEAT20(現・みらい建築・住宅研究機構)では、評価手法WGや検証WGの主査などを歴任し、住宅の断熱性能の評価や、高断熱化が居住者の健康・快適性に与える影響について研究・検証を続けてきた。また、国土交通省の補助事業による断熱性の高い住宅の設計ガイドに関する検討委員も務めるなど、住宅の断熱・温熱環境研究を長年牽引している。
心が求めるものと体が求めるものは、時に違う
岩前氏が強調したのは、心地よいと感じることと、健康を支えることは同じではないという視点です。感覚だけで住まいの価値を語らず、そこで暮らす人の身体を支える環境まで考える。そのために、断熱・気密に加え、換気や間取りを含めて住まいを捉える必要があると説きました。
講演では、約2万4千人を対象とした健康調査も紹介されました。岩前氏によると、転居先の住宅の断熱性能が高いほど、咳やのどの不調、皮膚炎などの症状が出なくなった人の割合が高い傾向が見られたといいます。2010年に発表したこの調査から、断熱の価値を、省エネや快適性に加えて健康の維持・改善という面からも捉えるようになったと説明しました。
室温と健康の関係については、2018年のWHO(世界保健機関)のガイドラインにも言及しています。同ガイドラインは、温帯や寒冷な地域の寒い季節に、一般の人々の健康を守る室温の目安として18℃を示しています。
岩前氏が紹介した「フローリッシング」は、身体の健康だけでなく、心の豊かさや社会全体の繁栄まで視野に入れる考え方です。住まいは、人が元気に暮らし、自分の人生を育んでいくための土台。その土台を整えることに、住宅会社の役割があります。
講演では「美」にも話が及びました。睡眠や運動で人を整えることと、インテリアやアート、花で住まいを整えること。その両方が心を豊かにし、暮らしに良い循環を生むという話は、会場を彩る大谷美香氏の作品とも重なります。
住家にとっても、高性能住宅への取り組みは、住宅会社として欠かせないものです。代表の梅原は、断熱等級7の標準化に向けて取り組みを始めていたこと、そして自社の考えと重なる「
良い住まいと良い仕事が地域の未来をつくる
話題は、地域の未来へ。岩前篤氏が地域活性化の核として期待を寄せるのは、健康で心豊かな暮らしを支える地域の住宅会社です。
良い住まいを増やすこと、良い仕事を増やすこと、そしてこの地で豊かな暮らしを営む人を増やすこと。暮らしの健康や経済について理解を深める人を増やすことも、地域の住宅会社が担える役割の一つだといいます。
一人ひとりが「つくる人」になるために
住家という会社は、スタッフや職人、パートナー企業の皆様全員で、それぞれの技術と感性を持ち寄る「道」になりました。その先に住家が描くのは、住宅業界で共に学び、高め合う仲間が増え、静岡で自らの幸せや豊かさを「つくる」お客様が増えていく未来です。
そのために、性能を追求し、デザインにも妥協せず、高品質な住まいを提供し続ける。お客様の思いに真摯に向き合い、より良い方法を問い続ける。新ブランドに込めた覚悟は、一棟一棟の家づくりと、一人ひとりの行動で形にしていきます。
「つくる人をふやす」。住家はこのミッションのもと、住まいをつくる喜びを仲間と分かち合いながら、その先にある静岡の豊かな暮らしを、共につくっていきます。
■会社情報
「つくる人をふやす」を経営理念に掲げ、お客様が主人公として楽しめる家づくりを提案する注文住宅会社。静岡市・焼津市・藤枝市・島田市・牧之原市・榛原郡吉田町・富士市・富士宮市を施工エリアとして展開。建築家による完全自由設計と、断熱等級7・耐震等級3・HEAT20 G3という国内最高水準の住宅性能を組み合わせることで、「本物のデザイン」と「真の快適さ」を同時に実現する家づくりを提案し続けます。
所在地 :静岡県静岡市駿河区大谷2丁目25-24
代表者名:代表取締役 梅原 薫
創業 :2014年(平成26年) 2月
URL :
事業内容:新築施工 /リノベーション・リノベーション / 土地 / 不動産