大人が子どもの「違い」を理解し、個性を大切にできる社会へ。発達障害当事者・絵本作家よりみちさんをお招きし、子どもたちと保護者・先生が『違いを体験する一日』を届けます。違うことは、悪いことですか?
私たちは、ときどき「違い」を怖がります。
みんなと違う。思った通りにできない。分かり合えない。
でも、本当にその違いは、なくした方がいいのでしょうか。
違うから面白い。
違うから強くなれる。
違うから、誰かに救われることもある。
2026年11月3日、大阪府茨木市で開催される
「いばらき地域まるごと多様性フェス ちがいがまざる日〜ダンスと体験で出会う〜」
その一角で私たちは、作家・絵本作家・アーティストのよりみちさんと一緒に、子どもから大人まで参加できるラップアートを届けます。
好きな色を選び、ラップの上から触れると、色と色が少しずつ混ざっていく。
同じ材料でも、出来上がる作品は一つひとつ違います。
色が混ざる。
人が混ざる。
違いが混ざる。
そんな「違い」を、楽しみながら体験する一日をつくります。
今回、実現したいこと
会場は、茨木市文化・子育て複合施設「おにクル」7階。
主催は茨木地域多様性フェス実行委員会、茨木市・茨木市教育委員会の後援で開催されるイベントです。
私たちは東京からよりみちさんをお招きし、未就学児から大人まで、障がいの有無にかかわらず参加できるラップアート体験を実施します。
体験時間は1回約20分。
完成した作品は持ち帰っていただく予定です。
さらに、その一日を約30分のドキュメンタリー映画として残します。
イベントに来られなかった方にも、この日生まれた出来事や「違い」について考えるきっかけを届けたいと思っています。
よりみちさんとの出会い
よりみちさんは、幼少期から生きづらさを感じ、中学校では不登校を経験されています。
そんな中、画家の先生との出会いをきっかけに絵画表現に触れました。
その後、会社員として働きながらアート制作を再開。
2023年には鎌倉で初個展を開催し、2024年にはXのフォロワーが1万人を突破。
2025年には大阪でアート展や講演活動を行い、2026年には、
自伝『発達障害のよりみちが、それでも生きる理由。』
絵本『よりみちが生まれた日』
を刊行されています。
私がよりみちさんと出会ったのは、2026年5月。
発達障がいをテーマにした交流イベントに参加していただいたことがきっかけでした。
そのとき話されていた、
「これまでお世話になった方々に、自分の活動を通して恩返しがしたい。」
という言葉が強く印象に残っています。
福祉関係者や先生方の反応を嬉しそうに見ていた姿も忘れられません。
よりみちさんは、「違い」を外側から語るだけではなく、自分自身が人との違いに悩み、その経験を絵や言葉へ変えてきた人です。
だからこそ、よりみちさんだから伝えられる「違い」がある。
そう感じ、今回一緒にこの一日をつくることになりました。
【写真】(株)4U styleが共同主催した福祉イベント「福祉のつながりを紡ぐ交流会」(2026.5.21東京葛飾区)
ラップアートで「違い」を体験する
ラップアートは、画用紙に絵の具を置き、その上を透明なラップで覆って楽しむアートです。
ラップの上から、
押す。伸ばす。混ぜる。
好きな色も違えば、触り方も違う。
同じ材料を使っても、完成する作品はすべて違います。
そこに「正しい作品」も「間違った作品」もありません。
子どもたちには、まず
「楽しかった!」
と帰ってもらえたら、それでいいと思っています。
その横にいる大人が、
「同じようにつくっても、こんなに違うんだ」
「違うって、こんなに自然なことなんだ」
と少し感じてくれたら嬉しいです。
※掲載画像はイメージです。当日のラップアートは、現在よりみちさんと企画中です。どんなアート体験になるのか、ぜひ当日を楽しみにお待ちください。
変えるべきなのは、その子でしょうか?
以前、私が学習塾で働いていたときのことです。
夏期講習の日、小学6年生の男の子が、お母さんに引っ張られるように教室へやってきました。
ぎょっとするほど激しく抵抗していて、とても授業を始められる状態ではありませんでした。
でも話を聞いてみると、勉強が嫌なのでも、塾が嫌なのでもありませんでした。
本人が納得できなかったのは、
「自分の知らないところで予定を決められていたこと」
でした。
その強いこだわりに私もお母さんも驚きました。
そこで本人と一緒にスケジュールを組み直し、お母さんにも、
「宿題をしたの?」と確認する言葉ではなく、
「今日はどんな予定なの?」と、本人に決定権があることが伝わる関わり方を提案しました。
お母さんは、それを家庭で続けてくださいました。
すると、その後その子は夏期講習を一度も休まず、遅刻もせず、宿題も忘れずに、むしろモチベーション高い状態でその夏を終えました。
その子自身を変えたわけでも、その子が劇的に変わったわけでもありません。
周りの大人たちが、その子の「違い」を理解し、関わり方を少し変えた。
それだけで、その子が持っていた力を発揮できる環境ができました。
これは子どもだけの話でも、障がいがある人だけの話でもありません。
私たちはみんな、それぞれ違います。
だから、違いをなくすのではなく、その人を知り、その人が力を発揮できる環境をつくることが大切だと考えています。
この一日を、映画として残したい
11月3日の体験を、その日だけで終わらせないために、約30分のドキュメンタリー映画を制作します。
そして映像制作は、大阪茨木市にある就労継続支援B型事業所「すずらん」の皆さまへお願いする方向で進めています。
制作費の一部は、制作に関わる障がいのある方々の工賃としてお支払いされます。
私たちは「障がいについて考えるイベント」をつくるだけではなく、
つくる過程そのものにも、いろいろな人が仕事や役割を持って参加できるプロジェクトにしたい。
そう考えています。
体験する人。
アートを届ける人。
映像をつくる人。
運営する人。
そして支援してくださる人。
いろいろな人が混ざりながら、一つのものをつくります。
なぜ、クラウドファンディングなのか
今回、よりみちさんを東京から大阪へお招きし、子どもたちにラップアート体験を届け、その一日をドキュメンタリー映画として未来へ残します。
これらを実現するため、30万円を目標にクラウドファンディングを実施します。
私たちが大切にしたいのは、子どもや保護者ができるだけ参加しやすい形で、この体験を届けることです。
そのために必要な費用を、プロジェクトの想いに共感してくださる皆さんと一緒につくれたらと考えています。
そして、私たちが集めたいのは、資金だけではありません。
もう一つ、大切な目標があります。
100人の応援団と出会うこと。
500円から支援する。プロジェクトを誰かに伝える。11月3日のイベントに参加する。企業や事業所として応援する。
関わり方は、それぞれでいいと思っています。
このクラウドファンディングをきっかけに、「違いをなくすのではなく、違いを知り、活かせる社会をつくる」ことを一緒に応援してくださる仲間と出会いたいと思っています。
こども未来プロジェクトについて
この企画を立ち上げた、株式会社4U style代表の宮本夏樹(ろく)です。
このプロジェクトに込めている想いを、少しだけお話しさせてください。
私はこの13年間、教育や人材育成に携わり、対話や授業、研修、チームづくりを通して、人が成長する環境づくりに関わってきました。
現在は「4Types」を通じた自己理解・他者理解を軸に、企業・学校・福祉・スポーツなどで活動しています。
その中で、ずっと感じてきたことがあります。
人は、「本人が変わること」だけで成長するわけではない。
周りがその人を知り、関わり方や環境を少し変えるだけで、それまで「できない」と思われていた人が、驚くほど力を発揮することがあります。
だから私たちが大切にしているのは、
「人を変える」のではなく、その人が持つ力を発揮できる環境を整えること。
発達障がいがあるかどうか。子どもか、大人か。支援する側か、支援される側か。
その前に、私たちは一人ひとり違う「人」です。
違いをなくすのではなく、違いを知り、活かせる場所を増やしていく。
それを講座や研修だけではなく、もっといろいろな形で社会に届けたい。
その想いから始めるのが、**「4U style presents こども未来プロジェクト」**です。
今回のラップアートを第1弾として、これから教育、福祉、スポーツなど、さまざまな場所へ。
一人ひとりの「違い」が、力に変わる環境を増やしていきたい。
この一日を、その最初の一歩にしたいと思っています。
最後に
違うことは、悪いことですか?
違いによって悩むこともあります。
分かり合えないこともあります。
だから、違いを何でも「素晴らしい」と言いたいわけではありません。
でも、
違うから面白い。
違うから強くなれる。
違うから、誰かに救われることもある。
11月3日。
色が混ざり、人が混ざり、違いが混ざる一日をつくります。
そして、その一日を映画として、その先へ届けます。
この考えに少しでも共感していただけたら、ぜひ無理のない形で、このプロジェクトの仲間になっていただけたら嬉しいです。
ご縁を、勇気に変えて。
100人の仲間と一緒に、ここから「こども未来プロジェクト」を始めます。
あなたの応援を、お待ちしています。