産地によって味や大きさが変わる冬の味覚、牡蠣。中でも能登半島の七尾西湾で養殖される「能登かき」は、全国の食通を唸らすブランド牡蠣として知られています。
肉厚で甘味が強く、小粒ながら味と風味の良さが人気の能登かき。通常の牡蠣が収穫まで2~3年かかるところ、能登かきは1年ほどで出荷。その理由は、世界農業遺産にも認定された周辺環境の良さが関係し、エサとなるプランクトンが多いことから、牡蠣がよく育つ漁場として古くから栄えています。
夏に旬を迎える「岩牡蠣」と違って、能登かきは冬が旬の「真牡蠣」。岩牡蠣に比べると小ぶりですが、うま味はギュッと凝縮され、より濃厚でクリーミーな味が特長です。食べ方もバリエーション豊富で、生・蒸し・焼き・鍋・牡蠣フライなど、それぞれの料理で違った香りや食感が楽しめるところも牡蠣の醍醐味です。
そんな能登かきを味わい尽くすなら、現地まで足を運んでみるのがおすすめ。七尾西湾のある七尾市では、収穫したての能登かきがすぐに食べられるだけでなく、1月からは市をあげての「七尾湾 能登かき祭」も開催され、全国から多くの牡蠣ファンが集まってきます。
さらに、七尾市には全国有数の温泉街のひとつ「和倉温泉」があり、旅の疲れを体の芯から癒すこともできます。列車を利用するなら、現地までの往復きっぷ、宿泊、そして石川グルメがセットになった旅行プランがおトクです。詳しくは「さらに見る」から!