さらにLISAによる栽培では、慣行栽培と比較して大麦1tあたりの温室効果ガス排出量を約100kg削減できると試算しています。化学肥料の使用は温室効果ガス排出の要因の1つであり、肥料に含まれる窒素由来の排出は世界全体の温室効果ガス排出量の2.1%を占めるとされています(注8)。本研究成果はビール原料の品質維持と環境負荷低減の両立を可能にするものであり、当社が掲げるFLAG(Forest, Land and Agriculture)Scope1・3温室効果ガス排出量削減目標の達成に向けた取り組みと位置付けています(注9)。また気候変動への「適応」を目指して開発された「Dual-S大麦」に、今回の研究結果によって環境負荷を低減する「緩和」にも貢献できる可能性が示されたことは、大きな前進です。